SwitchBotカーテン3 レビュー|快適な目覚めから防犯対策まで!細かい欠点が改善されたスマートカーテンの完成形

SwitchBotカーテン3

SwitchBotといえば、スマートホームで有名な企業ですが、今回そのSwitchBotから新たに「SwitchBotカーテン3」が発売されました。

人気商品「SwitchBotカーテン」の第3世代にあたる本製品。

その特徴は、以下のとおりです。

特徴
  • 今あるカーテンをワンタッチでスマート化
  • 配線・工事不要でワンタッチ取り付け
  • 8種類の操作スタイル
  • 運転音25dB以下のQuietDriftモードを搭載
  • ソーラーパネルで半永久的な給電が可能

スマートカーテンは、タイマーなどの自動開閉ができることによって、朝起きたときに日の光を取り入れたり、遠隔で締めることによって、防犯対策にも活用できますよ!

更に、スマートウォッチ操作や音声操作にも対応し、カーテンのそばまで行かずにカーテンを開け締めできるのが、地味に便利な部分。

これで健康的な生活が送れます。そんな、SwitchBotカーテン3のレビューです。

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SwitchBotカーテン3 レビュー

SwitchBotカーテン3は、自動開閉やAIアシスタント対応によって、カーテン操作を簡略化できる製品。スマホだけでなく、スマートウォッチへの対応やMatter対応によるAIアシスタント対応など、多数の操作手段があり、好みのスタイルを選べるのが嬉しいポイント。第3世代となる本製品は、取り付けが楽になったパーツや、QuietDriftモードで動作音を極限まで小さくできるなど、細かい欠点が改善され、その完成形とも言える一品となっていた。

メリット

  • 着脱が簡単になった
  • マグネットでカーテンがぴったり閉まる
  • カーテンが”気がついたら開いてる”と思うほど静かに動作するQuietDrift機能
  • ソーラーパネルに対応していて実質充電不要で使える
  • Matterにも対応しており、色んなデバイスから操作可能
  • 他のラインナップ含め、スマートホームに組み込みやすい

デメリット

  • 本体の大きさでカーテンが閉じきらずに若干膨らむ

この製品は、メーカー様であるSwitchBot社より製品を提供いただき、記事執筆を行っております。

外観と初期設定

まずは、SwitchBotカーテン3の設置&初期設定を行っていきます。

SwitchBotカーテン3 本体箱

本体外観

同梱品は、本体/フック(U型レール)/フック/フック取り付け用ロール/Type-Cケーブル/マグネット/ロール装着補助パーツ/ロールアタッチメント/リセットピン/クリーニングティッシュといった構成。

同梱品。

SwitchBotカーテン3は、前作と比べると大型になっています。

左がSwitchBot(初代)、右がSwitchBotカーテン3

その分、随所に細かな改善点が見られます。

例えば、取り外しの際のレールパーツ。従来は10円玉が必要でしたが、この部分が手だけで簡単に着脱可能となっています。

サイドの取り付けボタンをおして外すだけ

本体は、USB Type-Cで充電します。別売のソーラパネルを取り付けて、半永久的な充電も可能です。

充電はUSB Type-Cです。

上部はゴムローラー・(カーテンレール向けの)ロールとなっており、このローラーで動く仕組みとなっています。

ローラー

以下、本体仕様です。

項目仕様
製品型番 W2400000
 ホワイト
材料ABS+UV耐性PC(難燃グレードV-0)
本体寸法42mm×51mm×173mm
本体重量280g
電源Type-C、DC 5V 1A、
3350mAhリチウム電池
ソーラーパネル。
バッテリー寿命・満充電状態で最大8カ月利用可能。
・専用のソーラーパネルを併用で、太陽光充電が可能。
通信方式Bluetooth 5.0 Long Range
パワー最大16kgまで制御
最大走行距離3m
表:SwitchBotカーテン3 本体仕様

U型・角型/ポールタイプといった形で、様々なカーテンのタイプに取り付けることができます。

設置

本体を設置してみます。

最初に、以下の2点に注意して取り付けます。

  • レールにロールが合うか確認
  • 一番端のランナーから一個手前に取り付ける

まず、レールにロールが合うかを確認してください。

フック取り付け用ロールは3種類同梱しているので、合うタイプを選びます。

レールに合うロールを選んで、挿し込む。(一番先端のランナーから1個分手前に付けてください)

フックをレールに対して水平に入れた後、垂直方向に90度回して引っ掛けます。

フックを90度回し、レールに引っ掛ける

フックが本体に取り付けられるまで伸ばします。

ここは少し力がいります。カーテンレールを曲げないよう注意し、ゆっくりと取り付けてください。

フックを本体に取り付ける

これで取り付けは完了です!

本体をレールに取り付け完了!

なお、SwitchBotカーテン3は、位置決め用のマグネットが同梱されています。

これをレールに装着しておくと、カーテンがピタッと止まって開閉する際に隙間が出にくくなります。

初期設定の位置合わせでも用いるため、合わせて設置しておきましょう。

あとは、カーテンをランナーにかけて完了。

本体は、そのカーテンに隠れるような形となるので、見えません。

カーテンを取り付け

別売のSwitchBotソーラーパネルを持っている方は、ここで合わせて取り付けてください。

SwitchBotソーラーパネルは、パッと見かさばるような製品に見えますが、カーテンの裏側に取り付けることによって、表側からは見えなくなります。

実際利用して唯一のデメリットは、後付製品であるため、本体がかさばり、カーテンを閉めた状態でも少し膨らんで見えること。

この赤枠の膨らみで開く範囲が少し狭くなる

SwitchBotカーテン3は、前作より大型になっているため、この膨らみが少し目立ちます。仕様上仕方のない部分ですが。

ともあれ、カーテンの開閉をラクにできるメリットがそれを上回るため、この点は後述していきます。

アプリで初期設定

あとは、アプリで初期設定を行っていきます。

  1. STEP

    カーテンをデバイスに接続

    本体のボタンを長押しし、デバイスをウエイクさせてスマホとSwitchBotカーテン3を接続します。

  2. STEP

    カーテン位置の調節

    カーテン位置の調節を行います。「自動調節」を選択すれば、自動で開閉位置を設定してくれます。

    自動調節でうまくあわない場合は、カスタム調節を利用してみてください。

  3. STEP

    クラウドサービスの有効化(必要に応じて)

    SwitchBotカーテン3は、遠隔操作ができると便利なので、ここで合わせて設定しちゃいましょう。

    ハブ2またはハブミニが必要です。

SwitchBotアプリは、AIアシスタントの連携設定も含めよく考えられて作られており、簡単に各種設定ができました。

SwitchBotカーテン3 レビュー

SwitchBotカーテン3を実際に利用してみましたので、レビューをしていきます。

日の光を取り入れられる|防犯対策にも有効

朝日を取り入れられて気持ち良い!(GIF)

実際に利用してみて一番良いポイントは、カーテンを開ける意識なしに、日の光を取り入れられることです。

朝、日の光で目覚めることができます。

日光を浴びることで、メラトニンも抑えられ、すっきりとした朝を迎えることができますよ!

通常の動作だと60dBA前後、この音が気になる場合は、次章のQuietDriftを設定しましょう

アプリでタイマー設定もできるので、毎朝起きる時間に設定し、カーテンで起床のルーティンも作れますね。

また、夕方から夜にかけても、カーテンを開けっ放しの状態を避けられます。

このパターンは一人暮らしの方に有効ですね。カーテンが開きっぱなしにならず、防犯面でも有効です。

私は、今回リビングに設置していますが、寝室に設置すると、快適な目覚める部屋環境が作れます。

QuietDriftがすごい|気づいたら開いているほど静かな動作

QuietDriftの動作

SwitchBotカーテン3の機能的な最大の特徴は、このQuietDrift機能。

これで、カーテンを「そーっと」開け締めできます。

一般的に、このような後付のスマートカーテンは、どの製品も動作音が大きいことがネックでした。

Kou

Kou

朝、日の光だけでなくこの音で起きることもしばしば…笑

上記の動画を見ていただければ分かる通り、このQuietDrift機能は、25dB以下の動作音となるため、音がほとんどしません。

その分、カーテンが開閉する速度は遅いですが、マグネットランナーでくっついている場合でもきちんと外れますし、普通のカーテンを動かせるパワーはあります。

この「静かにカーテンを開ける」というのは、後付カーテンには珍しく、SwitchBotカーテン3を導入したら、ぜひ試してみてほしいです。

地味な機能に見えて、実際使ってみて一番感動した部分でした。

様々な手段で操作可能(Matterにも対応)

SwitchBotカーテン3は、スマホ以外にも、様々な操作ができるのが魅力的です。

以下の手段で、操作できます。

SwitchBotカーテン3 主な操作手段
  • スマートウォッチから操作
  • スマホのウィジェットから操作
  • スマートスピーカーからの操作(アレクサ・Googleアシスタント・Siri)
  • SwitchBotボタンで操作(後述)
  • シーン機能で自動操作(後述)
スマートウォッチからの操作

身の回りのあらゆるデバイスから操作できるので、どんな人でも使いやすいです。

更に、スマートホームの共通規格「Matter」にも対応しているので、Appleのホームアプリ(HomeKit)にも登録・操作できる珍しいデバイスです。

SwitchBotハブ2のサブデバイスとして登録
SwitchBotカーテン3がAppleホームに登録される!

Appleホームに登録(Matterを利用)するには、以下のデバイスが必要です。

  • SwitchBotハブ2
  • HomePod mini、HomePod
  • iPad(ホームハブ設定)

HomePod/iPadが遠隔操作のためのハブ、SwitchBotハブ2は、Matterへのブリッジ役として機能するイメージです。

これで、Siriでの音声操作のみならず、ホームアプリのオートメーション機能を用いて、様々な仕組みづくりが可能となります。

このため、身の回りのガジェットをApple製品で固めている方にとっては、特におすすめの製品。

スマートホーム化がしやすい|多數のラインナップ

Switch Botシリーズ
SwitchBot製品

SwitchBotは、多數の製品を連携させて、スマートホーム化をする製品です。

そのため、様々なラインナップがあります。

商品画像商品名(リンクはAmazonサイト)製品概要販売価格(単位:円)
SwitchBotハブ2Switch BotシリーズをWi-Fi対応させるための
ネットワークハブ。
スマートリモコンとしても利用でき、
赤外線リモコンで操作する家電を操作可能
廉価版のSwitchBot Hub miniもあり。
※適用例:エアコン/テレビ/
シーリングライトの遠隔操作
8,980
SwitchBot指の代わりに物理スイッチのボタンを押してくれるロボット
※適用例:照明スイッチ/浴室リモコン/
床暖房の遠隔操作
3,851
SwitchBot 温湿度計スマホのSwitch Botアプリで温湿度が
確認・自動操作できる温湿度計
※用途:空調制御/見守り
1,980
SwitchBot カーテンカーテンの開閉をスマホやスマートスピーカー
から操縦できるロボット。
ブラインドもあり。
※用途:目覚まし/防犯
10,022
SwitchBotボタンSwitch Botシリーズをボタンで操作できる
IoTボタン
※用途:ボタン1プッシュで一括開閉
1,980
SwitchBot スマートプラグSwitchBotアプリで操作できるWi-Fi対応
スマートプラグ。
家電の主電源をオンオフ可能
※用途:間接照明/サーキュレーターの
オンオフ
1,980
SwitchBot スマート加湿器SwitchBotシリーズで利用できる
超音波加湿機
※用途:加湿
5,578
SwitchBot防犯カメラSwitchBotアプリで映像視聴可能な
防犯・見守りカメラ
※用途:ペットカメラ、防犯カメラ、
ベビーモニター
2,980
SwitchBot防犯カメラ(首振り)SwitchBotで映像視聴可能な
防犯・見守りカメラの首振り対応版
※用途:ペットカメラ、防犯カメラ、
ベビーモニター
4,480
SwitchBot人感センサーSwitchBotシリーズで利用可能で
仕組みづくりに役立つ人感センサー
※用途:人感照明等
2,480
SwitchBot開閉センサーSwitchBotシリーズで利用可能で
仕組みづくりに役立つ開閉センサー
※用途:家電自動操作、戸締まり確認
2,481
SwitchBot NFCタグNFCタグ。
タッチをトリガーにSwitchBot製品の
操作が可能
※用途:家電操作
980
SwitchBot スマート電球SwitchBotアプリで操作可能な
スマート電球
※用途:照明操作
1,899
SwitchBot テープライトSwitchBotアプリで操作可能な
テープライト
※用途:照明操作
2,480
SwitchBot スマートロックスマホ等で鍵の開け閉めができる
スマートロック
※用途:玄関のドアの開け閉め、戸締まり確認
9,980
SwitchBotキーパッドSwitchBotスマートロックを暗証番号
or NFCカードで解錠できる
オプション品。
+指紋認証の「キーパッドタッチ」もあり
※用途:玄関のドアの開け閉め、キーシェア
4,980
SwitchBotシーリングライトSwitchBotアプリで操作可能な
シーリングライト。
スマートリモコンHub mini「内蔵型」も。
※用途:照明操作
4,980〜
9,980
SwitchBotロボット掃除機SwitchBotアプリで制御できる
ロボット掃除機。
自動ごみ収集タイプ(S1+)、
コンパクトタイプ(K10+)もある。
※用途:掃除
39,800〜
69,799

これらの様々なスマートホームデバイスを、SwitchBot製品1つにまとめて操作できます。

例えば、SwitchBotボタンと組み合わせると、カーテンの開閉ボタンを作れます。

また、「シーン機能」を用い、これらのデバイスを組み合わせて、SwitchBotカーテン3を自動操作させることも可能です。

例えば、アレクサに話しかけて、朝「おはようといったら、様々な家電を一括でオン」といった設定もできますね。

このように、様々な製品を組み合わて、生活にあった色々な仕組みづくりができることが、SwitchBot製品の魅力です。

レビューまとめ

SwitchBotカーテン3は、欠点だった部分が改善された、スマートカーテンの完成品とも言える製品でした。

特に、QuietDrift機能は地味に感動したので、利用する際はぜひ試してみてください。

実際に利用してみて、この製品は特に以下の方におすすめできます。

SwitchBotカーテン3がおすすめな方
  • 寝起きの目覚めを改善したい方
  • 夜のカーテン閉め忘れをなくしたい方
  • スマートホーム化したい方
  • 静音性の高いスマートカーテンを探している方(QuietDrift機能あり)
  • 身の回りのガジェットをApple製品で固めている方(Matter対応)

以上です!

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