SwitchBotといえば、スマートホームで有名な企業ですが、今回そのSwitchBotから新たに「SwitchBotカーテン3」が発売されました。
人気商品「SwitchBotカーテン」の第3世代にあたる本製品。
その特徴は、以下のとおりです。
- 今あるカーテンをワンタッチでスマート化
- 配線・工事不要でワンタッチ取り付け
- 8種類の操作スタイル
- 運転音25dB以下のQuietDriftモードを搭載
- ソーラーパネルで半永久的な給電が可能
スマートカーテンは、タイマーなどの自動開閉ができることによって、朝起きたときに日の光を取り入れたり、遠隔で締めることによって、防犯対策にも活用できますよ!
更に、スマートウォッチ操作や音声操作にも対応し、カーテンのそばまで行かずにカーテンを開け締めできるのが、地味に便利な部分。
これで健康的な生活が送れます。そんな、SwitchBotカーテン3のレビューです。
もくじ
外観と初期設定
まずは、SwitchBotカーテン3の設置&初期設定を行っていきます。

本体外観
同梱品は、本体/フック(U型レール)/フック/フック取り付け用ロール/Type-Cケーブル/マグネット/ロール装着補助パーツ/ロールアタッチメント/リセットピン/クリーニングティッシュといった構成。

SwitchBotカーテン3は、前作と比べると大型になっています。

その分、随所に細かな改善点が見られます。
例えば、取り外しの際のレールパーツ。従来は10円玉が必要でしたが、この部分が手だけで簡単に着脱可能となっています。

本体は、USB Type-Cで充電します。別売のソーラパネルを取り付けて、半永久的な充電も可能です。

上部はゴムローラー・(カーテンレール向けの)ロールとなっており、このローラーで動く仕組みとなっています。

以下、本体仕様です。
項目 | 仕様 |
---|---|
製品型番 | W2400000 |
色 | ホワイト |
材料 | ABS+UV耐性PC(難燃グレードV-0) |
本体寸法 | 42mm×51mm×173mm |
本体重量 | 280g |
電源 | Type-C、DC 5V 1A、 3350mAhリチウム電池 ソーラーパネル。 |
バッテリー寿命 | ・満充電状態で最大8カ月利用可能。 ・専用のソーラーパネルを併用で、太陽光充電が可能。 |
通信方式 | Bluetooth 5.0 Long Range |
パワー | 最大16kgまで制御 |
最大走行距離 | 3m |
U型・角型/ポールタイプといった形で、様々なカーテンのタイプに取り付けることができます。


設置
本体を設置してみます。
最初に、以下の2点に注意して取り付けます。
- レールにロールが合うか確認
- 一番端のランナーから一個手前に取り付ける
まず、レールにロールが合うかを確認してください。
フック取り付け用ロールは3種類同梱しているので、合うタイプを選びます。

フックをレールに対して水平に入れた後、垂直方向に90度回して引っ掛けます。

フックが本体に取り付けられるまで伸ばします。
ここは少し力がいります。カーテンレールを曲げないよう注意し、ゆっくりと取り付けてください。

これで取り付けは完了です!

なお、SwitchBotカーテン3は、位置決め用のマグネットが同梱されています。
これをレールに装着しておくと、カーテンがピタッと止まって開閉する際に隙間が出にくくなります。
初期設定の位置合わせでも用いるため、合わせて設置しておきましょう。


あとは、カーテンをランナーにかけて完了。
本体は、そのカーテンに隠れるような形となるので、見えません。

別売のSwitchBotソーラーパネルを持っている方は、ここで合わせて取り付けてください。
SwitchBotソーラーパネルは、パッと見かさばるような製品に見えますが、カーテンの裏側に取り付けることによって、表側からは見えなくなります。
実際利用して唯一のデメリットは、後付製品であるため、本体がかさばり、カーテンを閉めた状態でも少し膨らんで見えること。

SwitchBotカーテン3は、前作より大型になっているため、この膨らみが少し目立ちます。仕様上仕方のない部分ですが。
ともあれ、カーテンの開閉をラクにできるメリットがそれを上回るため、この点は後述していきます。
アプリで初期設定
あとは、アプリで初期設定を行っていきます。
- STEP
カーテンをデバイスに接続
本体のボタンを長押しし、デバイスをウエイクさせてスマホとSwitchBotカーテン3を接続します。
- STEP
カーテン位置の調節
カーテン位置の調節を行います。「自動調節」を選択すれば、自動で開閉位置を設定してくれます。
自動開閉を設定 自動調節でうまくあわない場合は、カスタム調節を利用してみてください。
- STEP
クラウドサービスの有効化(必要に応じて)
SwitchBotカーテン3は、遠隔操作ができると便利なので、ここで合わせて設定しちゃいましょう。
カーテンの設定から、クラウドサービスをオンにし、リビングのハブ2を設定 これをすると、アレクサに連携できるようになる(SwitchBotアプリから設定画面に飛べる)
SwitchBotアプリは、AIアシスタントの連携設定も含めよく考えられて作られており、簡単に各種設定ができました。
SwitchBotカーテン3 レビュー
SwitchBotカーテン3を実際に利用してみましたので、レビューをしていきます。
日の光を取り入れられる|防犯対策にも有効
実際に利用してみて一番良いポイントは、カーテンを開ける意識なしに、日の光を取り入れられることです。
朝、日の光で目覚めることができます。
日光を浴びることで、メラトニンも抑えられ、すっきりとした朝を迎えることができますよ!

アプリでタイマー設定もできるので、毎朝起きる時間に設定し、カーテンで起床のルーティンも作れますね。
また、夕方から夜にかけても、カーテンを開けっ放しの状態を避けられます。
このパターンは一人暮らしの方に有効ですね。カーテンが開きっぱなしにならず、防犯面でも有効です。
私は、今回リビングに設置していますが、寝室に設置すると、快適な目覚める部屋環境が作れます。
QuietDriftがすごい|気づいたら開いているほど静かな動作
SwitchBotカーテン3の機能的な最大の特徴は、このQuietDrift機能。
これで、カーテンを「そーっと」開け締めできます。
一般的に、このような後付のスマートカーテンは、どの製品も動作音が大きいことがネックでした。

Kou
朝、日の光だけでなくこの音で起きることもしばしば…笑
上記の動画を見ていただければ分かる通り、このQuietDrift機能は、25dB以下の動作音となるため、音がほとんどしません。
その分、カーテンが開閉する速度は遅いですが、マグネットランナーでくっついている場合でもきちんと外れますし、普通のカーテンを動かせるパワーはあります。
この「静かにカーテンを開ける」というのは、後付カーテンには珍しく、SwitchBotカーテン3を導入したら、ぜひ試してみてほしいです。
地味な機能に見えて、実際使ってみて一番感動した部分でした。
様々な手段で操作可能(Matterにも対応)
SwitchBotカーテン3は、スマホ以外にも、様々な操作ができるのが魅力的です。
以下の手段で、操作できます。
- スマートウォッチから操作
- スマホのウィジェットから操作
- スマートスピーカーからの操作(アレクサ・Googleアシスタント・Siri)
- SwitchBotボタンで操作(後述)
- シーン機能で自動操作(後述)

身の回りのあらゆるデバイスから操作できるので、どんな人でも使いやすいです。
更に、スマートホームの共通規格「Matter」にも対応しているので、Appleのホームアプリ(HomeKit)にも登録・操作できる珍しいデバイスです。


Appleホームに登録(Matterを利用)するには、以下のデバイスが必要です。
- SwitchBotハブ2
- HomePod mini、HomePod
- iPad(ホームハブ設定)
HomePod/iPadが遠隔操作のためのハブ、SwitchBotハブ2は、Matterへのブリッジ役として機能するイメージです。
これで、Siriでの音声操作のみならず、ホームアプリのオートメーション機能を用いて、様々な仕組みづくりが可能となります。
このため、身の回りのガジェットをApple製品で固めている方にとっては、特におすすめの製品。
スマートホーム化がしやすい|多數のラインナップ

SwitchBotは、多數の製品を連携させて、スマートホーム化をする製品です。
そのため、様々なラインナップがあります。
商品画像 | 商品名(リンクはAmazonサイト) | 製品概要 | 販売価格(単位:円) |
---|---|---|---|
![]() | SwitchBotハブ2 | Switch BotシリーズをWi-Fi対応させるための ネットワークハブ。 スマートリモコンとしても利用でき、 赤外線リモコンで操作する家電を操作可能 廉価版のSwitchBot Hub miniもあり。 ※適用例:エアコン/テレビ/ シーリングライトの遠隔操作 | 8,980 |
![]() | SwitchBot | 指の代わりに物理スイッチのボタンを押してくれるロボット ※適用例:照明スイッチ/浴室リモコン/ 床暖房の遠隔操作 | 3,851 |
![]() | SwitchBot 温湿度計 | スマホのSwitch Botアプリで温湿度が 確認・自動操作できる温湿度計 ※用途:空調制御/見守り | 1,980 |
![]() | SwitchBot カーテン | カーテンの開閉をスマホやスマートスピーカー から操縦できるロボット。 ブラインドもあり。 ※用途:目覚まし/防犯 | 10,022 |
![]() | SwitchBotボタン | Switch Botシリーズをボタンで操作できる IoTボタン ※用途:ボタン1プッシュで一括開閉 | 1,980 |
![]() | SwitchBot スマートプラグ | SwitchBotアプリで操作できるWi-Fi対応 スマートプラグ。 家電の主電源をオンオフ可能 ※用途:間接照明/サーキュレーターの オンオフ | 1,980 |
![]() | SwitchBot スマート加湿器 | SwitchBotシリーズで利用できる 超音波加湿機 ※用途:加湿 | 5,578 |
![]() | SwitchBot防犯カメラ | SwitchBotアプリで映像視聴可能な 防犯・見守りカメラ ※用途:ペットカメラ、防犯カメラ、 ベビーモニター | 2,980 |
![]() | SwitchBot防犯カメラ(首振り) | SwitchBotで映像視聴可能な 防犯・見守りカメラの首振り対応版 ※用途:ペットカメラ、防犯カメラ、 ベビーモニター | 4,480 |
![]() | SwitchBot人感センサー | SwitchBotシリーズで利用可能で 仕組みづくりに役立つ人感センサー ※用途:人感照明等 | 2,480 |
![]() | SwitchBot開閉センサー | SwitchBotシリーズで利用可能で 仕組みづくりに役立つ開閉センサー ※用途:家電自動操作、戸締まり確認 | 2,481 |
![]() | SwitchBot NFCタグ | NFCタグ。 タッチをトリガーにSwitchBot製品の 操作が可能 ※用途:家電操作 | 980 |
![]() | SwitchBot スマート電球 | SwitchBotアプリで操作可能な スマート電球 ※用途:照明操作 | 1,899 |
![]() | SwitchBot テープライト | SwitchBotアプリで操作可能な テープライト ※用途:照明操作 | 2,480 |
![]() | SwitchBot スマートロック | スマホ等で鍵の開け閉めができる スマートロック ※用途:玄関のドアの開け閉め、戸締まり確認 | 9,980 |
![]() | SwitchBotキーパッド | SwitchBotスマートロックを暗証番号 or NFCカードで解錠できる オプション品。 +指紋認証の「キーパッドタッチ」もあり ※用途:玄関のドアの開け閉め、キーシェア | 4,980 |
![]() | SwitchBotシーリングライト | SwitchBotアプリで操作可能な シーリングライト。 スマートリモコンHub mini「内蔵型」も。 ※用途:照明操作 | 4,980〜 9,980 |
![]() | SwitchBotロボット掃除機 | SwitchBotアプリで制御できる ロボット掃除機。 自動ごみ収集タイプ(S1+)、 コンパクトタイプ(K10+)もある。 ※用途:掃除 | 39,800〜 69,799 |
これらの様々なスマートホームデバイスを、SwitchBot製品1つにまとめて操作できます。
例えば、SwitchBotボタンと組み合わせると、カーテンの開閉ボタンを作れます。
また、「シーン機能」を用い、これらのデバイスを組み合わせて、SwitchBotカーテン3を自動操作させることも可能です。
例えば、アレクサに話しかけて、朝「おはようといったら、様々な家電を一括でオン」といった設定もできますね。
このように、様々な製品を組み合わて、生活にあった色々な仕組みづくりができることが、SwitchBot製品の魅力です。
レビューまとめ
SwitchBotカーテン3は、欠点だった部分が改善された、スマートカーテンの完成品とも言える製品でした。
特に、QuietDrift機能は地味に感動したので、利用する際はぜひ試してみてください。
実際に利用してみて、この製品は特に以下の方におすすめできます。
- 寝起きの目覚めを改善したい方
- 夜のカーテン閉め忘れをなくしたい方
- スマートホーム化したい方
- 静音性の高いスマートカーテンを探している方(QuietDrift機能あり)
- 身の回りのガジェットをApple製品で固めている方(Matter対応)
以上です!
SwitchBotカーテン3 レビュー
SwitchBotカーテン3は、自動開閉やAIアシスタント対応によって、カーテン操作を簡略化できる製品。スマホだけでなく、スマートウォッチへの対応やMatter対応によるAIアシスタント対応など、多数の操作手段があり、好みのスタイルを選べるのが嬉しいポイント。第3世代となる本製品は、取り付けが楽になったパーツや、QuietDriftモードで動作音を極限まで小さくできるなど、細かい欠点が改善され、その完成形とも言える一品となっていた。
メリット
デメリット