5年ぶりに椅子を新調しました、Kouです。
椅子はデスク作業をする上で、身体に触れる時間が一番長いモノ。一番重要な製品です。
最近デスク周りを見直していて、何か良いものはないかなーとずっと探し回ってました。
色々探し回って試座をしまくった結果、一番気に入ったのは、かのハーマンミラーの「セイルチェア」。
この特徴は、以下の通りです。
- Yタワー構造と樹脂メッシュの洗練されたデザイン
- フレームレスの3Dインテリジェントバックが仙骨と背骨をサポート
- 座面は布張りでやや横幅が広め
- 高さ調節、座面奥行・前傾チルト調節など多機能なオフィスチェア
- フルアジャスタブルアームは、肘掛けの高さ調節だけでなく左右角度の調節も可能
特に、樹脂メッシュの洗練されたデザインが目立つ、かなり人気のオフィスチェアとなっています。
10万円する椅子を購入するのは初めての経験でしたが、せっかくなので良いモノを買おうと思って、「フルアジャスタブルアーム+C7キャスター」の最上級のモデルを購入!
購入して3ヶ月以上経ちましたので、レビューを通じて、使用感をお伝えしたいと思います。
もくじ
椅子を選ぶに当たって考えたこと
僕がデスク周り見直しで椅子を選定するにあたり、ポイントとしたのは以下の通りです。
- 背もたれが低く、デザイン性の良い椅子
- 角度調節やサポートする機能など座り心地の良さそうな椅子
まず、1.について、なぜ背もたれが低い椅子を選びたかったかというと、これまでAKRacing Nitroというゲーミングチェアを利用していたためです。
このAKRacing Nitroは、5年前に買って、以来その座り心地がとてもよくずっとしていたのですが、インテリア的に圧迫感があるのが気になっていました。

インテリア的に空間が狭く見えるのが気になることや、デスクセットアップする上でもどうもスッキリせずに、背もたれが低く、その中で座り心地の良い椅子を検討しました。

次に、2.ですが、この身体をサポートする機能ができる限り多いと、重宝します。
機能面で特に重視したのは、色んな姿勢を取れるか否かです。
あぐらをかけたり、少し休憩したりと、チェアの上で快適に過ごせる椅子を探し求めていました。
背もたれが低い椅子だと、なかなか上記2つのポイントに当てはまることがなかったのですが、これにハマったのがセイルチェアでした。

では、どういった点がハマったのか、その詳細についてレビューしていきたいと思います。
セイルチェア レビュー
早速、セイルチェアについてレビューをしていきます。
メッシュ×Y字フレームの背もたれのデザインが最高!
もうなんといってもコレ。セイルチェアはそのデザインに惹かれて、購入したと言っても過言ではありません。
その特徴は、一目でわかりますが、背もたれのメッシュとY字のフレーム。
これは、「3Dインテリジェントバック」と名付けられ、吊り橋の工学原理を応用して作られたもので、吊り橋の下を渡るヨットのイメージでデザインされています。
とても洗練されていて、ナチュラルさも感じられる。ゆったりとしたデザインが特徴的。

また、樹脂製のメッシュは、普通の椅子に比べて通気性が優れています。
そのため、暑い日でも涼しげになるのが良い感じ。私は、以前ゲーミングチェアの分厚いレザー張りのチェアを使っていたので、その軽快さに驚きました。
また、何より良いのは、セイルチェアをデスクに収めた時の、その景観です。
座面が低く、網目状となっているので、遠目から見た時にもデスク部分が見えて、空間に浸透しやすいんです。

なんというか、軽快にデスク作業に入れる椅子っていう印象で、気持ちよく作業に取り掛かれます。
背もたれにもたれかかった時の心地よさが抜群に良い
前章で3Dインテリジェントバックのデザイン性を中心に述べましたが、この背もたれは、もたれかかった際の心地よさも最高なんです。
この背もたれは、リクライニングの範囲設定レバーで3段階に調節することができます。

この時の樹脂メッシュの弾力のある、柔らかすぎないクッション感が絶妙。ハンギングチェアにもたれかかるような、ゆったりとした感覚もあります。
これが、ちょっとしたストレッチで背伸びして休憩をする際にかなり快適で、気に入っているポイントの一つです。

僕はまだ買えてませんが、フットレストがあるとより快適になると思います。
ただし、後傾の角度は浅いため、スツールなどを用いて完全に寝るようなことはできません。
ちょっとした休憩をする際には、理想的な角度だなという感じです。
前傾までできる機能が便利
セイルチェアはかなり多機能で、好みの姿勢に合わせて細かく設定が可能です。


色々な調節が可能なのですが、その中でも最大の特徴は、「前傾」機能があることです。
これは、他社の椅子には中々なくて、セイルチェアでぜひ試してみたかった機能。
というのも、私はモニターを凝視する癖があり、若干猫背で作業することが多いのですが、この時に普通のチェアだと、背もたれが腰に付かなくなるんですよね。
この姿勢で作業していると、支えがないために、背中〜腰回りが疲れてしまいます。
セイルチェアは、10度程前傾ができるので、この姿勢でも背中に支えができ、疲れにくいのが良いポイント。


オプションのランバーサポートは、普通に座っていると効果が薄い感じもしますが、前傾と組み合わせる時には、背骨をよりしっかりと支えられるのが良い感じです。


クッションとか挟まなくても、それと同じような感覚になるのが良い感じ。
ついでにいうと、座面のサイズもそこそこあり、座面を任意の位置で調節できるので、椅子上で楽にあぐらをかけるのも、けっこう快適。
行儀は良くないですが、快適です笑


機能は、他にもあるので後述しますが、特に上記前傾機能があることが、セイルチェアのお気に入りポイントです。
肘掛けの前後と幅も調節できるフルアジャスタブルアームがおすすめ
セイルチェアには、「高さ調節アーム」と「フルアジャスタブルアーム」の2パターンがあります。
このうち、多少価格が上がっても是非おすすめしたいのは、「フルアジャスタブルアーム」です。
「高さ調節アーム」だと、文字通り高さの調節のみしかできないのですが、フルアジャスタブルアームの場合、肘掛け(アームパッド部分)を前後左右に調節することができます。

通常、デスクでキーボードを叩く場合、腕がデスクに対し直角になるのではなく、ハの字の形になるかと思います。

フルアジャスタブルはこの態勢でも、アームレストできる範囲が広い。
フルアジャスタブルアームは、このハの字の形を作ることができ、前後にも稼働することで、腕全体を乗せやすいんです。


腕をしっかり乗せられると、腕や肩の疲れが減るのが実感でき、肩こりもしにくくなさそうだなぁと感じます。
人によって最適な角度や長さがあると思うので、これを微調節できる「フルアジャスタブルアーム」の方をおすすめします。
僕は予算的には、10万位内に納めたいなぁと思いつつも、Twitterでお知り合いのKTimeさんのレビューを参考に、奮発してフルアジャスタブルアームを選択してみました。
結果的にものすごく満足しています。

構造上、ヘッドレストがないので首周りは疲れやすい
セイルチェアは、あくまで普通のオフィスチェアであり、その構造上ヘッドレストはありません。
そのため、ヘッドレストありのチェアと比べると、首回りが疲れやすいです。
僕は、以前頭部までをカバーする、ゲーミングチェアに座っていたので、この点は少し気になりました。
とはいえ、基本姿勢がほとんど前傾のため、横になる以外の用途ではヘッド部分を使わなかったので、実用上は問題ないという感じです。
これは、上位モデルのアーロンチェアにも無いため、それが必要に感じる場合は、ヘッドレストありのチェアを利用した方が良いです。
僕の場合は、先述の通り座面の低いチェアでインテリア面も考慮したこと、前傾することが多いので、ヘッドレストなしでも特に支障は出ませんでした。
メッシュ部分にホコリがたまりやすい
最後に、セイルチェアのメッシュ部分は、ホコリが溜まりやすいので注意です。

メッシュ状の構造(空洞ができている)のため、仕方のない部分かなと思います。
この点はダスターや、持っていればハンディークリーナー、などでこまめに掃除をすると良いです。
私は普通のダスターや、書き出しにくいところは、ちょっと雑ですがエアダスターで掻き出して掃除しています。


レビューまとめ
セイルチェアは、特にそのデザイン性と前傾機能があることが特にお気に入りです。
これを置いてから、インテリア的な意味でも空間がより広く映える写りとなり、居心地のよい作業環境となりました。
最後に、このチェアをおすすめできる人、できない人をまとめます。
- ヘッドレスト付きのチェアが欲しい方(特に首周りのサポート必須な方)
- インテリアにこだわりのある方
- ゆったりとした座り心地を求める方
- 前傾姿勢で作業することが多い方
- 通気性の良いチェアがほしい方
以上です!
セイルチェア レビュー
セイルチェアは、モダン家具で著名なハーマンミラー社が発売するデスクチェア。橋の下を通過するヨットのイメージを基に作られた背もたれのYタワー構造と樹脂メッシュの洗練されたデザインが特徴的。機能も前傾や肘掛けの微調整ができるなど多機能で、少し休憩するのにメッシュにゆったり寄りかかれるのもお気に入り。座り心地が良く、デザイン・値段・機能のバランスに優れた逸品!
メリット
デメリット