Soundcore Motion X600 レビュー|ポータブルBluetoothスピーカーなのに空間オーディオ対応!クリアかつ臨場感のあるサウンドがすごい

最近のAnkerは、充電器だけでなくオーディオ関連でも強くて、Soundcoreブランドも注目です。

今回はその最新のポータブルHi-Fiスピーカー、Soundcore Motion X600をご紹介します。

この製品の特徴は、以下の通り。

特徴
  • 独自の空間オーディオアルゴリズムによる360°から音が降り注ぐような立体音響を実現
  • 3Dメタルメッシュを採用した高級感のあるデザイン
  • ハイレゾ音源(LDAC)再生に対応
  • 細やかな音質調整を可能にするProイコライザー機能
  • IPX7防水規格に対応

4月の「Anker Power Conference 2023 Spring」に参加してきた際に、その発表を見て、かなり物欲そそられ、ぜひその利用感を体験してみたい一品でした!

Kou

Kou

ポータブルスピーカーで、空間オーディオに対応するってマジか!?と思いましたw

早速、メーカーのAnkerさんから、製品をお借りして試用してみましたので、レビューを通じてその魅力をお伝えします!

https://www.benrilife.com/wp-content/uploads/2019/05/Kou1600.jpg

(Anker) Soundcore Motion X600 レビュー

Soundcore Motion X600は、空間オーディオに対応したポータブルHi-Fiスピーカー。その名の通り、サイズ感からは想像できないほどパワフルな性能で、特に上方向に伸びる立体音響が素晴らしく、音に包み込まれるような感覚を楽しめる。LDACにも対応しており、ハイレゾ再生も可能。キレのある解像感の高い音質で、低中高音バランスがよく聞きやすい。メタリックな外観は高級感もあり、防水で持ち運びもしやすく、水回りでも利用できる。2万円切りの値段の割に、これ一台でリッチな空間を演出できる!

メリット

  • 空間オーディオの音場感が素晴らしい(左右だけでなく上方向にかなり伸びる)
  • フラットでキレのあるサウンド
  • メタリックな外観に重厚感がありインテリアにも良い
  • アウトドアでも使える(ポータブル&IPX7防水)
  • イコライザーで柔軟に音質変更が可能

デメリット

  • ポータブルスピーカーとしてはサイズが大きめ
  • 連続再生時間が少し短く感じる

この製品は、「Anker Power Conference 2023 Spring」での取材、及びメーカーであるAnker Japanより製品を貸与いただき、記事執筆を行なっております。

Soundcore Motion X600の外観とスペック

まずは、Soundcore Motion X600の外観をチェックしていきます。

本体は、3Dメタルメッシュを採用している、重厚感のあるデザイン。

質感が非常に高く、インテリアを演出できると思います。

重厚感のあるメタリックデザイン

本体上部には取手が付いていて、部屋のどこにでも持ち運ぶことが可能!

サイズは、310mm×81mm×170mm、重量は1,930gとポータブルスピーカーにしては結構なサイズ感。

持った様子。難なく持ち運べる

しかし、上部に取手がついているため、片手で難なく持ち運べる感じ。室内の別の場所で利用したり、外に持ち出すのも良いです。

本体の上部には、各種操作ボタンがついています。

左から、電源・Bluetooth・空間オーディオ・バスブースト・音量下・再生停止・音量上げです。

スマホやDACとのペアリングも、「Bluetooth」ボタンを押すだけなので簡単。空間オーディオやバスブーストもここで簡単に切り替えができます。

自動的に検出されるので、簡単ペアリング

本体背面には、充電用の「USB Type-C」ポートと、AUX INを搭載。

オーディオケーブルまでちゃんとカバーしてるんですね。この辺はさすが。

背面のポート。防水キャップつきです。

以下、スペックです。

項目仕様
サイズ約310 × 81 × 170mm
重さ約1930g
カラースペースグレー
グリーン
ブルー
搭載機能空間オーディオ
ハイレゾ音源再生対応
Proイコライザー
防水規格IPX7
オーディオ出力50W
(ツイーター 5W × 2 / ウーファー 15W × 2 / フルレンジ 10W × 1)
再生時間最大12時間
対応コーデックSBC / LDAC
通信規格Bluetooth 5.3
充電方式USB-C
表:Soundcore Motion X600 スペック

3色発売ですが、初回はスペースグレーのみが、5月29日に発売され、グリーンとブルーは2023年6月下旬以降に発売予定となっています。

Anker Power Conference 2023 Springで展示されていたSoundcore Motion X600の各色

Soundcore Motion X600 レビュー

Soundcore Motion X600をレビューしていきます。

空間オーディオの臨場感が最高!ポータブルスピーカーとは思えない

この製品の何よりの特徴は、ポータブルスピーカーにも関わらず、空間オーディオ機能があること。

5つのドライバーの搭載により、立体音響を実現しています。

今流行りのドルビーアトモスのような感じで、360度から音が降り注ぐような、没入感のある楽曲視聴を楽しめるとされています。

5つのドライバーで拡散される

Anker独自のDSP(プロセッサ)・独自のアルゴリズムによって、音楽や音声の中に含まれる周波数帯を特定し、5つのドライバーに音を分配するとされています。

この空間オーディオ、適用してみると率直に言って最高!適用しているとしていないとでハッキリと違いがわかりました。

Ankerは、元々イヤホンの「Soundcore Liberty 3 Pro」あたりから、3Dミュージックに積極的に取り組んでいる様子でしたが、当初は音源の解像感が落ちる感じで、そこまで良いとは言えませんでした。

ただ、その後のチューニングが功を奏しているのか、このSoundcore Motion X600の空間オーディオの音の広がりはすごい。

特徴的とも言えるのが、この上部についているフルレンジスピーカーです。

上部のフルレンジスピーカー

音が左右だけでなく上下方向に伸びることにより、空間オーディオをより一層強めていると感じました。

この左右上下に伸びたサウンドが、壁に反響して回り込むように耳に届いてくるといった感覚です。

トップスピーカーがあるかのよう。Ankerはこれを”スカイチャネル”と表現していました。

まさにこのイメージの通り(画像:Anker)

さらに良い点として、音源側が空間オーディオに対応していなくとも、この「Spatial Sound」ボタンを押すことで、すべての音源が空間オーディオに変換されることです。

Spatial Soundボタン

Spatial Soundのオンオフで、その違いが体験できます。ステレオスピーカーが平面的だとしたら、空間オーディオは文字通り立体的。

コンサートホールやライブ会場のような、とはよく表現されますが、まさにその通りでいろんな楽曲の臨場感が一層増し、定位感もアップします。

リアスピーカーがあるわけではないため、360度から音に包み込まれるかと言われると、正直そこまでではありませんが、ポータブルスピーカーにしては、音の広がりがハンパない。

ずいぶん手っ取り早く、空間オーディオを体験できるようになりましたね!

Kou

Kou

据え置きのスピーカーならまだしも、ポータブルスピーカーに、これほどのものが搭載されるのってほんとすごい!

Ankerのオーディオ面での技術力の高さが垣間見えました。

低中高音バランスがとれ解像感の高いクリアサウンド

空間オーディオが目立ちますが、単純な音質面も優れています。

Soundcoreのポータブルスピーカーは、Soundcore 3を利用してきましたが、どちらかと言えばドンシャリ系のサウンド。

それと比較して、Soundcore Motion X600は、低中高音バランスが取れたフラットっぽいサウンドです。

Ankerは、イヤホンのSoundcore Space A40Soundcore Liberty 4あたりから、少し音作りを変えてきた印象がありますね。

このため、オールジャンルで聴きやすく、ボーカルメインのJ-Popでも聴きやすくなっています。

Soundcore Motion X600で楽曲視聴

解像感が高く、キレのあるサウンドです。中〜高音域の音抜けも良く、ボーカルの息づかいまでハッキリと感じ取れました。

手持ちのSonos Beam Gen 2と軽く聴き比べをすると、高音域が少しシャリシャリしているようにも感じましたが、とてもポータブルスピーカーとは思えない音質です。

しかも、LDACにも対応しており、ハイレゾ音源で視聴できます。

試しにLDAC対応している、Pixel 7 Proとペアリングしてみましたが、音源の歪みが少なくなり、粒度・厚みが少し増すような印象を受けました。

LDACは、Androidスマホまたは対応DACが必要です。iPhoneは対応していないのでご注意を。

LDACをオンに

一方で、サイズ感の割に連続再生時間が12時間とやや短めに感じました。(Soundcore 3は最大24時間)

しかし、これだけパワフルでクリアな音を出せるのであれば、仕方がないのかなと思えるほどの性能です。

イコライザーで柔軟に音質調整ができる

Soundcoreシリーズは、スマホアプリのイコライザーが優秀なんです。

僕もイヤホンでよく使っているのですが、これで柔軟に音質調整ができます。

低音〜高音まで、細かくカスタマイズすることも可能。スワイプで直感的に操作できます。

ちなみに、本体のボタンでベースアップ(低音増強)もできます。

本体にバスブースト付き

アプリでは、本体のリモート操作やオートパワーオフの設定もできます。

Ankerのオーディオ製品は、このSoundcoreアプリの使い勝手が良いのもポイントです。

これで、自分好みの音質に調節できます。

さまざまな場所に持ち運んで利用できる(防水にも対応)

Soundcore Motion X600は、先述の通り持ち運びがしやすく、さまざまな場所で利用できるポータブルスピーカーです。

室内のさまざまな場所に持ち込んで、原音忠実でクリアなサウンドを楽しめるのが良い感じ。

デスクにおいて楽曲視聴

IPX7の防水にも対応しています。メタリックな外観だったので、これは意外!

防塵には対応していないので、がっつりビーチサイドやキャンプなど、がっつりアウトドア向けではないのですが、洗面所やキッチン周りにおいて利用することも可能です。

洗面台に置いてみた

お風呂にも置いてみましたが、水に濡れても大丈夫。お風呂スピーカーとしては、ちょっとリッチすぎるかな?笑

濡れても大丈夫です

雨が降っている場所でも、壊れる心配はありません。ちょっとフェスっぽい気分も。

Kou

Kou

これ、プールサイドとかにおいてガンガン音楽かけてみたいですね〜

ただ、本体の幅が31cmとポータブルスピーカーにしては、大型です。サイズ感が気になる方は、より取り回しのしやすいSoundcore 3をチョイスしましょう。

ということで、ポータブルBluetoothスピーカーならでは、さまざまな場所に持ち運んで、このサウンドを楽しめるので、使い勝手が良い製品です。

おわりに

Soundcore Motion X600、ポータブルHi-Fiスピーカーとして、相当気合いの入った製品にみえましたが、それに恥じない素晴らしい音質を楽しめました。

特に、空間オーディオによる臨場感が抜群に良い!上方向に伸びるサウンドが特徴的なスピーカーです。

本体は高級感があり、インテリア映えもする製品。様々なシーンで楽しめます。

Anker Power Conference 2023 Springで様々な製品をみて、Ankerの勢いは相変わらずすごいなーと思うばかりですが、その勢いは止まることを知りませんね。

特に本製品は、ポータブルスピーカーとして抜群に性能が良かったので、おすすめです!

それ以外にも新製品を続々とレビューしていきますので、ぜひチェックしていってください!

Kou

Kou

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