Soundcore AeroFit Pro レビュー|ずっとつけていてもストレスなし!意外と低音が良くテレワークから楽曲視聴までこなせる

ワイヤレスイヤホンは、音質の良さも重要な要素ですが、個人的にそれ以上に大事だと思っているのが装着感。

音質は良くても耳が疲れたり痛かったりすると、長時間利用ができないですからね。。。

最近、オープンイヤー型のワイヤレスイヤホンが徐々に出てきて、トレンドの一つとなっていましたが、Soundcoreブランドを有するAnkerからもついに登場しました!

その名も、「Soundcore AeroFit Pro」。この製品の特徴は、以下の通りです。

特徴
  • 周囲の音が聞こえる安心感
  • 装着したまま会話が可能
  • 聞き疲れや蒸れを軽減
  • 長時間再生・短時間充電

先日、11月1日に開催された、Ankerの新製品発表会に参加してきましたが、その中でもこちらのAeroFit Proは注目製品の一つとなっていました。

実際に使ってみたところ、装着感が軽快なのは当然のこと、意外にも音質が良く、低音がしっかり聴ける製品に仕上がっていました。

そんなわけで、今回は、「Soundcore AeroFit Pro」をレビューしていきます!

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Soundcore AeroFit Pro レビュー

Soundcore AeroFit Proは、オープンイヤー型のワイヤレスイヤホン。その特長の通り、耳を塞がないのが快適で、テレワークで8時間以上つけていられた。通話品質もよく、TEAMS会議から通話まで問題なく、マルチポイント機能でPCとスマホ間でのやり取りもしやすい。意外にも音質が良く、このタイプにしては低音域までしっかりと聞こえ、徒歩やランニングの際でも快適。ノイズキャンセリングはないため、傾聴するには向かないが、「とりあえずつけておくイヤホン」としてお気に入り!今後このタイプ集めていきます。

メリット

  • 耳を塞がないためあらゆるシーンで快適
  • TEAMSや通話利用にも問題なし
  • そこまで音漏れがしない
  • オープンイヤーにしては低音がしっかり鳴り、音質が良い
  • 3Dオーディオ対応&イコライザーで音をしっかりカスタマイズできる
  • マルチポイントがあるため複数端末を利用するテレワークでも有効

デメリット

  • 外音はがっつり拾ってしまうため、音を傾聴するには不向き

この記事は、メーカーのAnker Japanより製品を提供頂き、記事執筆を行っております。

外観とスペック

まずは、外観とスペックをチェックです。

外観

まずは外観をチェックしていきます。

パッケージがおしゃれ
ケースを手に持った感じ

ケースはUSB-C給電、ワイヤレス充電には非対応です。

ケース

ケース本体の大きさは、実測で縦66.6mm、横79.3mm、厚さ24.8mm、重さ89gとやや大型です。

ケースを開けてみます。

着脱はシェルを持ち上げて簡単に取り外しができます。

イヤーフックがある分、カナル型イヤホンに比べると取り出しやすい。マグネットで着脱するので出し入れもし易い方です。

取り外しがしやすい

イヤホン本体は、以下のような形状をしています。

イヤホン本体

イヤホン本体の大きさは、交渉では約54 x 40 x 19mmですが、イヤーフックの全長は実測56.5mmとなっていました。

スペック

Soundcore AeroFitは、通常版とProの2種類に分かれています。以下スペック表です。

機能 / スペックAeroFit ProAeroFit
価格¥22,990(税込)¥16,990(税込)
防水規格IPX5IPX7
重低音16.2mmの大口径ドライバーによる深い重低音歪みの少ないクリアな音質
最大再生可能時間イヤホン本体:14時間 / ケース:46時間イヤホン本体:11時間 / ケース:42時間
充電時間約10分で最大5.5時間再生可能約10分で最大4時間再生可能
通信規格Bluetooth 5.3Bluetooth 5.3
コントロールボタンコントロールタッチコントロール
イヤホン重量片耳約12.2g片耳約8.5g
3Dオーディオ(ヘッドトラッキングモード)
(ヘッドトラッキングモード対応)
マルチポイント接続
着脱式バンド
サイズ約54 x 40 x 19mm 
重さイヤホン本体:12.2g
充電ケース含む:88.7g
本体カラーミッドナイトブラック
ソフトホワイト
ミントブルー(2024年春頃発売予定)
ディープパープル(2024年春頃発売予定)
ブラック
ホワイト
グレイッシュブルー(2024年春頃発売予定)
ピンク(2024年春頃発売予定)
表:AeroFit ProとAeroFitのスペック比較
本体カラーは4色展開(画像:Anker Power Conference 2023 Fall)

AeroFit ProはAeroFitに比べて、重低音や3Dオーディオ機能など音質が強化されており、その他長時間の再生可能時間、マルチポイント接続、着脱式バンドなどの機能が備わっていることがわかります。

価格はAeroFit Proの方が高く設定されていますが、その分多くの機能と性能が提供されています。

楽曲視聴はそこまでせず、テレワーク向けに使いたいようであれば、Proではない方でも十分かもしれません。

しかし、以下でレビューしたところ、Soundcore AeroFit Proは、オープンイヤー型とは思えないほど低音がしっかりとしていました。その点について詳しく解説していきます。

Soundcore AeroFit Pro レビュー

Soundcore AeroFit Proを利用してみましたので、レビューを行っていきます。

イヤホンをする違和感なく、イヤホンの機能を享受できる

この製品が何より良いのは、その装着感。

私は、カナル型のAirPods Proを主に利用してきましたが、今度からAeroFit Proをメインに変えちゃおうかなと思っているくらい軽快です。

オープンイヤー型に近いモデルとして、以前SonyのLinkBudsを利用していましたが、これも耳の中には入れるような感覚があります。

AeroFit Proの場合は、耳の中(耳甲介)に全く入らない分、よりストレスが少ないです。

Soundcore AeroFit Proを装着して外出

ただ、耳輪に引っ掛けるような感覚になるので、長時間つけていると耳輪少し痛くはなります。

イヤーフックの重さ分、長時間つけていると少し痛くなる

という点はあるものの、この軽快で耳の中に異物が入らないことへのメリットは、あらゆるシーンで快適です。

例えば、テレワークでオンライン会議が連続して続く際、徒歩やランニング時に音楽を聴いている際など、シーンが切り替わっても全くストレスが無いです。

しかも屋外でのランニング時には、着脱式バンドが付属していたり、IPX5の防水規格にも対応しているので、汗や多少雨が降っても安心です。

イヤホンをする違和感なく、イヤホンの保つ機能を得られる。この使い勝手が何より魅力的でした。

通話品質も問題なし、マルチポイントもありテレワーク向けに最高

この製品は、テレワークメインでの利用に最も向いています。

通話品質に優れ、複数機器利用でもマルチポイント利用ができます。

計10時間ほど、オンライン会議でテストしてみましたが、大人数での会議を含め、通話品質も問題なく相手との会話もしっかりと行えました。

マイク含め問題なし。

何度か屋外で電話したりもしましたが、周囲の音を拾うのは仕方ないものの、相手から聞き取りづらいと言われることもありませんでした。

本製品は、4つのマイクを使用し、周囲のノイズを除去するAIノイズリダクション機能搭載していることもあり、オープンイヤー型ながら多少騒音の交じる場所でも、通話利用に問題ないと感じました。

加えて、サウンドに指向性をもたせる技術を搭載しており、一般的なオープンイヤー型と比べると音漏れが少なく、近くにいる人に確認してもらいましたが、ほとんど聴こえなかったとのこと。

また、テレワークではスマホとPC(タブレット)といったように、イヤホン着用で複数デバイスを利用する機会が多いです。

その際に、マルチポイントで2台の端末を同時接続することができ、例えばPC側でオンライン会議用に接続している際に、スマホに電話がかかってきた場合、自動的にスマホ側に切り替わり、そのまま電話ができたりします。

こういった点に加え、装着感が軽快でずっとつけていられることもあり、テレワークでイヤホンを利用する自分にとっては最高のデバイスでした。

音質が意外にも良い、ここまで低音がしっかりしているとは

装着感は実機を見た瞬間に何となく想像できたのですが、実際にじっくり使ってみて意外と良いなと感じたのは、音質です。

このタイプって、何製品か視聴した経験がありますが、特に低音がスカスカな印象で、常用するほどではないなと感じていたんですよね。

その点、Soundcore AeroFit Proは、音質が意外にも良く、スペックにある通り重低音がしっかりと聴けるレベルに仕上がっていました。

これは、チタンコーティング振動板を搭載した、かなり大型の16.2mmドライバーが採用されていることが大きいものと思われます。

チタンコーティング振動板を搭載した16.2mm大口径ドライバー(画像:Anker)

この性質から、ウーファーの密閉型的な響きというより、パッシブラジエーターの発展型の響きで、量感のある低音が出ていました。

また、ボーカル(中音域)もつぶれずに息遣いまでしっかりと聞こえます。

一方、楽曲向けのイヤホンとして捉えたデメリットは、高音域はあまり聴こえなかったことと、音の分離感をそこまで感じなかったこと。

わかりやすいところで、AirPods Pro 2と聴き比べながらKing Gnuの「白日」あたりを聴いてみましたが、中低音は聞き取れるものの、Cメロのシンバルの音が聴きにくかったりしていて、高音重視の方にはあまり向いてないかも。

また、音の分離感もそこまでなく、その解像感はカナル型のSoundcore Liberty 4と比べると柔らかめでした。

といった点もありますが、全般的にオープンイヤー型でここまでの音質が楽しめるとは思えませんでした。これはびっくり。常用するには十分です。

最後に音質評価です。

Soundcore AeroFit Pro 音質
低音域
中音域
高音域
解像感
総評

機能面でも充実

Soundcoreシリーズは、スマホの連携を含めた機能面でも優れたワイヤレスイヤホン。

Soundcore AeroFit Proでもそれは同じで、アプリでは以下のような機能を搭載しています。

Ankerのイヤホンは特にイコライザーが優秀で、スワイプによる細かな調整もしやすく、自分が選択したサウンドにしっかりと変更されます。

他にも、3Dミュージックといった面白い機能も。これは、最近流行りのDolbyAtoms系の定位感のある楽曲視聴を楽しめる機能です。

Proの方はヘッドトラッキングにも対応しており、頭を左右上下に傾けると、その動きに合わせて音が聴こえてくる方向が変わり、実際の演奏に近いような視聴ができました。

デフォルトモードに比べると、ちょっと音が安定しない印象も受けましたが、音源側がドルビーに対応していなくても3D視聴できるのがイカした点。

オープンイヤー型なのに3D視聴までできるので、楽曲を一層楽しめます。

また、コントロール機能でも、以下の操作ができます。

コントロール機能
  • 音量ダウン
  • 音量アップ
  • 次へ
  • 戻る
  • 再生/一時停止
  • 音声アシスタント(2回押すのみ)
  • カスタマイズなし

左右双方で「1回押す」「2回押す」が設定できます。

気になるのは、装着検知とワイヤレス充電に非対応な点ですが、ずっとつけていることが多いので、装着検知についてはそこまで気になりませんでした。

個人的には、上記以外だとマルチポイントがあるだけでも嬉しかった製品でした。

レビューまとめ

Soundcore AeroFit Proは、オープンイヤー型にもかかわらず、低音の音質が良いことが印象に残るワイヤレスイヤホンでした。

もちろん軽快な装着感に加え、マルチポイントも搭載しているので、テレワークでの利用に最適!

Soundcoreの良さをしっかりと引き継ぎ、音漏れが比較的少なくイコライザーも効きやすいため、音楽を聴くにも良い製品。

Soundcoreシリーズにも、ついにオープンイヤー型が登場し、盤石の体制になりましたね。

しかも、どれも値段が控えめでコスパよし。

普段使いではこの「Soundcore AeroFit Pro」を、耳栓的な利用に「Soundcore Liberty 4 NC」みたいな感じで2つ買って併用するのもアリと思います。

Kou

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