見た目は普通のサングラスなのに、音楽視聴ができる面白いオーディオグラスが、Ankerから発売されました。
Anker Soundcore Frames Landmarkは、装着するだけでスマホ経由(Bluetooth)で音楽視聴ができるオーディオグラスです。
耳の周りに搭載したスピーカーから音が流れ、耳を塞がない音楽体験ができます。
まさにアウトドアシーンに最適なウェアラブル端末、その特徴は以下の通りです。
- OpenSurrounオーディオシステムを採用し、耳を塞がず臨場感あふれる音楽体験が可能
- IPX4防水規格に対応しており、アウトドアシーンに最適
- 音声通話ができる
- 偏光レンズを採用、衝撃や傷に強く紫外線をブロック
- 最大5.5時間の長時間再生・短時間充電が可能
- Soundcoreアプリでイコライザーも利用可能
この製品、グラス型のウエアラブル端末とはいえ、音楽再生に絞っている所が良いなと思いましたが、気になるのはまともに楽曲試聴ができるか否かというところ。
そんなわけで今回は、Anker Soundcore Frames Landmarkについて、実際に利用してみたレビューを掲載していきます。
項目 | Soundcore Frames Landmark | Soundcore Frames Cafe |
---|---|---|
製品画像 | ![]() | ![]() |
再生可能時間 | 最大5.5時間 | 最大5.5時間 |
イコライザー機能 | アプリでカスタム対応 | アプリでカスタム対応 |
専用アプリ対応 | ◯ | ◯ |
通信方式 | Bluetooth 5.2 | Bluetooth 5.2 |
対応コーデック | SBC, AAC | SBC, AAC |
充電方式 | 付属の磁気充電ケーブル | 付属の磁気充電ケーブル |
防水規格 | 突然の雨にも安心: IPX4 | 突然の雨にも安心: IPX4 |
偏光レンズ | ◯ | ー |
ブルーライトカットレンズ | ー | ◯ |
特徴 | 耳を塞がず音楽を楽しめるオーディオグラス。 独自のOpenSurroundオーディオシステムを採用し、 臨場感溢れる音楽体験を実現。 偏光レンズを採用するほか、 IPX4の防水規格にも対応しアウトドアや スポーツシーンに適したモデル | 耳を塞がず音楽を楽しめるオーディオグラス。 独自のOpenSurroundオーディオシステムを採用し、 臨場感溢れる音楽体験を実現。 ブルーライトを20%カットするレンズを採用し、 PCやスマートフォンなどの 液晶画面を見ることの多いシーンに適したモデル |
もくじ
Anker Soundcore Frames Landmarkの外観と初期設定
Anker Soundcore Frames Landmarkの外観と使い方をチェックしていきます。


Anker Soundcore Frames Landmarkの外観を見ていきます。

Anker Soundcore Frames Landmarkは、テンプル(つる)が分かれて同梱されており、それを装着することで利用します。


Anker Soundcore Frames Landmarkは、オーディオグラスにしてはスタイリッシュなデザインですが、普通のサングラスと比較すると、やはりテンプルは太めです。


サングラスの内側です。

外観のサイズは、以下の通りとなっています。


ケーブルで充電してから利用します。


ケーブルを抜くと、Bluetoothのペアリングモードとなり、接続できます。

このペアリングが最初されたりされなかったりしたので、そう言う場合は、次の強制起動をお試しください。

思ってたより実用的で装着感も良い
Anker Soundcore Frames Landmarkは、斬新な製品だったので、実際に手に取ってみて本当にこれが使えるの?というのが気になる製品でした。
しかし、実際に使ってみた所、中々実用的な製品だと感じました。その感想を述べていきます。
耳を塞がなくて良いのが運動中にもストレスフリー
この製品の何より良いところが、耳を塞がなくて良いことです。
本当にサングラスをかけるだけでスマホと自動でBluetoothペアリングができますし、徒歩時やスポーツ時にも耳を塞がないので、爽快感があります。
実際かけていても、見た目は普通のサングラスと変わりません。


徒歩中は良いのですが、特にランニングをしている時とかって、イヤホンだと結構ストレスになったりするんですよね。
インナーイヤー型のイヤホンを選択する手もありますが、それよりもさらに軽快感がある(というか耳に何もしてない)のが良い感じです。
また、特にサイクリングをするときにおすすめの製品です。
道交法上イヤホンはグレーなので、その際にも楽曲視聴やラジオを流したいときに効果的です。
この製品は、サングラスそのものであるため、ケースなどを持たなくて良いのも良い感じ。
もちろん付属品のケースがあるので、使わないときはそこに収納できます。

音楽や音声サービスもしっかり聴こえる。このレベルならアリ
個人的に一番不安だった点はこれ。ちゃんと音楽が聴けるのか?というところです。
結論から言うと、オーディオクラスにしては、しっかりと聴けるサウンドでした。
もちろんイヤホンやヘッドフォンに比べると、重低音はわずかにしか聞こえず、シャリシャリとしたサウンドです。

ただ、ウエアラブル端末として考えると、このくらいの音質の方がむしろ気軽に音楽が聴ける。
音の通りも良く、ただのサングラスとして考えると、中々優秀です。
ちなみにこれ、Audible(オーディブル)やRadiko(ラジコ)のような、オーディオブックサービスやラジオなどを視聴するにも向いています。
これで学習したり、YouTube Premiumを流してバラエティ系のコンテンツを楽しむこともできて、ランニングやサイクリングをしている際に気が紛れます。
ただし、仕様上しかたのない部分ですが、音漏れはやはりします。
一応アプリの設定で、音漏れがしない(プライバシーモード)ようにも設定できますが、音楽を聴くには厳しいレベルの音質になってしまいます。
これはある程度想定した上での購入を検討されてみてください。
イコライザーや通話向け機能もあるウェアラブル端末
この製品は、サングラスの形をしたウエアラブル端末なので、周辺機能も結構充実しています。
まず、AnkerのSoundcoreブランドではおなじみ、「Soundcoreアプリ」を利用することができます。
この、Soundcoreアプリでは、イコライザーを使って音質の調節が可能です。
低中高音まで自由に調節でき、5種類のカスタムイコライザーモードからも選択ができます。


私は重低音を少し強めに設定しています。
本体の操作方法も、アプリでカスタマイズが可能です。




オーディオテンプル (つるの部分) をタップして、音楽の再生/停止/曲送り/曲戻り、電話の応答/終了、音声アシスタントを操作できます。




また、IPX4相当の防水にも対応しており、雨や水辺で多少濡れても大丈夫です。
また、通話に関する機能もあります。
先述の通り通話に応答が可能であり、本体に内蔵の2つのマイクが搭載されています。
実際にこのサングラスを介した通話もしてみましたが、特に問題なく会話が出来ました。
通話が開始されるとプライバシーモードが自動で起動し、外に聞こえ漏れやすい高周波、低周波の音を弱めます。(声に近い中周波にフォーカスされる)
そのため、通話中の音漏れを軽減する仕組みとなっています。
おわりに
Anker Soundcore Frames Landmarkは、何より見た目は普通ながら耳を塞がずに音楽やラジオ、オーディオブックが視聴できて、思っていた以上に実用性の高い製品だと感じました。
もちろんイヤホンなどと比べると音質も落ちますし、音漏れもしますが、その分気軽に屋外で音楽を視聴できるのも中々良かったです。
特に、ランニングやサイクリングを良くする方におすすめしたい製品です。
Anker Soundcore Frames Landmark レビュー
Anker Soundcore Frames Landmarkは、見た目は普通のサングラスながら、しっかりと音楽試聴ができてよかった。音質はイヤホンやヘッドフォンには当然劣り、音漏れもあるが、耳を塞がなくて良いというのがストレスフリー。普通のサングラスとしても違和感はなく、紫外線A/B波を最大99%ブロックするレンズを採用。個人的にはランニングやサイクリングで利用したいアウトドア向けのウエアラブル端末!
メリット
デメリット