SwitchBotスマートサーキュレーター レビュー|DCモーターでコスパ良し!スマート機能でエアコンと同時に自動運転できる

スマートホームで日本のシェアNo.1を誇るSwitchBot。最近ではそのラインナップが膨大になってきており、徐々に後付商品だけでなく、スマート家電も展開してきています。

今回は、「SwitchBotスマートサーキュレーター」をレビューしていきます。

この製品の特徴は以下の通り。

特徴
  • 4つの多彩な送風モードを実現
  • 自動3D首振り
  • 節電&省エネ
  • コードレスで使用可能
  • 独自の「SilenTech」静音技術とパワフル送風
  • SwitchBotシリーズと連携
項目仕様
本体サイズ334 x 173 x 382mm
本体重量約2380g
材料ABS
周波数50Hz/60Hz
消費電力24W
※電気代31円/1kWh、1日8時間稼働した場合約5.9円
本体電池7.4V、3600mAhリチウムイオン電池
2直列2並列
同梱品本体・リモコン・充電ケーブル・取扱説明書

その最大の特徴は、やはりSwitchBotシリーズでまとめて管理し連携できること。サーキュレーターは室内の空気を循環させるもので、自動操作が捗りそうです。

加えて、1万円そこそこの価格ながら、仕様的にDCモータータイプのサーキュレーターと確認でき、静音性や消費電力の小ささも魅力。そもそもの基本性能が高そうですね。

そんな、SwitchBotサーキュレーターについて、レビューしていきます!

https://www.benrilife.com/wp-content/uploads/2019/05/Kou1600.jpg

SwitchBotスマートサーキュレーター レビュー

SwitchBotスマートサーキュレーターは、SwitchBotの培われたスマート技術で、柔軟かつ使い勝手良く送風をコントロールできるのが便利。加えて、そもそも人気のDCモータータイプのため、電気代が安く静音性も高くで本体の基本性能も高い。自動3D機能やモード設定で送風をコントロールできる。現状Matterに対応しておらず、Appleホームからの操作はできないが、それも細かい話で時間の問題。全体的にSwitchBotならではの良さが光る製品だった。

メリット

  • ハブとの連携でエアコンと同時操作できるのが便利(より早く効率的に空調を整えられる)
  • DCモータータイプなので、静音性や消費電力面での基本性能が高い
  • USB-Cで充電可能、コードレス運転も可能で取り回しの良さ抜群
  • 上下の首振りまでスマート操作可能
  • アレクサなどから難なく操作可能

デメリット

  • 現状、Matterに対応していない
  • 前蓋の取り外しがややしづらい

本体ギャラリー

この記事は、メーカーであるSWITCHBOT株式会社より製品を提供いただき、記事執筆を行なっております。

SwitchBotサーキュレーター レビュー

SwitchBotサーキュレーターを実際に利用してみましたので、レビューをしていきます。

コードレスで取り回しがしやすい

SwitchBotサーキュレーターは、3600mAhのバッテリーを搭載しており、充電式・コードレスで運転できます。

そのため、自宅のいろんな場所に持ち運んで、さっと利用できるのが便利です。

本体サイズは334 x 173 x 382mm、重さは2.3kgと一般的な家庭用サーキュレーターと同じくらい。部屋間の移動なら難なくできるレベルです。

手で抱えて持ってみた
SwitchBotサーキュレーターを室内に置いて稼働させてみた。コードレスで動く

サーキュレーターは、季節や利用シーン(換気や部屋干し)によって、場所を変える頻度が多いため、コードレスで利用できるのはありがたい。

加えて、この製品の良いところが、通常の電源アダプターだけでなく、USB-Cによる充電にも対応しているところ。

卓上タイプでないサーキュレーターとして、この端子を搭載しているのは割とレア。

左から、USB-C用端子、充電(メガネ)ケーブル用端子、電源スイッチ

5V/2Aの出力が必要ですが、スマホのケーブルを代用したりもできます。

このような点から、スマート機能で色々できるというだけでなく、コードレスで取り回しがしやすく使い勝手の良い製品です。

DCモータータイプで静音性が高く消費電力が低い

SwitchBotサーキュレーターは、スマート機能の話はありますが、そもそも本体性能が優れている商品です。

DCモータータイプのサーキュレーターで静音性や消費電力に優れています。

実際に動作中の騒音や電力を計測してみました。

なので、ずっとつけていてもそこまで気にならないです。

消費電力に関しても、消費電力24Wで、ひと夏(90日間)使用時の電気代は公称約531円とのこと。

電気代31円/1kWh換算、1日8時間稼働した場合で算出1日あたりわずか5.9円。これは一般的なDCモータータイプのサーキュレーターと同様のスペックで、消費電力40WのACモータータイプと比較して約40%節約可能、抑えるところはしっかりと抑えています。

サーキュレーターは、先述の通り年中置いておける・運転するものなので、この点は実際の利用では結構重要。

エアコンや加湿器と同時操作できるのが便利

この章が今回のレビューで最も推したい所。

SwitchBotサーキュレーターは、エアコンと同時運転できるのがめちゃくちゃ便利です。

エアコン側は、同社のスマートリモコン:「SwitchBotハブ2 or ハブミニ」で操作し、このサーキュレーターと組み合わせます。

まずは、シーン機能。これを利用することで、1つのボタンや音声フレーズ(1つのトリガー)で、SwitchBotシリーズで操作できる家電をまとめて操作することが可能です。

以下では、「効率暖房」というボタンを押すと(アレクサに命令すると)、「エアコン・サーキュレーター・加湿器が同時にオンになる」という仕組みを作りました。

もちろんオフの仕組みも作ることができたり、指定のモードで動作させることも可能です。

いちいち家電ごとにリモコンでオンにしていかなくても大丈夫。この一括操作は、スマート家電を利用するうえで大きなメリットです。

更に、これらはSwitchBotアプリのオートメーション機能を活用することで、「サーキュレーターをつけたら、自動でエアコンや加湿器がつく」といった仕組みづくりも可能。

ここの「いつ(実行条件)」の部分にSwitchBotサーキュレーターの電源ONを設定することで、SwitchBotサーキュレーターの電源オンをトリガーに、合わせて操作したいエアコンや加湿器などを自動でオンにすることができるのが、大きな特徴です。

実行条件にサーキュレーターを設定

この仕組みを実際に動作させたのが以下の動画です。

このオートメーション機能の良い点は、シーン機能と違って、スマホアプリやスマートスピーカーからの操作だけでなく、リモコンや本体の電源ONボタンを押すことによっても、エアコンや加湿器を一括操作することができるんです。

クラウドサービスを使った仕組みなので、自宅の回線速度にもよるかと思いますが、その反応も良いです。

さて、スマートホームのメーカーでは、これまで単体でスマート化されているサーキュレーターを扱っているところはほとんどなく、大抵の場合予めサーキュレーターのモードを合わせておいてスマートプラグでON・OFFするか、リモコンつきのタイプを購入してスマートリモコンで操作するパターンでした。

上記のやり方だと、連携させる時にモード指定がしづらかったりするデメリットがあったのですが、SwitchBotサーキュレーターであれば、それらも含めて簡単にアプリから指定できるのがメリットです。

サーキュレーターは、扇風機と似たような製品なので、夏場で利用するイメージがありますが、本来的には扇風機と比べてより遠くに送風し、室内の空気を効率的に循環させることに役立てる製品です。

そのため、実は春夏秋冬の1年中利用できます。

SwitchBotスマートサーキュレーター
画像:SwitchBot公式サイトより引用

春〜夏は、エアコンを効率的に運転させるだけでなく、外気を取り入れることや、湿気対策にも役立ちます。

秋〜冬は、暖房を早めるだけでなく、SwitchBot加湿器なども合わせて利用することで、湿度調整にも役立ちます。

という点からも、意外と使い所が多い製品で、それらをSwitchBotアプリのみで管理できるのが大きいポイントです。

柔軟にモード切り替えが可能

SwitchBotサーキュレーターには、「送風」「ナチュラル」「おやすみ」「赤ちゃん」の4つの送風モードがあります。

これは、本体からでもリモコンからでもスマホからでもコントロールできるので、空調の調節がしやすいです。

動画:スマホからの操作

エアコンの稼働時には、送風モードの風量高めで部屋の遠くまでいきわたる送風にしておき、ある程度部屋が適温になったら、騒音の少ないそよ風モードにするのがおすすめ。

それ以外にも、風の強弱を感じたい方はナチュラルモードに、寝るときにはおやすみモードで運転を最小限にすることもできます。

アプリのモード設定画面
操作画面全体。このように細かく指定できます。

SwitchBotアプリでは、このモード変更をオートメーション機能でも指定でき、細かく自動化の定義ができるのが隠れメリット。エアコンの稼働に合わせてサーキューレーターの調節も自動で行えます。こういったことができるのは、SwitchBot製品を選ぶならではの点ですね。

ちなみに、アプリでの操作・設定が逆にめんどくさい場合でも、本体スイッチでの操作やリモコンもちゃんと付属していて、アナログ的なコントロールも柔軟にでき、きめ細やかです。

本体でもモード変更や風量調節ができる
リモコンも付属

風量も1〜100%まで細かく調節可能。

特徴的なのが3D首振りで、左右だけでなく上下にも向きを変えることができます。

こういう感じで柔軟に角度を変えられます。

この3D首振りをアプリや音声でも操作できるのはサーキュレーターとしては珍しい。後付ではできないスマート家電ならではの良さです。

このように、さすがスマートホームで名高いスイッチボット製品なだけあって、スマート操作・設定できる範囲が広範で、かつアプリの使い勝手が良いです。パット見普通のサーキュレーターに見えて、しっかりと同社の技術力が活かされているように感じました。

アレクサ等から音声操作も難なくできる

SwitchBotサーキュレーターは、アレクサなどの音声操作にももちろん対応しています。

普通のサーキュレーターを音声操作させる場合は、スマートプラグによる電源オンオフか、リモコンつきのサーキュレーターの場合、リモコン上にあるボタンを1ボタンずつ押すような形となるため、モード切り替えなどの操作がしづらいです。

その点、SwitchBotサーキュレーターは、本体がそもそもスマート化しており、首振りや細かい風量設定まで話しかけて一発操作できるのが良いところです。

加えて、スマートホーム化で名高いSwitchBotの製品なので、GoogleアシスタントやSiriにまで対応しており、各種サービスへの対応も充実しています。

例として、アレクサでは以下のようなセリフで操作することができます。

内容セリフ
電源オンオフアレクサ、寝室のサーキュレーターをつけて/消して
モード変更アレクサ、送風/おやすみ/ナチュラル/赤ちゃんモードをオンにして
左右の首振りアレクサ、左右の首振りをオン/オフにして
上下の首振りアレクサ、上下の首振りをオン/オフにして
常夜灯モードの明るさ変更アレクサ、サーキュレーターの常夜灯モードを明るく/暗くして

先述の通り、電源オンオフやモード変更だけでなく、左右上下の首振りまで音声操作できるのは珍しいです。

加えて、上記の「効率暖房」の仕組みのように、作ったシーンをアレクサで音声操作もできるので、サーキュレーター以外の家電を一括で動かすこともできるのが便利ですね。

なお、本製品はスマートホーム共通規格:Matterに現状対応していません。

そのため、Appleホームから操作まではできないのですが、代わりにSiriショートカットには対応しているので、Appleデバイスで固めている人でも使い勝手は比較的良いです。

レビューまとめ

SwitchBotスマートサーキュレーターを利用してみて、特にエアコンや加湿器と組み合わせることで、一発で室内の空調をより効率的に、快適にすることができるのが便利に感じました。

普通のサーキュレーターに後付けのものと違って、家電側があらかじめスマート化されているのが使い勝手が良い。電源オンオフだけでなく、モード変更や首振りまで簡単に操作できるのが特に良いです。

スマート機能を抜きにしても、DCモーター&コードレスということで、基本性能が高く取り回しがしやすいサーキュレーターとしてもおすすめできます。

SwitchBotは元々後付のスマートホーム化で発展してきたメーカーですが、徐々に普通の家電も発売してきていますね。今度はどんな家電がスマート化されるのか、ウォッチしていくのが楽しみです!

おまけ:お手入れの際の前蓋の取り外し方

お手入れとして、前蓋を外して本体の羽のホコリや汚れ落としも可能。この前蓋が固くて少し取りづらかったので、ポイントを掲載しておきます。

プラスドライバーで送風口下部にあるネジを外します。

次に前蓋を外しますが、ここがけっこう固い。以下の画像の位置(ハンドルのやや右側)からグッと指にかけて、反時計回りにスライドさせてください。

この位置に指をひっかけて反時計方向にスライドさせる
Kou

Kou

こんにちは!
BENRI LIFE(ベンリライフ)は、「IoT(モノのインターネット)」をテーマにしたガジェットブログです。
特に「スマートホーム」に関する情報が充実しています!
IoTツールで暮らしを便利に、快適に...
よかったら、色々見ていってください!

FOLLOW

カテゴリー:
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA