- Chromecast with Google TVをおすすめ製品に追加
- ネットワークカメラ関連のおすすめ製品を刷新(Eufy IndoorCam、ATOM CAMの追加)
※この記事は、最新の動向に合わせ随時更新しています。(初稿:2018年1月28日)
数年前からジワジワと話題になっているスマートホーム、特に2017年にスマートスピーカーが日本で発売してからというもの、この流れが加速してきています。
私も2015年頃から自宅のスマートホーム化にハマっており、より便利で快適な理想のスマートホーム構築を目指し、気がついたら様々な製品を購入しては試す日々です。
今回は、そんな私がスマートホームを構築するためのオススメガジェットを紹介していきたいと思います。

スマートホームデバイスを100個以上持つ私の選抜です!(笑)
もくじ
スマートホームとは(記事の範囲について)

まず最初に「スマートホーム」という言葉を定義しておきたいと思います。
「スマートホーム」とは、家の中にあるあらゆるモノをインターネットに接続し、家という視点から生活を便利にする概念のことです。
インターネットに接続されることによって、クラウドによる統合管理や最適化・外出先からの遠隔操作・音声操作・自動化ができるようになります。
これはつまり、最近話題となっているIoT(モノのインターネット)のジャンルの一つです。
スマートホームは、インターネットに接続されることによって、「快適・便利になる」ということ以外にも、HEMSに代表される生活インフラ(電気・水道・ガス等)の集中管理・運用による「省エネ」や「エコの促進」という要素もありますが、これらは、家電製品・住宅設備機器を対象とするのが主で、俗にスマートハウス(※)として定義するのが一般的です。
本検討においては、家電製品・住宅設備機器をネットワークに接続した「スマートハウス」から、家電製品・住宅設備機器に加えて、様々なセンサー・通信機能を有する機器(以下「家庭内機器」と呼ぶ。)をネットワークに接続することで取得できる家庭内データの利活用により、生活空間(暮らし)をカスタマイズ可能となる将来の状態を「スマートホーム」と呼称することとした。
「スマートホームの実現に向けた機器接続・データ利活用等の検討事項」報告書|経済産業省 平成 28 年度 IoT 推進のための新産業モデル創出基盤整備事業(家庭内機器のネットワーク連携等調査)
今回の記事で紹介する製品はあくまで、利便性や快適性を追求することを目的としていきたいと思います。
なお、タイトルで製品のことを「デバイス」と言っていますが、これは一般的にスマート家電と言われるような家電類を含んでいないためです。
これらは高額・大型なものがほとんどであり、家電の買い替えをするより、既存の家電に外付けするような形でツール・デバイス(ガジェット)を導入しスマートホーム化する方が圧倒的に安く、手軽に様々なことが可能であるためです。
そして、タイトルに「簡単実現」と謳っていますが、この記事ではノンプログラミングでより便利なスマートホームを構築できるためのおすすめ製品を紹介するというスタンスを取っています。
以前は特にプログラミングができる人とできない人でできることに大きく差がついていました。
しかし最近では、以下のポイントにより、そのハードルが徐々に下がってきています。
- 安価に色々なことができるデバイスが増えてきた
- 音声アシスタントの機能が強化されている
- 同一メーカーによる機器連携
- IFTTTなど他社製品を簡単につなげるプラットフォームがある
よって、2020年現在、スマートホームを実現するためには、まず「スマートホームデバイス」を購入することから始めるのがおすすめです。
それら製品を以下に紹介していきます。
スマートホーム化のおすすめ製品
製品は多岐にわたるので、ジャンル分けをしてそれぞれ紹介していきます。
なお、随時製品レビューの記事リンクも貼っていきますので、使用感など詳細確認したい方は合わせてご確認ください。
スマートリモコン
スマートリモコンは、エアコンやテレビ、照明など赤外線リモコンで操作する家電の多い日本においては大変重宝するものです。スマホから家電を遠隔操作したり、位置情報によって自動制御するなどコレ一台持っているだけで様々な操作が可能となります。
スマートホームでまず最初に始めるなら、まずはスマートリモコンを購入するのが良いかと思います。その理由は以下の通りです。
- 既存の家電を活用できる(いちいちAlexa or Googleアシスタント対応家電を購入する必要がない)
- 一台持っておけば広範な製品を操作可能(エアコン、テレビ、照明など)
- そんなに高くない(5000円台から購入可能)
もちろん目的や環境によって優先は変わると思いますが、多くの場合エアコンやテレビは一家に一台あると思いますので、まずはこれから始めることをおすすめします。
Nature Remo
Nature Remoは簡単設定で利用できるスマートリモコン。日本の企業が作った製品です。
価格が若干高いのがネックですが、音声アシスタントの新機能への追従が非常に優れ、IFTTT対応やAPI利用可などポイントを抑えておりおすすめです。
外観も白基調で生活に馴染む柔らかいデザイン感なのがGood。
+Styleスマートマルチリモコン
プラススタイルが提供しているスマートマルチリモコンも、日本製でおすすめです。
その特徴は、スマートリモコンとして基本的な機能をしっかり揃えているだけでなく、+Styleの豊富なスマートホームデバイスを組み合わせ、簡単に様々な仕組みづくりが可能なこと。
もちろん音声アシスタントからの操作や、家電の自動操作の仕組みも整っておりおすすめです。
スマートスピーカー
次にオススメなのが、スマートスピーカーです。スマートスピーカーは一台持っているだけで、音楽やラジオ、調べ物に使えるだけでなく、声で様々な対応製品を制御できるのが大きなメリット。
私も多用していますが、ハンズフリーで様々なことができるので、とても便利で楽チンです。
個人的には、ディスプレイつきのものがおすすめですが、色々種類があるので紹介します。
Amazon Echoシリーズ
個人的には、スマートホームをするならAmazon Echoシリーズをお勧めします。なぜかと言うと2020年現在、Amazonの方が以下のポイントで勢いがあるからです。
- 機器を制御する「スマートホームスキルAPI」がGoogleアシスタントのものより発達しているため(より柔軟な操作が可能)
- 自社スマートホーム製品の開発スピード、サードパーティのガジェットを含めたマーケティング力がGoogleより優れていると思われるため。
- Alexaの「定型アクション」機能の方がGoogle Assistantの「ルーティン」機能よりシンプルに設定(テンプレートが用意されている)でき、家電の複数操作がしやすいため
上記の点から、現状スマートホームをするという観点で見れば、Amazonに乗っかっておけばとりあえず間違いはないという動向です。
なお、Amazon Echoシリーズには様々な製品がありますが、スピーカータイプなら「Echo Dot」、ディスプレイタイプなら「Echo Show 5」をおすすめします。
ラインナップの中では比較的安価ながら、頭脳のアレクサの性能自体はどれも変わらないためです。
Echoシリーズは買い足しても、「マルチルームミュージック」や「ビデオ通話」といった複数台利用向けの便利な機能もあるので、無駄にはなりません。
最初の1台なら、上記のどちらかがおすすめです。
Google Nest(Google Home)シリーズ
個人的にはAmazon Echoをお勧めしますが、Google Homeシリーズも負けてはいません。
Google Homeシリーズの大きな特徴は、操作する上で最も重要となる言語の認識精度が高いと言う点です。
また、GoogleはWeb検索機能や経路検索機能、後述するChromeCastを絡めたYouTubeの再生といった従来のGoogleのサービスで培ってきたものがあり、これらを頻繁に利用するならGoogle Homeの方がお勧めです。
スマートホーム観点で言うと、Amazonと比較して若干勢いが落ちるかなといったところですが、有名どころの製品にはほとんど対応していますし、こちらもおすすめです。
こちらは、スマートディスプレイタイプのNest Hubが、Google系サービスと相性が良くおすすめです。
セットトップボックス
テレビに後付けで取り付けるだけで、スマートテレビにできるセットトップボックス(以下、STB)もお勧めです。これにより、各種動画ストリーミングサービスを閲覧できるだけでなく、テレビの電源なども音声操作・リモート操作することが可能です。
スマートホーム向けとして、ここでいうSTBは以下の要素を兼ねているものと定義します。
- ネットワーク接続型(AIアシスタントと連携できる)
- HDMI機器連携(HDMI-CEC)に対応
Fire TV Cube(Stick)
Fire TVシリーズは、Amazonのサービス(特にAmazonプライムビデオ)を頻繁に利用している方にとって、マストアイテムと言えるでしょう。
Amazonプライムの様々なコンテンツを、テレビで楽しめるようになります。
スマートホーム的な活用では、Alexaでより柔軟な操作が可能な、シリーズ最上位のモデル:「Fire TV Cube」が最もおすすめですが、Fire TV Stick・Fire TV Stick 4KもEchoと連携して一部の操作が可能です。
Chrome Cast with Google TV
2020年11月に新発売された、Chromecast with Google TVは、従来のChromcastから大幅に進化しています。
その特徴は、単にスマホの画面をキャスト(転送)するだけでなく、Android TV OSベースの「Google TV」が搭載されており、リモコンもついています。
そのため、スマホを用意せずに単体動作するようになり、Fire TVシリーズに寄せてきた製品となっています。
実際に利用してみたところ、レスポンスが良く非常に操作しやすいですし、Googleアシスタントでコンテンツ検索から家電の操作など様々なことが可能。
Google Nestシリーズをメインに使っている場合、こちらの製品がおすすめです。
Xit Airbox
セットトップボックスに関連し、ホームネットワークを介し、スマホやタブレットからテレビが視聴できる、「Xit Airbox」という製品もあります。
かのネットワークレコーダー:「Nasne」の後継機となるような製品で、録画も可能です。
Fire TVにも対応しており、スマートライト「popIn Aladdin」の専用チューナーとしても利用可能で、屋内外問わずあらゆるデバイスからテレビが視聴することができるようになります。
スマートライト
スマートホーム界隈で早くから注目されているのは、このスマートライトです。
スマートフォンから家の中だろうと、外出先からだろうと明かりをON/OFFしたり、自由に調節したり、色を変えたりできます。
もちろんGoogle HomeやAmazon Echoとも連携可能であり、「明かりをつけて/消して」というだけで、照明の操作が可能となります。
Philips Hue
Philips Hueはスマートライトの老舗的な存在、色々な仕組みづくりができるフルカラータイプがおすすめです。
ちなみに、Amazon Echo Plusであれば、ハブ機能が内蔵されていますので、Hueブリッジを購入しなくともよく、お買い得かつハブの追加設置による煩わしさを回避することが可能です。
「声で照明操作」を第一に考えるのであれば、これとセットで買うのがおすすめです。
このスマートスピーカーによる照明操作というのは大変便利ですよ。いちいちスイッチのついている場所にいかず、声だけで自在にON/OFFから、細かい明るさ調整することができます。
IKEA TRÅDFRI
安いスマートライトとしては、あの北欧インテリアで有名な「IKEA」のスマート照明「TRÅDFRI」という製品もあります。
音声操作・リモート操作で必要となるゲートウェイも日本で発売されました。Alexa、Google Assistant、HomeKitにも対応しています。
IFTTTは未対応であることや調色機能がないなど欠点はありますが、とりあえず安価に導入したいならこちらの製品もお勧めです。
TP-LINK Kasa スマートLEDランプ
Wi-Fiルーターで有名なTP-Linkもスマートライトを販売しています。
これの最も良い点は、Wi-Fiによる通信機能が予め内蔵されており、上記Philips HueやTradfriのように別途追加でネットワークハブを購入する必要なしに、音声操作・リモート操作ができることです。
また、TP-Linkは他にも後述するスマートプラグなどを発売しており、操作を一つのアプリに集約できることも地味にメリット。
AIアシスタントにはAlexa、Google Assistant、IFTTTにも全対応とかなり制御が可能。単価もAmazon価格ではそこそこ安くなってきており、こちらもお勧めできます。
popIn Aladdin
これはデバイスというよりスマート家電ですが、かなり良い製品なので合わせて紹介します。
popIn Aladdinはプロジェクター・スピーカー内蔵のシーリングライトです。
その特徴は通常のシーリングライトのように設置するだけで映像を壁に投影し、ホームシアターを楽しめること。popIn Aladdinだけにしかない、アート・ヒーリング系コンテンツもあり、独特の世界観も楽しめます。
音声アシスタントに対応していないため、仕組みづくりは難しいですが、こういう製品もあるよということでご紹介します。
最新機種:popIn Aladdin 2のレビュー
スマートプラグ
スマートホームを構築する上で、スマートプラグは導入のハードルが低く優先して手に入れたいものの一つです。
これはどういうものかというと、電源コンセントの間にこの製品を中継させ、このスマートプラグをリモートでON/OFFさせることで、家電の電源のON/OFFを実現可能にするものです。既存の家電を利用し、安く購入できるためハードルが比較的低く、導入も楽です。
+StyleスマートWi-Fiプラグ
2020年1月に新発売となった、+Styleのスマートプラグはかなりおすすめです。
この製品は、単にリモート/音声で電源オン・オフできるだけでなく、「電力の測定〜仕組みづくり」が可能となっています。
これにより、電力をトリガーとしたスマートホームな自動制御ができたり、見守り・稼働確認ができることは非常に大きなメリット。
もちろん外出先から電力チェックなんてことも可能です。
単価も他のスマートプラグとほぼ変わらず2,000円を切る価格。とっつきやすく今後スマートプラグ界隈のベストセラーとなること間違いなしです!
TPLinkスマートプラグ
Wi-Fiルータで有名な、TP-Linkのスマートプラグです。
TP-Linkスマートプラグは、この市場ではいち早く、2ピンプラグ・技適マーク・PSEマーク取得済みの国内仕様のものを出してきており、ベストセラーとなっています。
他にもこれよりわずかに安価な製品がありますが、主電源という重要な部分を操作する上で比較的安心して購入できる製品の一つです。
しかも本製品は、IFTTT・Amazon Echo・Google Homeに対応と、外部連携性に非常に優れています。
私はPhilips Hueやスマートリモコンが利用できない照明機材をメインに利用しています。
外出先ではスマホから、家にいる時はGoogle HomeやAmazon Echo経由で音声操作し、スマートプラグの電源を操作することで、声で照明機材のON/OFFを実現しています。
スマートロック
BluetoothやWi-Fiで通信することで、スマホから鍵を開け閉めできるスマートロックというものもあります。
スマホやスマートウォッチを持っていれば、出かけの際に鍵をいちいち探したりしなくても、最悪スマホさえ持っていれば何とかなったりするので、便利です。また、スマートスピーカーと連携して、声で施錠・解錠操作ができるのもあります。
SESAME mini(セサミミニ)
セサミスマートロックは、最もおすすめのスマートロックです。特に、スマホでの操作においてレスポンスが非常に早いことがメリット。ネットワーク経由とは言えど、ストレスフリーに鍵を開け閉めできます。
また、スマートロックの中では珍しくIFTTTに対応している製品であり、その仕組みづくり次第で何でもできるのが特徴。Google Homeにも対応しており、Amazon Echoにも対応予定となっています。
私としては、これらを組み合わせ、例えば来客時にマンションのオートロックを解錠した際に、玄関までいかずともスマートスピーカーに命令すればその場で解錠可能にしたり、鍵を締めたかどうか不安になっても玄関まで行かずにスマートスピーカーに命令しておけば、鍵を閉めてくれる等の仕組みを作り、便利に利用しています。
最近ではより日本市場に特化したセサミMiniも発売開始され、今後にますます期待の製品です。
Qrio Lock
スマートロック界隈で最も有名な製品は、こちらのQrio Lockです。Amazon Alexa、Google Assistantによる声で施錠・解錠操作にも対応しています。
前作Qrio Smart Lockであった課題をほぼ全て改善してきており、安心の国内仕様。取り付けなど含め比較的安心感のある製品です。とりあえず1台という意味ではこちらもおすすめできます。
ロボット掃除機
お掃除ロボットはスマートホームという観点でなくても、すでに利用されている方は多いかと思います。
特にルンバは有名ですね。
ルンバe5
ルンバe5はルンバの中では最も新しい製品で、万人におすすめできるものです。
これまでのエントリークラスだった価格帯で、ハイエンド帯の800シリーズ以上の機能性を有しており、さらにダストボックスが水洗いできるようになるなど、かなり頑張ってきたなと感じる製品。
リモート操作にはもちろん対応済みで、Amazon AlexaやGoogle Assistant、IFTTTからコントロールすることができ、音声操作や仕組みづくりも可能となっています。
+Style スマートロボット掃除機
ソフトバンクC&Sの子会社である、「プラススタイル」が提供するロボット掃除機は、Alexa及びGoogleアシスタントに対応しており、スマートホーム向けの活用ができます。
ロボット掃除機としてみても、基本的な機能は完備しており、さらに水拭き対応。上位モデルのG300は流行りのルームマッピング機能を有しているなどかなりコスパの高い製品です。
さらに+Styleは、これ以外にも様々なIoT製品を発売しており、これらを統合的に管理・操作できるといった点でもおすすめの商品。合わせてセット導入の検討はいかがでしょうか。
Wi-Fiルーター(メッシュWi-Fi)
インターネット利用前提で構築するスマートホームには、当然Wi-Fiルーターが必要になってきますが、その中でも、家中に電波を張り巡らせることのできる「メッシュWi-Fi」が特におすすめです。
TP-Link Deco
TP-Linkは、多くのWi-Fiルータを展開していますが、その中でも、特にメッシュWi-Fiを採用している「Decoシリーズ」が特におすすめです。
スマートホーム観点で見ると、これの特徴は以下の通り。
- メッシュWi-Fiによって家に点在するデバイスの通信の安定化が図れる
- M5とM9 Plusはアンチウイルスソフト付属、家に点在するスマートホームデバイスを丸ごとウイルス対策できる
- ルータ自体がアレクサに対応
- デバイス管理機能があり、接続しているスマートホームデバイスを丸ごと確認可能
- 2.4GHz・5GHzの自動判定により新規スマートホームデバイスを追加する際の設定が楽
- M9 Plusはスマートホームハブ機能も搭載。
特徴をざっと述べましたが、これほどスマートホーム構築に向いているルーターは他にあるのかというレベル。私もDeco M5を根幹にスマートホームを構築しています。
ちなみにアレクサ対応としては、以下の操作を話しかけて実現可能です。
- 来客時にゲストWi-Fiの解放
- WPSの有効化
- スピードテスト
- 夜間にルーターLEDの点灯
- インターネット回線のスピードテスト
- QoS(デバイスの優先設定)
Google Nest Wi-Fi
Googleが発売している、「Nest Wi-Fi」もメッシュWi-Fiが採用されており、繋がりやすくおすすめです。
これの特徴は、アクセスポイントに「Googleアシスタント」が内蔵されていることです。
よって、アクセスポイントをスマートスピーカーとして利用できるのが面白い点。
ルーターとしての性能も中々良く、おすすめの製品の一つです。
スマートカーテン・ブラインド
スマートホームの仕組みを駆使して、カーテンの開け閉めもスマホから可能となります。代表的な製品は以下のとおりです。
Switch Bot カーテン
Switch Botシリーズに、カーテンを操作するデバイスも登場!
この製品は、アレクサやGoogleアシスタント、Siriにも対応しており、別途Switch Bot Hub miniをハブ(中継機)とすることで、カーテンの遠隔操作やスマートスピーカーからカーテンの音声操作が可能となる製品。
外付けIoTカーテンにしては、静音性も高く動作もスムーズ。
カーテンをリモート操作するなら、現状No.1の製品です。
めざましカーテン モーニンプラス
タイマー機能も持ち合わせていたりと利便性は高く、ちょっと未来感を出すのに面白い製品です。
IFTTTや音声操作には公式に対応していませんが、スマホのタスカー系アプリを駆使してスマートスピーカーから操作も可能です。
ちなみにこちらはmornin’とその後継のmornin’ plusが発売されています。後継機では、手動でカーテン開け閉めができるようになったり、取り付けが簡略化されています。
私はどちらも利用してきましたが、やはり手動開閉できることが大きく、mornin’ plusをおすすめします。
Blind Engine(ブラインドエンジン)
ロールカーテンやブラインドのスマートホーム化であれば、Blind Engineも面白い製品でおすすめです。
これは、ロールカーテンを上げ下げするチェーンに、外付け的に専用のモータを取り付けることで操作することのできる製品です。
このBlind Engineはスマホ・スマートスピーカーからの制御ができ、これも開閉の音声操作が可能となります。
空気品質モニター
モジュールを置く・取り付けることで、屋内外の気温や湿度、空気質などを確認することができます。上述のスマートリモコンにもこのセンサーが搭載されているものがありますが、さすが専用機は機能が豊富です。
Awair
空気質管理系のデバイスで最もおすすめなのは、Awairという製品です。
「温度・湿度・二酸化炭素・化学物質・ホコリ」の5つの要素を内蔵センサーで計測し、自宅の空気質管理のアドバイスをしてくれます。
特徴的なのは、デザイン性の良さとシンプルな利用感の2点。
このような空気質管理デバイスは家の比較的目立つ場所にむき出しで置いておかないと効果を発揮しないので、デザインにはこだわりたいところです。
その点、Awairは、ウォールナットの暖かみのある外観で、インテリアにも馴染みやすいです。
また、本体で空気の状態をスコアリング表示してくれたり、アプリも洗練されたUIで使いやすく、この手のものに不慣れな方でも簡単に利用することが可能です。
もちろんIFTTTへの対応や、Amazon Alexa・Google Assistantへの対応もバッチリです。
次に紹介するNetatmoと比較すると、若干機能性・拡張性に劣る部分もありますが、Awairでも十分な性能・機能性を有しています。
eSensor
また、もう少し安い製品では「eSensor」というものもあります。これは特に同Link Japan社製スマートリモコンの「eRemote」と組み合わせることで温度、湿度、明るさ、音、空気質の度合いから様々な家電(特にエアコン)操作が可能になったりもします。
健康管理の一つとしてもちろんのこと、ペットの居る家庭、温室栽培とかにも使えるのではないでしょうか。
プッシュロボット
赤外線リモコンやインターネット対応家電ではなく、物理的なスイッチ・ボタンしかない家電の場合は、このプッシュロボットが活躍します。
これはどういうものかというと、家電のスイッチ部分に外付けで貼り付けて、ロボットアームを操作することでボタンを押すことができる製品です。スイッチを押す「指」の役割をこのロボットが果たしてくれます。
家にあるものは、スイッチ・ボタンを押して操作するものが多いですよね。例えば以下のようなものです。
- コーヒーメーカー
- 浴室リモコン
- 床暖房のリモコン
- 照明のスイッチ
- パソコンやゲーム機のスイッチ
このような感じで、スイッチ・ボタン式の家電や装置であれば適用範囲が非常に豊富なのが良い点です。浴室リモコンなんかに設置して、スマートスピーカーに話しかけて風呂を入れるなんてこともできちゃいますよ!笑
例えば以下のようなものになります。
Switch Bot
Amazon Alexa及びGoogle Homeとの直接連携が可能となりました。IFTTTによる連携も可能です。
他に「Microbot Push」という製品もあるので、掲載しておきます。
これらの製品は、Amazon EchoやGoogle Homeと連携させることが可能です。スマートスピーカーに「〇〇をつけて」というだけで、ロボットアームが動作し、家電や装置のボタンがつくようになります。
ネットワークカメラ
設置型カメラです。ネットワークを経由してスマホから状態確認ができたりするのが面白い。自宅の室内状況確認や、防犯、監視、介護、ペットの見守りなどに使えそうです。
Anker Eufy IndoorCam 2K Pan & Tilt
充電器で有名なAnkerは、「Eufy」ブランドでスマートホームジャンルにも積極展開しており、2020年10月に発売された「Eufy IndoorCam」がネットワークカメラの中では最もコスパがよくおすすめ。
通常タイプと首振りモデルの2つが発売されています。
なぜおすすめかというと、かつて高価格帯のネットワークカメラのみにあった以下の機能まで備えているからです。
- AIで被写体を認識し、それに応じ検知有無を設定できる
- Apple HomeKitに対応
- スマホのGPSと連携し、位置情報によって在宅・帰宅設定が可能(ジオフェンシング)
画質の良さ・画角の広さも十分であり、第一におすすめしたい製品です。
ATOM CAM
ATOM CAMは格安ながら本格的なネットワークカメラ。標準価格はなんと2,500円です。
その割に、以下のような他社にも負けない基本的な機能を完備。
- 1080p撮影。暗視撮影可能
- 画角は130度
- 録画も可能、micro SDカードによる保存も可
- 動体検知、音声検知あり
- Amazon Alexa、Googleアシスタントに対応
その上、AI機能やタイムラプス撮影機能を搭載しており、AIアシスタントにも対応。
日本法人があり、アプリもそこで作られているようです。比較的安心できる製品でもあり、こちらも大変おすすめ!
TP-Link Tapo C200
Wi-Fiルーターで有名な、TP-Linkはスマートホーム関連の製品を積極展開しており、ネットワークカメラも発売されています。
こちらも以下のような機能を完備しており、価格も安く(3,000〜4,000円台)コスパ良し。
- 1080p撮影、暗視撮影可能
- 画角も水平方向に125度、首振り(パンチルト)対応モデルあり
- 録画も可能、micro SDカードによる保存も可
- 動体検知、音声検知あり
- Amazon Alexa、Googleアシスタントに対応
ネットワークカメラの代表製品として掲載させて頂きます。
センサー・ボタン系
これはちょっと特殊ですが、家の中にセンサーを取り付けることで、あらゆる仕組みづくりが可能となります。
IoTライクな仕組みを構築する上では、このセンサー類は重要な働きをします。センサーが何らかを検知することで、自動で家電が操作可能となるのです。
一番イメージしやすいのは、人感センサーでしょうか。
Echo Flex
Amazon Echoシリーズには、センサーを搭載できる「Echo Flex」というタイプもあります。
これは、人感センサーを取り付けることができ、Alexaの「定型アクション」機能で様々な仕組みづくりができます。
コンセントに直挿しして利用するため、ケーブルレスで設置スペースをとらずに利用でき、廊下やトイレといった場所でもAlexaを利用できるようになります。
Hueモーションセンサー
これは先述のPhilips Hue向けの人感センサーです。
普通の人感センサーであるものの、実はAmazon Alexa(定型アクション)やHomeKitのトリガーデバイスとしても使うことができ、様々な仕組みづくりが可能。
Philips Hueを導入されている方は一個持っておくと便利なデバイスです。
Leafee Mag
こちらはドア・窓向けの開閉センサー。
窓に本体を貼り付けるだけで取り付け簡単、戸締まりのチェックやエアコン・冷蔵庫の閉め忘れも防止することができます。
出かけの際などにサクッと確認できるのが良いですね。
LINEとも連携していて、LINEが使える端末であれば家族が自由に簡単に確認できるのがメリットです。
スマートホームのサービス
最後に上記スマートホームを構成する上で主要なデバイスが、1つのサービスとしてパッケージ化されているものもあります。それも紹介しておきます。
MANOMA

MANOMAはソニーが提供するスマートホームサービスで、今このジャンルでは最も注目です。
Amazon Alexaが内蔵された、AIホームゲートウエイを中心に添え現状以下の製品を利用することができます。
- コミュニケーションカメラ(ネットワークカメラ)
- Qrio Lock(スマートロック)
- Qrio Smart Tag(センサー系)
- ドア・窓の開閉センサー(センサー系)
- スマート家電コントローラー(スマートリモコン)
他のスマートホームサービスと違うのは、独自製品ではなくスマートホーム界隈でも比較的売れ筋製品で構成されているため、Web上にも様々なノウハウが溜まっていることですね。
これらは割賦契約が可能なので、イニシャルコストを抑えつつ導入できるのもメリット。
また、機器設置・設定も業者が行っており、電話サポートもあるため、一つ一つ買って導入するのがめんどくさいといった方におすすめです。
大きな特徴は以下の3点。
- 断片化しがちなスマートホームデバイスを集中管理できる
- セコムと提携しており駆けつけサービスなどが利用可能
- 家事代行など俗に言う「家ナカサービス」の業者と提携
特に家ナカサービスと提携しているのが面白い部分。生活の「コト」に対して焦点がしっかり向いています。
さらに、元々Nuroを提供しているソニーネットワークコミュニケーションが提供しているサービスのため、「NuroモバイルホームWi-Fi」がお得に契約できるなど、スマートホームに必要なものがまるっと揃えられたりもします。
直近2019年10月にはアップデートでさらに進化!詳細は以下の記事をご参考ください。
おわりに
今回紹介したものは、スマートホーム関連製品の中でも有名・実績のある製品が多く、使い勝手が良いものばかりです。
これらは基本的に既存の家電や装置に外付けできる製品であるため、皆さんが興味のあるところから徐々に購入頂き、理想のスマートホーム構築のお役立てとなればと思います。
当サイトでは、これら製品のレビューから、活用術も徐々に掲載していきたいと思います!