パナソニック 自動計量IH炊飯器(SR-AW1-W) レビュー|米と水を都度計量する手間なし!スマホアプリでどこからでもご飯が炊ける

最近、在宅勤務メインとなったことで、自炊することが多くなり、炊飯器も新調しようとしていた所、ちょうど面白い画期的な製品が登場しました。

それが、パナソニックの「自動計量炊飯器」。この製品の特徴は、以下の通りです。

特徴
  • 米(無洗米専用)と水の計量・投入から炊飯まで「全自動」
  • スマホ連携」で予定に合わせて、外から炊飯
  • 「おひつ」で炊きたてをそのまま食卓へ

パナソニックは、最近こういう画期的なスマート家電・時短家電を多く出していて、私も「ウォールフィットテレビ」や「SOLOTA(コンパクト食洗機)」など、気がついたらパナソニック家電のファンになってましたw

なので、とても楽しみにしていた家電!そんな、パナソニックの自動計量炊飯器をレビューしていきます。

自動計量炊飯器の箱が到着!わくわくする...!
到着!わくわくする…!
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パナソニック 自動計量IH炊飯器 レビュー

自動計量炊飯器の本体

パナソニックの自動計量IH炊飯器は、米と水の計量・投入から炊飯までが全自動になった炊飯器。まるで豆タンクつきの全自動コーヒーメーカーのような製品で、米と水をタンクにセットしておけば、スマホアプリの操作だけでご飯ができるのが手間なく便利。仕様上、1度に2合までしか炊けなかったり、保温ができないなどの欠点があり、合わない人もいると思うが、米の炊き方は細かく調整でき、米は固め派の自分にとっても満足な出来。おいしいご飯が炊けて満足です!

メリット

  • デザインがスタイリッシュで横幅が狭く省スペース
  • 計量の手間が省ける
  • 米と水をタンクに入れておけば、都度の手間なく連続利用できるのが良い
  • 結果的に炊きためしなくてよくなった
  • スマホアプリから遠隔操作が可能

デメリット

  • 保温ができない
  • 無洗米専用
  • 一度に2合までしか炊けない

この記事は、商品を購入の上、レビューしています。

外観

早速、外観について見ていきましょう。

こちらが本体です。

炊飯器にしては、随分細長くてびっくりしました。サイズは、幅17.6×奥行33.6×高さ33.6cmです。

自動計量IH炊飯器と普通の炊飯器の大きさを比較
普通の炊飯器と比べると、ずいぶん高さはあるが、横幅が細い。家電を横置きしやすい

よくある棚の炊飯器のスペースには入らないですが、スッキリとおけるので、場所を取りません。

家電の隣においてみた、横幅が狭いのでスッキリ置ける!
横に家電があっても、スッキリ置ける!

重さも約4.8kgとそこまで重くはなく、ちょっとした移動も難なくできます。

自動計量炊飯器を持ってみた
自動計量炊飯器を持ってみた

本体上部は、蒸気口と米タンク蓋、操作ボタンがついています。

蒸気口が上部にあるため、棚に置く時は、スチームオーブン対応のものや、上部が吹き抜けになっている所に設置しましょう。

本体上部
本体上部

米タンクふたの中に、米を入れる構造です。

米タンクの中
米タンクの中

水タンクは、取り外せるようになっていて、ここに注水すると自動で米を炊いてくれます。

普通の炊飯器と違って、水を測っておひつに浸しておくものではなく、ここに水を入れておけば自動で注水してくれるので、楽ちんです。

水タンクを外す
水タンクを外す

下部の丸いものは、おひつです。0.09~0.36 L(0.5~2.0合)のご飯が炊けます。

底面は、吸気口と排気口となっています。おひつ内にある送風口も含め、月1回程度掃除機でほこりやごみを取り除いた方が良いです。

底面
底面

米を入れて、炊飯開始です。

本体上部のタッチパネルから操作も可能
本体上部のタッチパネルから操作も可能

スマホアプリ「KitchenPocket」から、登録して炊飯器の遠隔操作もできるようになりますので、合わせて設定しておきましょう。

最後に、本体スペックをまとめておきます。

項目スペック
カラーホワイト
外形寸法(cm:約)幅17.6×奥行33.6×高さ33.6cm
炊飯容量0.09~0.36 L(0.5~2.0合)
米タンク容量(kg:約)2kg(13.3合)
水タンク容量(mL:約)600 mL
使用できるお米無洗米専用
内釜内面:ダイヤモンドフッ素コート(1年保証)
加熱方式/炊飯電力底IH加熱方式(100 V-470 W)/保温機能:なし
センサー底センサー・蒸気センサー・重量センサー
炊飯コース(本体)銀シャリふつう、早炊き
炊飯コース(アプリ連携機能)銀シャリふつう・かため・やわらか、早炊き、
カレー、おかゆ
炊飯時間(目安)銀シャリ:52~60分
使いやすさ(本体)タッチキー/「START」「CANCEL」「RICE」キーのみ
おひつ型 内釜
電源コード本体直付式
使いやすさ(アプリ連携機能)遠隔炊飯(外から炊飯時間設定、時間変更)
お手入れラクラクお手入れ点数:2点(内釜、おひつふた)
お手入れ機能搭載
表:パナソニック 自動計量炊飯器

パナソニック 自動計量炊飯器を使ってみた

パナソニックの自動計量炊飯器を、実際に利用してみました。

自動計量炊飯器を使ってみます
自動計量炊飯器を使ってみます

早速米を投入していくのですが、注意点が1つ。米は、無洗米専用です。

精白米や雑穀米、玄米などは入れられないのがネック。五穀米けっこう好きなんですが…ここは残念。

ただ、無洗米も固めにできたり栄養価が高くて好き。ということで、無洗米(2kg)を買って、お米を投入してみました。

無洗米2kgで、袋に少し余るくらいの分量
無洗米2kgで、袋に少し余るくらいの分量です。
内部のメモリ:2(2kg)まで敷き詰めました。
内部のメモリ:2(2kg)まで敷き詰めました。これ以上入れるのはNGです。

続いて、水タンクに水を入れてセット!

水タンク容量は約600mL。MAXラインまで水を投入です。
水タンク容量は約600mL。MAXラインまで水を投入です。

これでセット完了!上部のボタンから、ご飯の分量をセットできます。

セット完了した様子を本体上部から撮影
セット完了した様子を本体上部から撮影

ただ、この製品の醍醐味は、スマホアプリで炊き方や完了時刻を遠隔でセットできること。スマホアプリから操作してみます。

本体の反応はよく、スマホのボタンをタップした瞬間に、すぐに操作されました。

今回は、2合をいってみます。
今回は、2合をいってみます。
セットすると、時刻マークがつきます
セットすると、時刻マークがつきます

炊飯中は、水タンクから水が減っていく様子が見えたのと、米タンクからおひつに米が落ちる音は聞こえましたが、それ以外は外から何も見えません。

そんなこんなで、放置していると、指定時刻ぴったりに炊きあがりました!

おお、米が炊けている!
おお、米が炊けている!

ちなみに、時刻設定をしなければ、銀シャリメニューだと最速60分で炊けるようです。

設定には「早炊き」もあり、これで40分程度でご飯を炊くことができます。

炊飯が完了すると、スマホ側に通知も流れていました。

自動計量炊飯器の通知
炊飯器の通知

仕上がりも良い感じで、おいしそう!

しっかり炊けてます!
しっかり炊けてます!
このあと、スタッフ(僕)がおいしく頂きました。
このあと、スタッフ(僕)がおいしく頂きました。

僕は、ご飯は硬め派で、今回は硬めMAXで炊いてみましたが、元々無洗米ということもあってか、しっかり硬めに炊けていておいしかったです。

なお、2合炊くと米は余りますが、タンクの中の水はほとんど使ってしまうため、ここだけ交換は必要でした。

ただ、水はタンクの中にずっと放置するのも衛生上どうなのかというのもあるので、ここはまぁOK。

何より、全自動コーヒーメーカーからコーヒを抽出しているような感覚で米が炊けるし、スマホも使えるので、米を炊くまでのハードルが大きく下がった気分でした。(しかもおいしい!)

スマホアプリの機能について

続いて、スマホアプリの機能についても補足します。

スマホアプリでは、以下の項目を設定できます。

スマホアプリのメニュー
  • お米:無洗米のみ
  • 炊き方:銀シャリ/早炊き/カレー用/全がゆ/5分がゆ
  • お好み炊き方:「やわらか」から「かため」まで6段階
  • 炊飯量:0.5合〜2合(最小0.5合、以後0.25単位で設定可)
  • 炊きあがり:炊きあがり時刻を設定
  • その他:時間を指定せずに今すぐ炊飯

メモリーは3つまで設定可能で、それぞれ好みの設定で予約できます。

炊飯中は、スマホ側に都度通知が飛ぶので、状態がわかりやすいです。

スマホ画面の通知

このアプリでは、その他にも「レシピ検索」や「食材管理」などの機能もあります。

これは、他のパナソニック調理家電と合わせて利用する際に、このアプリに登録家電や情報などを一元管理できて良いです。

なお、Wi-Fiの接続エラーが出たら、再登録ももちろん可能。手順がしっかりしていて、わかりやすいです。

本体のボタンを長押しして無線LANを登録
本体のボタンを長押しして無線LANを登録

こんな感じで、スマホアプリも状態確認やメニュー設定が簡単にでき、使い勝手が良いです。

自動計量炊飯器のメリット

自動計量炊飯器を1ヶ月以上利用してみて感じた、メリットをまとめておきます。

米や水を計量する手間がない

米を計量

これがこの製品の最大のメリット。

米を入れる際に、都度お米の投入や、計量をする必要がありません。

計量カップ不要で本体のタンクに入れるだけで良いのが便利。

また、水も予め入れておけば自動で注水してくれるので、ご飯を炊く都度、米びつに適正な分量で水を張っておく必要もないのが良い点です。

毎回米と水をセットする必要がない分、かなり便利!

Kou

Kou

豆タンクつき全自動コーヒーメーカーみたいな炊飯器ですね!笑

遠隔操作ができる

自動計量IH炊飯器を遠隔操作

炊飯器をセットし忘れて出勤したさいも、外からスマホから操作してご飯が炊けるのが良いです。

炊きあがりの時刻を、スマホアプリから簡単に設定でき、常に炊きたてのご飯を食べることができます。

通常の炊飯器と違うのは、予約設定を外からでも操作できるため、外出時に予定が狂った場合でも、その場で予約設定でき、炊きたてのご飯が食べられます。

ただし、本製品はデメリットの章に書いた通り、「保温ができない」ことには注意です。

しかも、予め米と水を入れておいておけば良いため、都度セットしなくともご飯が炊けます。

容量的に大人数で住んでいる場合は不向きな製品ですが、自分だけ夜帰るのが遅いなど生活サイクルが異なる場合、自分専用の炊飯器としても使えそうです。

米を炊きためしなくても良くなった

米の炊きため

この炊飯器を買う前は、米をまとめて炊いておいて、冷凍保存〜食べたい時にレンチンをよくやっていたのですが、自動計量炊飯器に米と水が入っていさえすれば、スマホからいつでもご飯が炊けるのが良いです。

かつ、0.5合単位から炊けるため、細かい頻度で米をセットする手間もありません。

普通の炊飯器と違って、米と水を分離してタンクに入れておけるため、米を水に浸しっぱなしでダメになることもない。

保管庫から必要分だけご飯を抽出しているような感覚で、その結果、米を炊きためしなくても困らなくなりました。

これは、自動計量炊飯器の隠れたメリットかなと感じました。

スマホアプリの操作が使いやすい

炊飯器の操作に慣れていない人でも、スマホアプリでメニューを確認しながら細かく設定できるので、すぐに使いやすいです。

米や水の計量、ボタン操作などでわからなくなることもない。普段調理しない方にもおすすめです。

僕含め、スマホネイティブ世代にはわかりやすい調理家電で、その面でもラクさを感じました。

ご飯は硬め派にはおすすめ

ご飯は硬めにできあがる

自動計量IH炊飯器は、ご飯は硬め派の人におすすめです。

なぜかというと、以下の3点がその理由です。

ご飯は硬め派には自動計量炊飯器がおすすめな理由
  • (予約の際に)長時間米に水を貼らない仕組みになっている
  • 硬め設定MAXは、本当に硬めに炊ける
  • 無洗米はそもそも硬めに炊けやすい

実際、僕もご飯は硬め派なのですが、その僕でも炊けたご飯は、満足な仕上がりでした。

スマホアプリの設定はすべて試しましたが、柔らかめは本当に柔らかめで、その設定通りのご飯が炊けます。

このように、アプリで炊きあがりを調節できるのと、本体の仕様上、「ご飯は硬め派」には特におすすめの炊飯器です。

自動計量炊飯器のデメリット

自動計量炊飯器を2ヶ月以上利用してみて感じた、デメリットをまとめておきます。

無洗米以外は炊けない

本製品は、無洗米専用機です。

雑穀米や精白米を炊くことができません。

僕は、五穀米を食べることもあるので、これがちょっと残念に感じた部分。

保温ができない

自動計量炊飯器は、保温ができません。

これが、普通の炊飯器と比較した場合の最大のデメリットに感じます。

出先でスマホアプリで設定した後に、急な予定で遅くに帰った場合、冷たくなることもあります。

普通の炊飯器は、タイマー機能+保温機能があるので、上記の場合でも温かいごはんが食べられますよね。

そのため、セットするタイミングには気をつける必要があります。

一度に2合以上は炊けない

おひつの大きさが比較的小さく、一度に2合以上炊けません。

1人あたりの食べる分量にもよりますが、4人以上でいっぺんに炊く使い方をする場合、向いていないかと思います。

もちろん、2回に分けてメモリー設定をすればOKですが、2合炊くと水タンクをほぼ使い切ってしまうので、再度入れ直しが必要。その水を入れる手間だけはありますね。

遠隔操作できる分、一人暮らしやお子さんのいない家庭で利用する場合に、特におすすめの製品です。

レビューまとめ

自動計量炊飯器は、とにかく都度の米や水の計量が不要なのが何よりメリットでした。

スマホから外出先でも設定でき、わかりやすい。

このようなことから、時短もでき、米を炊きためしなくても良くなったという隠れメリットも。

一方で、無洗米以外は炊けないことや保温ができない等のデメリットもありましたので、合う合わないのある製品かなと。製品仕様をよく確認した上での購入をおすすめします。

一言でいうと「豆タンクつきの全自動コーヒーメーカー」みたいな炊飯器で、時短家電・スマート家電が好きな人にはハマると思います。

何より、ご飯は硬め派の僕にとっては、硬めのおいしいごはんが炊けて、満足してます!

Kou

Kou

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