SwitchBot K10+ レビュー|狭いスペースでも小回りの効くコンパクトなロボット掃除機!スマート機能も充実

スマートホームでおなじみ、SwitchBotから新たに超コンパクト・かつフラグシップ級の性能を誇るロボット掃除機が出てきました。

その名も「SwitchBot K10+」、日本人の使いやすさを追求したとされるロボット掃除機です。

この製品の特徴は以下の通りです。

特徴
  • 25cm未満の超コンパクト&ハイスペックなロボット掃除機
  • レーザーSLAMによる優れた経路計画アルゴリズム
  • 作動音45dB以下のSwitchBot独自の静音技術
  • ゴミ収集ステーションつき
  • 単体で水拭きにも対応
  • スケジュール清掃&音声アシスタントによる音声操作対応
  • 他のSwitchBotとスマートホーム連携が可能

これまでのコンパクトなロボット掃除機は、スマホアプリ(マッピング機能等)に対応していなかったり、自動ゴミ収集ステーションを搭載していなかったりと、コンパクトな分機能が削ぎ落とされているものが多かったのですが、SwitchBot K10+なら全部入り。

加えて、販売予定価格は68,800円と、価格もロボット掃除機にしては、飛び抜けて高くないのが魅力的です。

日本の住空間に合うコンパクトな製品とされていますが、上記の通り日本に出回るロボット掃除機の穴場を突いた、絶妙な製品ともいえますね。

そのことからか、現在実施中のクラウドファンディングでも大人気の製品となっていて、目標額の20,000%を超え、Makuake総合ランキングでもTOP3圏内となっています。

実際の利用感はどうか?今回は、メーカー様より製品をお借りしましたので、先行レビューを行なっていきます!

この記事は、メーカーであるSWITCHBOT社より、製品を貸与いただき記事執筆を行なっております。

https://www.benrilife.com/wp-content/uploads/2019/05/Kou1600.jpg

SwitchBot K10+ レビュー

SwitchBot K10+は、コンパクトなロボット掃除機にも関わらず、レーザーSLAMによる効率的な走行・高精度マッピング対応、ゴミ収集ステーションを搭載していることに驚いた。しかも、最大2,500Paの吸引力を有しており、そのサイズから家具の点在する場所(椅子の脚周りなど)でもしっかりと清掃してくれるのが魅力的。水拭き機能は若干劣るが、スマートホーム機能も完備しており、小回りが効いて痒いところにも手がとどく高性能ロボット掃除機。

メリット

  • サイズがコンパクトで隅々まで清掃してくれる
  • 走行性能に優れ、静音性も高い
  • コンパクトにも関わらず高精度マッピングや自動ゴミ収集ステーションも搭載
  • スマートスピーカーから声で操作が可能(Matterにも対応する可能性あり)
  • SwitchBotとの機器連携でスマートホーム化も可能

デメリット

  • 水拭きのセッティングが少し面倒(専用シートの取り付け、水タンクなし)
  • コードは絡まりやすい

この製品は、メーカーであるSwitchBot様より製品を提供いただき、記事執筆を行なっております。

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SwitchBotロボット掃除機 K10+の外観

SwitchBot K10+の外観とスペックをチェックしていきます。

▲こちらが本体です。
▲裏面です。サイドブラシもついていて、隅にあるゴミを掻き出して掃除してくれます。

ブラシは、ゴムブラシと毛ブラシの2層構造になっています。

ダストボックスも、簡単に取り外しが可能。

▲ダストボックス

このダストボックスは水洗い可能となっています。

後述しますが、SwitchBot S1シリーズと違って、水タンクがついていません。

SwitchBot K10+の水拭きは、同梱または市販の水拭きシートを使って清掃します。

取り替え用の同梱品。専用のお掃除シート30枚入りと、フィルター・ダストボックス。

本体は、レーザーセンサーの突起があります。高さは9.2cmで、それ以下の隙間を清掃することができます。

続いて、ゴミ収集ステーションです。

自動ゴミ収集ベースの中

ゴミ収集ステーションは、「22cm×16cm×32cm」で高さが低め。インテリアの邪魔にならないサイズ感です。

狭いエリアにこんな感じでちょこんと置けるのがいい感じ!

モップ取り付け用のパットや小型のメンテナンスツールも、ここに収納することができます。

本体スペックを以下にまとめます。

項目K10+S1 PlusS1
サイズメインユニット:24.8cm×24.8cm×9.2cm
ゴミ収集ステーション:22cm×16cm×32cm
メインユニット:34cm×34cm×9.5cm
ゴミ収集ステーション:22cm×18cm×38cm
メインユニット:34cm×34cm×9.5cm
重量メインユニット:2.3kg
ゴミ収集ステーション:3.6kg
メインユニット:3.06kg
ゴミ収集ステーション:3.65kg
メインユニット:3.06kg
消費電力30W30W30W
バッテリー容量3200mAh5000mAh5000mAh
ダストボックス容量4000ML4000ML3600ML
水タンク容量300ML340ML
メンテナンス水洗い可能水洗い可能水洗い可能
吸引力600pa(静音モード)
1100pa(標準モード)
1600pa(パワーモード)
2500pa(MAXモード)
600pa(静音モード)
1000pa(標準モード)
1500pa(パワーモード)
2700pa(MAXモード)
最大2700pa
※モード変更可能であるが非公表
レーザータイプLiDAR SLAMLiDAR SLAMLiDAR SLAM
段差乗り越え性能2cm2cm2cm
通信方式2.4GHz Wi-Fi2.4GHz Wi-Fi2.4GHz Wi-Fi
表:SwitchBotロボット掃除機のスペック

K10+は、コンパクトな代わりに主に以下の2点が無いです。

K10+とS1 Plusの違い
  • 水拭き用の水タンクが搭載されていない(シートを取り付けて利用)
  • バッテリーが少なめ(3200mAh)

バッテリーは少なめですが、実際に利用した所、100平米弱の自宅ではMAXモードでもバッテリーが切れることなく、最後まで掃除できました。

初期設定については、以下をタップしてご参考ください。

SwitchBot ロボット掃除機 K10+ レビュー

早速、SwitchBot K10+で部屋を掃除してみました。

まずは良かった点について、レビューをしていきます。

狭いスペースでもきめ細やかに清掃できる

SwitchBot K10+の最大の特徴は、外周が25cm以下とコンパクトで、狭いスペースでも清掃してくれることです。

しかも、このコンパクトさながら、レーザーSLAM搭載のため、走行性能も高いです。

試しに、何度か走行させてみましたが、室内を満遍なく効率的に掃除してくれます。

そして、SwitchBot K10+の最大の特徴は、コンパクトなため、狭いスペースでもしっかりと走行できること。

自宅のエリアで特に効果を発揮したのは、食卓のような椅子がたくさん置いてある場所です。

椅子の脚が障害物となり、普通の外周30cm強のロボット掃除機だとその隙間に入って清掃まではしてくれなかったのですが、K10+はそこに入り込み、きめ細やかな清掃をしてくれます。

他の高性能ロボット掃除機もS1 Plusと同等の形状なので、S1 Plusと同様になります。

いかにK10+が隙間をきちんと清掃してくれるかがわかって頂けるかと思います。

以下は動画ですが、椅子の脚の隙間に入りこんで清掃してくれている様子が確認できます。

家具への衝突防止(回避性能)も優秀です。

このチェアの隙間は、普通のロボット掃除機では入り込むことができませんでしたが、K10+はきっちりとその隙間をも清掃してくれます。
→この椅子も同様です。

吸引力は、最大2,500paとされており、十分な性能でゴミをしっかりと吸い上げてくれます。

標準モードの場合は45dB以下、MAXモードでも70dB前後に収まり、その静音性は確かに高いです。

これはS1 Plusの際も同様で、SwitchBotロボット掃除機の大きなメリットの一つ。

MAXモードでも70dB程度に収まる

段差乗り上げの性能も中々高く、公称は2cm、自宅では2.2cmの乗り上げができました。

この段差は公称オーバーの2.2cmありますが、ちゃんと乗り越えてくれました。

レーザーSLAMの高さはあるものの、10cm以下に収まっており、棚の下の隙間を清掃してくれたりもします。

隙間清掃をしてくれる

ただ、コードや床に置いてある布類など、小さい物体には絡まりやすいので注意です。

これを回避してくれるロボット掃除機もありますが、15万円前後の高価格帯のものなので、致し方なしです。

コードや雑巾などは注意。

あらかじめ片付けておくか、アプリの「侵入禁止エリア」機能を用い、対策しましょう。

後述するアプリの機能でK10+の侵入禁止エリアを指定できる。

ゴミ収集ステーションの使い勝手は最高!

K10+は、ゴミ収集ステーションが付属しているのが嬉しいです。

このようなコンパクトなタイプのロボット掃除機には、ゴミ収集ステーションが付属するものは少ないため、そう言う意味でも貴重な製品。

充電ステーションに戻った際に、このステーションが本体のダストボックス内のゴミを吸い上げてくれます。

ゴミ収集ステーションがあるというだけで、ロボット掃除機の使い勝手が大きく変わるんですよね。

これがないロボット掃除機だと、ダストボックスのごみの詰まりを出したりする必要があるので、面倒なのですが、そういった清掃がかなり省けるのが良いところ。

紙パックは簡単に取り外せます。本体のゴミを掻き出す必要はなく、このパックを捨てるだけでOK!
→K10+が充電ステーションに戻る様子

S1 Plusとダストパックが同じ容量にも関わらず、高さが低くなっているので、空間を広く使えます。

2回室内を掃除しただけでも、結構なゴミが詰まっています。掃除できたことを実感…笑

▲少しお見苦しいところですが、ゴミがちゃんと吸い出されていました。

こういう感じで、掃除のたびにダストボックス内の清掃をしなくても良いのが嬉しいポイントです。

マッピングが高性能で部屋を指定して清掃できるのが便利

SwitchBot K10+は、走行性能が高いだけでなく、アプリの機能が充実しているのも良い点。

特に良いのは、このマッピング機能です。

マッピングでは、部屋割りを自由にカスタマイズすることができます。

区切った場所ごとに、部屋名を設定することができます。

これは、部屋を結合したりももちろん可能。

このようにして作った部屋を指定して清掃できるのが便利な点です。

リビング・キッチンで家事をしている間に、書斎を掃除してもらったりできるので、結果的に時短にもつながります。

ちなみに、アプリで清掃モード(水拭き・ゴミ吸引)を設定できたり、清掃履歴も見られるので、使い勝手良いです。

SwitchBot K10+は、コンパクトなロボット掃除機ながら、マッピングにも対応で、ほぼフルスペック。使い勝手が良かったです。

水拭きにも対応しているが、これを重視するならS1 Plusの方が良い

SwitchBot K10+は、水拭きにも対応しています。

これは、水拭きパットに専用または市販のシートをつけて利用します。

これを本体の裏側に取り付けると、自動的に水拭きモードとなり、清掃が可能です。

水拭きパッドをとりつけ
水拭き清掃(相変わらず小回りききますねこの子)

実際に水拭き清掃してみると、汚れがきちんと落ちていて、床がピカピカになっていました。

かなり汚れが取れています…!(ちょっと汚すぎるのでモザイク。。)

清掃後の床はピカピカに掃除できていました。

わかりにくいですが、床はピカピカになっていました!

ただ、SwitchBot K10+は、コンパクトになっている代わりに、以下の機能がなく、水拭き時はやや手間です。

  • 水タンクがない(専用シートを常に取り替える必要あり)
  • 清掃と水拭きを同時にすることができない

特に、清掃と水拭きが同時にできないため、常に清掃した後に水拭きをしてという感じで少し手間です。

そのため、この水拭きを重視する方・水拭きする頻度が多い方は、より使い勝手の良いSwitchBot S1 Plusをおすすめします。

アプリのスマート機能や機器連携が充実している

SwitchBot K10+は、さすがスマートホームで有名なSwitchBotだけあって、アプリの機能が非常に充実しています。

特に、スマートホームならではの自動操作機能には注目です!

このジオフェンス機能は面白く、かつ実用的で、スマホの位置情報を元に「あるエリアから出たら、K10+で清掃を開始」といった設定ができます。

これをすると、外出したら自動でロボット掃除機が清掃してくれます。

K10+の清掃だけでなく、他の家電も一括してオンオフすることが可能です。

他にも、「K10+が清掃を開始したら、家電を動作させる」といった仕組みや、「NFCタグにタッチしたら掃除を開始・ストップ」などもできて面白い。

アレクサやGoogleアシスタント、Siriといった音声アシスタントにももちろん対応しており、スマートスピーカーなどに話しかけて、SwitchBot K10+を操作させることも可能です。

今後、スマートホームの共通規格:Matterに対応することが注目ポイントですね。これに対応すると、AppleのHomeKit(ホームアプリ)から、SwitchBot製品をコントロールすることが可能となる予定です。

家事をしていたりで手が離せない時でも、なんとなく一声かければ操作できるのが便利。

SwitchBotシリーズは、用途に応じて様々なデバイスがあり、これでさまざまな人の生活にあった多様な仕組みが作れることが、最大の特徴です。

以下の表にラインナップをまとめていますので、ぜひチェックを!

商品画像商品名(リンクはAmazonサイト)製品概要販売価格(単位:円)
SwitchBotハブ2Switch BotシリーズをWi-Fi対応させるための
ネットワークハブ。
スマートリモコンとしても利用でき、
赤外線リモコンで操作する家電を操作可能
廉価版のSwitchBot Hub miniもあり。
※適用例:エアコン/テレビ/
シーリングライトの遠隔操作
8,980
SwitchBot指の代わりに物理スイッチのボタンを押してくれるロボット
※適用例:照明スイッチ/浴室リモコン/
床暖房の遠隔操作
3,851
SwitchBot 温湿度計スマホのSwitch Botアプリで温湿度が
確認・自動操作できる温湿度計
※用途:空調制御/見守り
1,980
SwitchBot カーテンカーテンの開閉をスマホやスマートスピーカー
から操縦できるロボット。
ブラインドもあり。
※用途:目覚まし/防犯
10,022
SwitchBotボタンSwitch Botシリーズをボタンで操作できる
IoTボタン
※用途:ボタン1プッシュで一括開閉
1,980
SwitchBot スマートプラグSwitchBotアプリで操作できるWi-Fi対応
スマートプラグ。
家電の主電源をオンオフ可能
※用途:間接照明/サーキュレーターの
オンオフ
1,980
SwitchBot スマート加湿器SwitchBotシリーズで利用できる
超音波加湿機
※用途:加湿
5,578
SwitchBot防犯カメラSwitchBotアプリで映像視聴可能な
防犯・見守りカメラ
※用途:ペットカメラ、防犯カメラ、
ベビーモニター
2,980
SwitchBot防犯カメラ(首振り)SwitchBotで映像視聴可能な
防犯・見守りカメラの首振り対応版
※用途:ペットカメラ、防犯カメラ、
ベビーモニター
4,480
SwitchBot人感センサーSwitchBotシリーズで利用可能で
仕組みづくりに役立つ人感センサー
※用途:人感照明等
2,480
SwitchBot開閉センサーSwitchBotシリーズで利用可能で
仕組みづくりに役立つ開閉センサー
※用途:家電自動操作、戸締まり確認
2,481
SwitchBot NFCタグNFCタグ。
タッチをトリガーにSwitchBot製品の
操作が可能
※用途:家電操作
980
SwitchBot スマート電球SwitchBotアプリで操作可能な
スマート電球
※用途:照明操作
1,899
SwitchBot テープライトSwitchBotアプリで操作可能な
テープライト
※用途:照明操作
2,480
SwitchBot スマートロックスマホ等で鍵の開け閉めができる
スマートロック
※用途:玄関のドアの開け閉め、戸締まり確認
9,980
SwitchBotキーパッドSwitchBotスマートロックを暗証番号
or NFCカードで解錠できる
オプション品。
+指紋認証の「キーパッドタッチ」もあり
※用途:玄関のドアの開け閉め、キーシェア
4,980
SwitchBotシーリングライトSwitchBotアプリで操作可能な
シーリングライト。
スマートリモコンHub mini「内蔵型」も。
※用途:照明操作
4,980〜
9,980
SwitchBotロボット掃除機SwitchBotアプリで制御できる
ロボット掃除機。
自動ごみ収集タイプ(S1+)、
コンパクトタイプ(K10+)もある。
※用途:掃除
39,800〜
69,799

おわりに

SwitchBotロボット掃除機K10+は、とにかくコンパクトサイズで、部屋の隅々まで清掃できるのが何より使い勝手が良かったです。

椅子の脚の間や、狭い隙間なども通り抜けてくれるので、小回りのきくロボット掃除機です!

性能を削ぎ落としているのかと思いきや、ゴミの自動収集機能や高精度マッピングを利用することができ、吸引力や段差乗り越え性能も十分で、コンパクトなロボット掃除機の決定版とも言える製品です。

ただ、水拭き重視の場合はS1 Plusにした方が良いかと思いました。

特に、室内に家具が多い方、SwitchBotシリーズで、家電の操作を一元管理したい方へおすすめです!

\スマートホームのおすすめ/

Kou

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