SwitchBotロックPro レビュー|より安心感の増したスマートロックの完成形。スマート連動で解錠施錠できる手段も豊富で使い勝手抜群

スマートロックは本当に便利。利用して6年以上経ってますが、家の出入りは毎日すること、今ではこれなしじゃいられないくらいになっています。

とはいえ家の鍵というセキュリティ上重要な部分を任せる製品。便利というだけではなく、より堅牢で安心して使える製品をチョイスしたいですよね。

そんな中、SwitchBotから新たに「SwitchBot ロック Pro」が登場しました。

前作と比べて機能面に大きな変化はありませんが、これまでの実績からユーザーの意見を反映した改善版となっており、暮らしをワンランク上へと導くようなスマートロックとされています。

メーカーさんに提供頂き先行して利用させて頂きましたが、確かに細かい部分が多数改善されており、「より安心して使えるスマートロック」に進化しているなと感じました。

質感がめちゃ高い!
航空宇宙産業レベルのアルミニウムを採用。

何よりスマートホームでは日本のシェアNo.1を誇るSwitchBotの製品ということもあって、そのエコシステムの中での使い勝手の良さや、頻繁にアップデートもされるため、今後にも注目です。

そんな「SwitchBot ロック Pro」についてレビューします。

項目ロックロックPro
デザインクラシックノブデザイン丸型ノブデザイン
クイックキー:ワンタッチで施解錠
ボディには航空宇宙産業レベルのアルミニウムを使用
アタッチメントS/M/Lの3サイズ用意
特殊な構造のツマミは3Dプリンター部品で適応可能
無段階可変構造
非常に稀な特殊構造のツマミは3Dプリンター部品で適応可能
解錠方法スマホアプリ
Apple Watch
遠隔操作
音声操作
ウィジェット操作
指紋解錠
パスワード
NFCカード解錠
期間限定パスワード/指紋解錠
ワンタイムパスワード解錠
鍵の共有
1ドア2ロック対応
NFCタグ解錠
リモートボタン操作
物理鍵もそのまま使用可能
スマホアプリ
Apple Watch
遠隔操作
音声操作
ウィジェット操作
指紋解錠
パスワード
NFCカード解錠
期間限定パスワード/指紋解錠
ワンタイムパスワード解錠
鍵の共有
1ドア2ロック対応
NFCタグ解錠
リモートボタン操作
物理鍵もそのまま使用可能
バッテリー寿命6カ月
(長寿命リチウム電池2つ-CR123A)
9カ月
(単3電池4つ)
充電式バッテリー(別売)12カ月(ABバッテリー)
予備バッテリー搭載のAB二系統分散型
微電流解錠
(電池残量が不足している場合でも、30秒間だけ応急で鍵を解錠可能)
磁気感知式オートロック
開閉状態の検知・把握
バッテリー残量低下のお知らせ機能アプリ通知
メール通知
バッテリー残量低下アラート
アプリ通知
メール通知
バッテリー残量低下アラート
指紋認証パッドとの連携でできること仮想パスワード
緊急パスワード
緊急指紋
連続入力ミス警報
連続入力ミス通知
仮想パスワード
緊急パスワード
緊急指紋
連続入力ミス警報
連続入力ミス通知
データの保護AES-128暗号化AES-128暗号化
エコシステムMatter(Appleホーム)
Alexa
Google Assistant
Siri Shortcuts
IFTTT
Matter
Alexa
Google Assistant
Siri Shortcuts
IFTTT
設置方法3Mテープで貼付け
ネジで固定
3Mの粘着テープV2.0 
粘着効果が2倍に
(粘着面積73.9%増加、粘着剤、固定補強テープ付属)

ネジで固定
表:SwitchBotロック(前作)とロックProの違い

赤字がより進化しているポイントです。以下、SwitchBotの仕様詳細です。

画像:SwitchBot公式サイト

本記事は、メーカーであるSWITCHBOT株式会社より製品を提供いただき、記事執筆を行っております。

現在発売セール実施中!

現在、発売記念セールで「SwitchBot スマートロック Pro 指紋認証パッドセット」がセール価格:¥22,980(税込)⇒¥19,533(税込) となっています。

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※1月7日23時59分まで有効

※対象商品: ①SwitchBot ロックPro 指紋認証パッドセット ②SwitchBot ロックPro

SwitchBotロックPro レビュー

今回のレビューでは、実際に取り付け作業や動作を行いながら、その細かい違いを解説していきます。

より強固に取り付けることができるようになった

前作のSwitchBot ロックと比べると、「SwitchBot ロック Pro」は本体の構造や同梱品、取り付け手順に多くの改良が加えられており、より強固に取り付けできるようになっていました。

そのポイントは、以下の通りです。

安定性の改善ポイント
  • サムターンホルダーの無段階可変構造(対応範囲0~23mm)
  • 固定補強テープによる圧着
  • 接着促進剤の同梱
  • 鍵の開け閉めがボタン式で本体が外れにくい

前作のSwitchBot ロックには3種類のホルダーがあり、鍵のつまみに合うものを選ぶ形式でしたが、つまみにピッタリと固定が難しい点がありました。

しかし、「SwitchBot ロック Pro」では、無段階可変構造を採用し、0から23ミリの範囲でぴったり合わせることができます。

これにより、ツマミの”ひねり”による本体のズレをより防げるようになったと感じます。

また、両面テープによる固定と、サムターン部分の固定で上下に支点ができることにより、より設置の安定性が向上していました。

また、従来のウェットティッシュに加えて、「接着促進剤」が同梱されており、両面テープの粘着力が向上することに繋がります。

さらに取り付けの際には固定補強テープまで用意されており、説明書に従えば、このテープで本体を48時間固定してから利用することとなっています。

固定補強テープで48時間固定してから利用。かなり強固に設置できる

私はマニアでこれまでたくさんのスマートロックを利用してきましたが、そのどれにもないきめ細やかな配慮です。

鍵の開け閉めがボタン式になったことも大きな変化です。これにより、ひねる動作による両面テープの摩耗が減少し、本体のずれや両面テープの外れるリスクが減りました。

「SwitchBot ロック Pro」は、サムターンホルダーに固定されており、ボタンを押すだけで開け閉めできるため、安心です。

前作と比べてぐらつきが少なく、両面テープの設置面とサムターンホルダー部分の固定により、安定感が増しています。

一方で、少し高さが増したため、荷物の出し入れ時にぶつかる可能性が若干増えたこと、また設置の手順自体は前作よりも増えました。

そういったデメリットはありますが、長く利用していると、この外れにくいという点が一番重要なポイントなので、本体を大きくしてでもその欠点を改善してくれているのが何よりうれしいです。

サイズが大きい分、両面テープ接地面の面積が増えている

他社製品を含むこれまでのスマートロックは、取り付け易さとは対照的に長期間利用した場合の不安定さがネックでしたが、「SwitchBot ロック Pro」はこれを改善している点が特徴です。

単三電池による駆動でより維持しやすく。動作速度も向上

「SwitchBot ロック Pro」のもう一つの大きな改善点は、単三電池になったことです。

以前のモデルではカメラなどに使う特殊な電池「CR123A」が使用されていましたが、今回はより一般的な電池で運用できるようになりました。

これは地味ながらも大きな変更点で、スマートロックの電池切れの際にもコンビニで買ってきてすぐ入れ直しができるので、より安心です。

加えて、電池の入れ替えもしやすくなっており、蓋の面積も小さくなっています。

本体ごと抑えて蓋を上に引っ張らなくてよいため、接地面の両面テープを干渉することなく、本体もずれません。

この点も、長期間外れにくく利用できるポイントです。

さらに、バッテリーの駆動時間が長くなり、9〜12ヶ月間持続する超長寿命バッテリーを搭載。メインとサブの2系統の充電式バッテリーを使用し、自動的にサブバッテリーからの充電も可能となります。

加えて、電池残量が不足している場合でも、30秒間だけ応急で鍵を解錠可能なので、より安心して利用できますね。

これら新しいシステムにより、万が一のバッテリー切れや本体が外れることによる「締め出し」のリスクも大幅に下がります。

設置の容易さに加え、このバッテリーの改善点により、「SwitchBot ロック Pro」はより安心して使用できるスマートロックに進化しています。

また、旧型のSwitchBot ロックよりも動作速度が向上しており、こういった改善点もあります。

SwitchBotロックとロックProの動作比較動画です。

解錠・施錠手段が豊富、 キーレス生活もできる

「SwitchBot ロック Pro」の最大の特徴は、鍵の解錠・施錠方法の豊富さです。様々な操作方法が用意されています。

施錠・解錠の手段
  • 本体ボタンで鍵の開閉
  • スマートフォンアプリからの施錠・解錠
  • Apple Watchアプリからの施錠・解錠
  • スマートスピーカーからの施錠・解錠
  • キーパッドを用いた施錠・解錠(キーパッドが必要)
  • NFCを利用した施錠・解錠(キーパッドが必要)
  • オートメーション機能での施錠・解錠

本体のボタン操作ではワンタッチで簡単に鍵を開閉できます。

誤作動を防ぐためにダブルタップ操作を設定することも可能です。

個人的に便利だと感じていてよく使っているのは、Apple Watchからの操作。

SwitchBotアプリはコンプリケーション機能に対応しており、ウォッチフェイスから直接アプリを起動して操作できるので手間いらずです。

また、僕はマンションのオートロックボタンにSwitchBotボットを取り付けており、自分で呼び鈴を鳴らして解錠しています。

実はウチの仕組みがSwitchBotロックPro公式サイトで紹介されています!探してみてください笑
動画:SwitchBotロックPro公式サイト

これによって、スマートロックのあるある問題だった、「ドアの鍵はスマート化されてもマンションロックはスマート化できないので、結局家の前で鍵を持つ必要がある」点についても解消できます。

この2つをApple Watchからセットで利用できるSwitchBotは最高!

上記を全てApple Watch(またはiPhone)から操作して家の出入りをしており、デジタルデバイスに家の鍵を集約し、キーレスな生活を実現できています。

さらに、NFCを用いた操作や充実したオートメーション機能も特徴です。

特に23年12月にリリースされたSwitchBotシーン3.0により、より高度なオートメーション設定が可能となっています。

これらの機能により、SwitchBot ロック Proは他社のスマートロックと比較しても施錠・解錠の手段が豊富で、生活スタイルに合わせて好きな方法で鍵を操作できます。

家の鍵は毎日使う重要なアイテムで、ちょっとの手間でも改善されれば生活が大きく変わります。

SwitchBot指紋認証パッドは絶対にセットで導入がおすすめ!

SwitchBot ロック Proは、「単品」と「キーパッドとのセット」の2パターンで発売されていますが、できる限りキーパッドとのセットの購入をおすすめします。

このSwitchBotキーパッドは、スマホやスマートウォッチを持つ必要すらなく、暗証番号や指紋だけで鍵を開けられます。

家の外につけた指紋認証パッドで解錠&施錠できる

この製品の導入により、以下のようなメリットがあります。

キーパッド導入のメリット
  • 開け締めにスマホ等を取り出す必要すらない
  • スマートロックの締め出しリスクを減らせる
  • 暗証番号・指紋なので家族だれでも直感的に利用できる

他にもNFCが利用できるなどありますが、実際に使っていて大きなメリットはこの3つ!

スマホでの開け締めは、ロック画面を解除してアプリを開いてみたいな感じで面倒に感じる部分もあります。

また、スマホを持ち忘れたりApple Watchを身に着けていない(忘れた)際にも、ドアの付近に設置するため、キーパッドから開けられます。

なにより、暗証番号と指紋で開け締めできるため、誰にでも直感的に使いやすく、楽に操作できます。この手のデバイスに疎い人が家族にいたとしても、すぐにSwitchBot ロック Proでの開け締めを利用できます。

僕は、最初はSwitchBotロックのみを使っていて、その後発売された指紋認証パッドを使った際に、上記のようなメリットを得られ相当便利に感じたので、最初からこのセットを導入をおすすめします。

なお、SwitchBot指紋認証パッドは従来品と変わっていないため、すでにSwitchBot指紋認証パッドを利用していてロックProに乗り換える方は、指紋認証パッドを買い直す必要はありません。

今後のアップデートにも期待ができる

他にも「SwitchBot ロック Pro」より安価な製品があったり、SwitchBotロックにはない機能を有する製品もありますが、SwitchBotの最大の魅力は、スマートホームのエコシステムを既に形成している点です。

このメーカーだけで現代でできるスマートホーム化のほぼ全てを実現できるほど、豊富なラインナップを揃えています。

また、それらのファームウェアアップデートも頻繁に行われており、アプリのアップデートが高頻度で、新機能が頻繁に追加されています。

それらはスマートホーム共通規格「Matter」にも対応しており、Appleホームから操作できるだけでなく、今後Matter側がバージョンアップした際にも、いち早くそれを取り入れていくことが予想できます。

このような点から、2024年現在日本ではシェアNo.1の企業に成長しており、ユーザーも多いため、使い方やトラブルなどの共有もしやすい状況となっています。

日本でのSwitchBotはシェアNo.1。
日本におけるスマートホーム市場の動向とその発展の歴史、および今後の予測に関して(2023年版)

スマートロックを単独で購入するだけでなく、このような背景を考慮した場合、「SwitchBot ロック Pro」を選択する価値は非常に高いと言えます。

商品画像商品名(リンクはAmazonサイト)製品概要販売価格(単位:円)
SwitchBotハブ2Switch BotシリーズをWi-Fi対応させるための
ネットワークハブ。
スマートリモコンとしても利用でき、
赤外線リモコンで操作する家電を操作可能
廉価版のSwitchBot Hub miniもあり。
※適用例:エアコン/テレビ/
シーリングライトの遠隔操作
8,980
SwitchBot指の代わりに物理スイッチのボタンを押してくれるロボット
※適用例:照明スイッチ/浴室リモコン/
床暖房の遠隔操作
3,851
SwitchBot 温湿度計スマホのSwitch Botアプリで温湿度が
確認・自動操作できる温湿度計
※用途:空調制御/見守り
1,980
SwitchBot カーテンカーテンの開閉をスマホやスマートスピーカー
から操縦できるロボット。
ブラインドもあり。
※用途:目覚まし/防犯
10,022
SwitchBotボタンSwitch Botシリーズをボタンで操作できる
IoTボタン
※用途:ボタン1プッシュで一括開閉
1,980
SwitchBot スマートプラグSwitchBotアプリで操作できるWi-Fi対応
スマートプラグ。
家電の主電源をオンオフ可能
※用途:間接照明/サーキュレーターの
オンオフ
1,980
SwitchBot スマート加湿器SwitchBotシリーズで利用できる
超音波加湿機
※用途:加湿
5,578
SwitchBot防犯カメラSwitchBotアプリで映像視聴可能な
防犯・見守りカメラ
※用途:ペットカメラ、防犯カメラ、
ベビーモニター
2,980
SwitchBot防犯カメラ(首振り)SwitchBotで映像視聴可能な
防犯・見守りカメラの首振り対応版
※用途:ペットカメラ、防犯カメラ、
ベビーモニター
4,480
SwitchBot人感センサーSwitchBotシリーズで利用可能で
仕組みづくりに役立つ人感センサー
※用途:人感照明等
2,480
SwitchBot開閉センサーSwitchBotシリーズで利用可能で
仕組みづくりに役立つ開閉センサー
※用途:家電自動操作、戸締まり確認
2,481
SwitchBot NFCタグNFCタグ。
タッチをトリガーにSwitchBot製品の
操作が可能
※用途:家電操作
980
SwitchBot スマート電球SwitchBotアプリで操作可能な
スマート電球
※用途:照明操作
1,899
SwitchBot テープライトSwitchBotアプリで操作可能な
テープライト
※用途:照明操作
2,480
SwitchBot スマートロックスマホ等で鍵の開け閉めができる
スマートロック
※用途:玄関のドアの開け閉め、戸締まり確認
9,980
SwitchBotキーパッドSwitchBotスマートロックを暗証番号
or NFCカードで解錠できる
オプション品。
+指紋認証の「キーパッドタッチ」もあり
※用途:玄関のドアの開け閉め、キーシェア
4,980
SwitchBotシーリングライトSwitchBotアプリで操作可能な
シーリングライト。
スマートリモコンHub mini「内蔵型」も。
※用途:照明操作
4,980〜
9,980
SwitchBotロボット掃除機SwitchBotアプリで制御できる
ロボット掃除機。
自動ごみ収集タイプ(S1+)、
コンパクトタイプ(K10+)もある。
※用途:掃除
39,800〜
69,799

レビューまとめ

今回は「SwitchBot ロック Pro」をレビューしましたが、本体構造の細かな変化により、より強固な取り付けが可能となったことが1番のメリットに感じました。

また、単三電池で駆動することで、よりメンテナンス性が向上し、安心してスマートロックを利用できます。

SwitchBotアプリは日々進化し、解錠や施錠の手段もより豊富に。スマートホーム共通規格Matterに対応する製品なので、それによる今後の進化も楽しみです。

地味な改善点が多いものの、確実に進化しており使い勝手の良い製品に仕上がっていました。周辺デバイスのことや背景も含めれば、スマートロックとして第一におすすめできる製品です。

Kou

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BENRI LIFE(ベンリライフ)は、「IoT(モノのインターネット)」をテーマにしたガジェットブログです。
特に「スマートホーム」に関する情報が充実しています!
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