スマートスピーカーが日本で発売され始めて早3年、今では様々な製品が出てきています。
私は、このサイトを始めて以来、市場にあるほぼ全製品を利用してきました。

Kou
新しいものが出るたび購入し、計30製品ほどレビュー…筋金入りのスマスピコレクターですw
今回は、レビュー総まとめとして、本当におすすめのスマートスピーカーや選び方について解説していきます!

もくじ
スマートスピーカーとは

スマートスピーカーとは、話しかけて操作できるスピーカーです。
音楽を聴くだけでなく、AIアシスタントを内蔵しており、色んな操作が可能になります。
- 音楽の再生
- タイマー・アラームの設定
- ニュース・天気の再生
- スケジュール・リマインダーの登録表示
- 家電の操作(別売製品が必要)
これらを、ハンズフリーで操作できるのが何よりのメリットです。
スマートスピーカーは、元々、2014年に米国でAmazon Echoが発売されたのが始まりであり、その後、日本にも以下のような流れで導入されてきました。
- 2017年8月:LINE WAVE(現Clova WAVE)発売開始
- 2017年10月:Google Home発売開始
- 2017年12月:Amazon Echo発売開始
- 2019年8月:Apple HomePod発売開始
スマートスピーカーは米国に比べると2〜3年遅れていますが、徐々に日本で普及しだしてきています。
発売当初は、日本語の認識精度も悪く、機能もほとんど出揃っていない状況でした。
しかし、2020年現在、認識精度は上がってきており、また外部サービスも含め様々なモノを操作できるようになってきており、徐々に使い勝手が上がってきているのです。
主要4製品の比較
日本では、以下の4つのシリーズが発売されています。
それぞれの特徴について簡潔に評価していきます。
Amazon Echo(アレクサ)

Amazon Echoは、通販でおなじみ「アマゾン」が発売するスマートスピーカー。
Amazonプライムの各特典(プライムビデオなど)と連携できるのが最大の特徴。
アレクサの「スキル」により、スマートスピーカーの中では最も多くの外部サービスと連携できるのも特徴。
ラインナップも非常に豊富で、低価格帯〜高価格帯まで多くの製品があることから、予算・用途にあったものが選びやすいのもメリット。万人におすすめのスマートスピーカー。
メリット
- Amazonとの豊富な親和性
- 対応サービスが豊富
- スマートホーム化しやすい
- ラインナップが豊富で用途・予算に合わせ購入可能
デメリット
- 調べ物関連の機能に弱い
- Amazonプライム加入がある程度前提




Google Nest(Googleアシスタント)

Google Nestは検索エンジンでおなじみ「グーグル」が発売するスマートスピーカー。
GoogleはAI関連に強く、他のアシスタントと比較しても、日本語認識精度が高い。
もちろん、Googleサービスとの相性も抜群(Google Maps、YouTubeなど)
スマホとの連携にも強く、キャスト機能を使って、簡単にスマホのコンテンツをNestスピーカーに配信できる。
こちらも万人におすすめのスマートスピーカー。
メリット
- 日本語の認識精度が高い
- Googleサービスとの相性抜群
- キャスト機能でスマホとの連携に強い
デメリット
- ウエイクワード(OK Google)が変更できない



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※Google Homeは、ブランド名が「Google Nest」に変更されています。
Apple HomePod(Siri)

iPhoneでおなじみ「アップル」が発売するスマートスピーカー。
音楽再生に特化された作りとなっており、音質の良さに定評がある。
iCloudを中心とした、Apple製品との親和性に優れ、初期設定からApple純正アプリとの連携が強み。
それ以外にも、AirPlayが利用できるなど、Apple製品好きにはおすすめ。
ただし、AmazonやGoogleと比較して外部サービスとの連携に弱いなど、後発ならではの弱点が多い。
メリット
- Apple製品間の連携に優れる
- 設定周りがシンプル
- 音質が最高峰
デメリット
- 外部連携・連携サービスにやや乏しい
- Siriの反応がやや鈍い



LINE Clova(Clova)

Clovaシリーズは、メッセージアプリでおなじみ「LINE」が発売するスマートスピーカー。
全体的に簡単操作・シンプルで扱いやすい。特にお子さん・ファミリー向けの機能が充実。
また、家電操作向けの赤外線リモコン・バッテリー内蔵など他にはない独自の作りになっている。
何より、「LINE通話」ができるのが最大のメリット。他にもAbema TVへの対応など、日本向けを意識して作られている。反面、サービス連携や機能は、他社と比較して少なめ。
メリット
- 簡単・シンプル・扱いやすい
- LINEができる(特に通話)
- 日本向けの独自機能が豊富(赤外線リモコン・Ameba TV)
- ファミリー向け(童話など)
デメリット
- 他社サービス連携が弱め




おすすめ製品の選び方
できればディスプレイ付き
スマートスピーカーは、できればディスプレイ付きのものを選ぶのがおすすめです。
ディスプレイがあると、視覚的に情報が残るので、頭に入りやすく聞き逃しもしにくいです。
あらゆる操作に影響するので、予算が合えばディスプレイ付きをおすすめします。




重要なポイントは音質
スマートスピーカーは、価格が安かろうと高かろうと、その頭脳である「音声アシスタント」の性能自体は、どれも変わりません。
価格に最も差が出ているのは、「音質」です。
スピーカーサイズが大きければ大きいほど、高額になっています。

次点では、上記のディスプレイがついているか否かです。
スマートスピーカーといえば、音楽再生が最もな用途。ここにどれだけこだわるかが、大きな分岐点です。
どのサービスを良く利用しているかが選び目
上記製品比較の通り、スマートスピーカーはそれぞれのメーカーが出している自社サービスとの連携機能に優れています。
- Amazon Echo:Amazonプライムの豊富な特典が利用できる(音楽・写真・動画など)
- Google Nest:Googleのあらゆるサービスが利用できる(写真・動画・音楽・地図など)
- HomePod:iOSやMacアプリと連携ができる(メモ・Apple Musicなど)
- LINE Clova:LINE通話、メッセージが利用できる
一方で、以下のように、横断的にサービスを利用できるものもあります。
- Amazon Echo、LINE ClovaでGoogleカレンダー、YouTube(画面付きのみ)が利用可能
- Amazon EchoでApple Musicが利用可能
この点では、Amazon Echoが最も多く横断的に利用できます。
この点から、上記でまとめさせて頂いたポイントを含め、どのサービスを多く利用しているかを中心に考え、困ったらAmazon Echoを選んでおくというのが無難です。
まとめ
私の観点では、万人におすすめなのはAmazon Echoシリーズです。特にAmazonプライムに加入している方は、これを選ぶと良いです。
特に上記観点から行くと、画面付きのEcho Show 5とEcho Show 8はかなり満足が高いです。
次点ではGoogle Nestです。何より日本語認識力が高いのと、YouTube MusicやGoogle Maps(経路検索)、Googleフォトの検索力を代表に、使い勝手が非常に良いです。
LINE ClovaやHomePodは、AmazonとGoogleと比べると少し見劣りしますが、LINEやAppleのヘビーユーザーであれば、これを選ぶのが良いです。
スマートスピーカーを家におけば、スマートホームを実現できます!

Kou
我が家のスマートホームも、スマートスピーカーが中心です!
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