スマートロックといえば、スマホを家の鍵がわりにできる製品。
外出するときによく「家の鍵がない!(笑)」となる私にとってはとてもありがたい製品です。

Kou
完全なキーレスとは行かないまでも、いちいち鍵を取り出す手間も省けてとても便利!
これまでスマートロックはお高い製品ばかりだったのですが、Wi-Fiアクセスポイント含めても「2万円以下」で購入できちゃうセサミmini(SESAME mini)はとてもコスパが良いです。
しかもこの製品、値段が安いだけではなく以下の特徴があり、とても使い勝手が良い製品なのです。
- 日本の住宅事情にあった製品設計
- 工事不要、両面テープで取り付けるだけの簡単設置
- Amazon Alexa、Google Assistant、Siri、IFTTTに対応など豊富な機能性
早速レビューを通じてその魅力をお届けします!


セサミminiは、機能豊富でコスパ最強のスマートロック。コンパクトで着せ替えも可能なその形状は、インテリア面でも収まりが良い。マルチデバイス対応・音声アシスタント対応により、あらゆるデバイスから様々な仕組みづくりも可能で、外出・帰宅・来客時のストレスが大幅に減る魔法のスマートロック!
メリット
- 設置が簡単
- マルチデバイス対応
- 機能がかなり豊富
- 相場より安い
デメリット
- 操作音が気になる
- 手ぶらで解錠には期待しすぎない方が良い

管理人:Kou
コスパ最強のスマートロック!
もくじ
早速設置してみた!
本体の設置について解説していきます。
本体の設置
DIY的な雰囲気のあるデバイスですが、実際の設置はとっても簡単です。




このように、設置と言っても両面テープで貼り付けるだけで簡単です。
ちなみに、もし家の鍵タイプが特殊でうまく取り付けられなかったら、公式に問い合わせてみましょう。


Kou
無料でここまでしてくれるとは…メーカー(CANDY HOUSE社)さんの配慮が素晴らしいですね!
アプリの設定
本体を取り付けたら、あとはスマホアプリで設定していきます。



両面テープで本体を取り付けたらアプリの画面の案内に従って設置するだけ。かなり簡単ですね!
Wi-Fiアクセスポイントの設定(購入した方のみ)
もし、外出先からでも遠隔操作や音声操作など、セサミをフル活用したい方は、Wi-Fiアクセスポイントの設定が必要です。


これも、あとはアプリで設定をするだけです。



これも特に詰まることはなく、アプリの画面に従い簡単に設定することができました。
なお現時点ではセサミ1台につき、1つのアクセスポイントが必須です。
1つのアクセスポイントで複数台利用は今後のアップデートで対応予定とのこと。現時点では、複数台利用する場合は管理しやすいよう名前をしっかり登録しておきましょう。
セサミminiの良い点(メリット)
ここからは、セサミminiを導入してここが良かった!など良い点をまとめます。
色んなデバイスから操作が可能!
セサミminiはそのお安さのわりに機能がかなり豊富です。
これがセサミを選ぶカナメの理由。
例えば、以下のようなデバイスで操作できます。
- スマートフォン
- Apple Watch
- 音声アシスタント対応イヤホン
- スマートスピーカー
他にもIFTTTにも対応しているので、色んなデバイスやサービスと連携させて操作することもできます。

このように、色々なデバイスを鍵代わりにすることができ、鍵を取り出す手間が省けるのがメリットです。
それぞれの詳細を見ていきましょう。
スマホからの操作
まずは、基本から。スマホから操作ができます。

Apple Watch
Apple Watchにも対応しているので、鍵すら持たなくてOK!
アップルウォッチのコンプリケーションにも対応しているので、すぐにアクセスできます。
スマートスピーカーからも操作
これで、例えば来客時や鍵を締めたか不安になった時、わざわざドアの前にいかなくても、鍵を開け締めできたりします。
ちなみに、Siriにも対応しているので、iPhoneからでも音声操作可能だったりします。
イヤホンからも操作できちゃう!?
こういう音声アシスタント対応イヤホンがあれば、イヤホンすら鍵代わりにできちゃいます。
セサミminiも音声アシスタントに対応しているので、連携させて利用できるという技です。
ハンズフリーで操作でき、地味にめちゃくちゃ便利なので、小ネタとして。
オートロック機能がマジ便利!
セサミminiには様々な機能が備わっていますが、その中でも特に便利なのがオートロック機能!
ホテルのオートロックみたいな感じで自動で締めてくれるので、外出時には楽でいいですよ。

Kou
ただ、意識していないと締め出される可能性もあるので注意してくださいね。スマホは必ず持ち歩くようにしましょう!
ちなみにこのオートロックは、オートロックするまでの時間を任意の秒数(5秒〜4分)で設定できます。
Qrioの場合、センサーで必ず即時で閉まってしまいますが、セサミはここを柔軟に設定できるのが嬉しいポイントです。
コンパクトで安定感抜群!
セサミminiは、コンパクトな形状なので、日本の集合住宅のような狭いドアにも収まりが良いです。

前代セサミスマートロックは、かなり大きめの外観で、来客時には良くビックリされました。


また日本では特に有名なQrioシリーズは、接地面に比して高さがかなりあるので、手動開閉時にぐらついたり、外れやすかったりするのがネック。



両面テープで貼り付ける特性上、その軽い本体は長期間経って外れることもありませんでした。
これまでのスマートロックと比較して、なんというかスマートロックとしての「ドアとの一体感」が抜群に良いです。
レスポンスは非常に良好
セサミスマートロックからだいぶコンパクトになったセサミMiniですが、性能面での劣化があったりしたら意味がありません。
特に操作時のレスポンスは気になるところ。その点はどうなのでしょうか?
結論から言うと、こちらもセサミスマートロックとほぼ変わらず爆速です。
スマホをタップすると即座に解錠・施錠することができます。(Bluetooth接続時)動画で撮影してみましたので、こちらをご確認ください。
前回のレビュー記事で一番のメリットとして上げたこのレスポンスですが、それをセサミMiniでも継承しています。
4色展開。毎日見るものとして嬉しい気配り

セサミスマートロックは4色展開しています。ここもQrioシリーズ等と大きく違う点。
実はこの色を選べるというのは結構重要だと思っています。
というのも、家の鍵は、帰宅時や来客時に家に入って最初に目にするものだからです。
他のスマートロックではこういった多色展開(かつ着せ替えカバーまで用意)しているものはほとんどありません。
こういった点からも、スマートロックをインテリアとして楽しめるのもセサミの良い点です。

鍵の管理・動作ログの取得も自由自在。事業用としても扱える!
セサミでは単に鍵の開け閉めをしてくれるだけでなく、「家の鍵」を中心とした様々な機能があります。
例えば、以下のキーシェア機能によって、簡単に合鍵作成ができるようになります。
急に家族や親戚が自宅に来ることになっても、サクッと合鍵を配布することができるようになるのがいいですね。

それ以外にも、鍵の開閉履歴もすぐ確認することができます。

さらにセサミにはダッシュボード機能を搭載しており、稼働率の表示やセサミの設置場所をマッピングすることも可能です。

さらにAPIも提供されているので、自作のダッシュボードやサービスに組み込んだりすることが可能なのです。
シェアオフィスや民泊・コワーキングスペースなどでも利用できそうな機能が揃っています。
セサミminiの微妙な点(デメリット)
セサミminiを利用していて、ここがちょっと…という点も掲載します。
モーター音が気になる
動画にもしたように、動作する際のモーター音は結構大きめです。
Qrioシリーズと比較すると、結構目立ちます。
例えば深夜で家族が寝静まった際に帰宅して、この鍵の操作で起こしてしまったり、来客時に後述するオートロック機能によりびっくりさせてしまうことはあり得るかもしれません。
音に敏感な人は注意したほうが良いポイントです。
手ぶらで解錠機能は発展途上。期待しすぎない方が良い
スマートロックを手に取る人は、この「手ぶらで解錠」に魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。
あくまで私の自宅での話ですが、これまで100回以上試してきた所、セサミシリーズの手ぶらで解錠の成功率はだいたい60〜70%といったところです。
Qrio Lockの同等機能である「ハンズフリー解錠」も同じような感じだったので、その仕様から考えてもしょうがないかなといったところ。
ただ、セサミminiが助かるのは、音声アシスタントやIFTTTなどに対応していることで、ほぼ同等の仕組みづくりができるのは、メリットです。

おわりに
この製品の特徴はとにかくダントツでコスパが良い点です。
他社製品より機能性や拡張性が高く色々できることも多い。素晴らしいコストパフォーマンスです。
今回のレビューで述べたデメリットの部分を妥協できれば、即買いしてよいと思います。
レビューの中で指摘したように、まだまだ改善の余地はありますが、まさに今後のスマートロック普及の「鍵を握る」デバイスと言えますね。
4 件のコメント
セサミミニのレポート拝見しました。今後リモコンの導入が予定されているかご存知でしたらご教授ください。
ヤマモト様(※個人情報公開を避けるため、お名前を削除してご返信します。)
ご返信遅くなり申し訳ございません。
当サイトを閲覧&コメント頂きありがとうございます!
リモコンとは「Qrio Key」のような製品でしょうか?
このリモコンが発売されるか否かは、申し訳ありませんが不明です。。。
ボタンで解錠・施錠という意味で現状の代替案となるのは、Meshの「ボタンタグ」をIFTTTで接続し、動作させるといったところかと思います。
私はこのMeshタグも持っていますので、追ってIFTTT活用例の一つとして追記しておきますね。
はじめまして。
購入検討しております。1つ質問があり、回答いただけると嬉しいです。
スマートフォンでの解錠ではなく、通常の鍵で解錠する際の違和感(重さ)などは改善されていますでしょうか?
*ミニではないほうでは、解錠が重い、とご指摘されていたかと思います。
アサミ様
はじめまして。管理人のKouです。
記事閲覧いただきありがとうございます!
はい、確かにミニでない方のセサミではそのように言っていました。
ちょっと書き方が悪かったかもしれませんが、正確に言うと、セサミの”ツマミ”部分を回す際にガリガリと摩擦が結構あり、また円周も大きいために重たく感じるというものでした。
両方の実機を改めて確認しましたが、ミニではこれは改善されています。
ミニでは摩擦が少なく、また小型化されていることから、重さを感じることなく比較的スムーズにツマミを回すことができています。
念の為、鍵で外から開ける際にはどちらの機種も特に違和感は感じませんでした。
*以前のミニでない方の記事は”サムターン”という表記を”ツマミ”という表現に修正させていただきました。
上記的を得ていない回答であれば、お手数ですがご指摘頂けますと幸いです。