SwitchBot温湿度計 レビュー|プラス版と通常版の違いとできること

SwitchBot温湿度計プラスと通常版の実機

SwitchBotといえば、スマートホームを後付け手軽に作れる製品。

SwitchBotシリーズって、工事なしで自宅を簡単にハイテクにできるのが便利なんですよね。

ラインナップも他に見ないほど豊富ですし、単品ごとの単価も安い。おすすめの製品の一つです。

そんなSwitchBotシリーズには、温湿度計もあり、単に温湿度が測れるだけでなく、IoT(スマート化)な仕組みづくりもできるのが便利な製品。

今回は、通常分のSwitchBot温湿度計と、新たに発売されたSwitchBot温湿度系プラスについて、比較しつつレビューをしていきます。

SwitchBot温湿度計プラスについては、メーカー様より製品を提供いただき、記事執筆をおこなっています。

\スマートホームのおすすめ/

外観とセットアップ

SwitchBot温湿度計の外観を見つつ、セットアップをしていきます。

▲左がSwitchBot温湿度計プラス、右側がSwitchBot温湿度計です。

SwitchBot温湿度計プラスは、通常版よりもサイズが大きく、その分画面も大きくなっています(プラス:3インチ、通常版:2.1インチ)

本体背面は、以下の作りとなっています。

▲背面を比較してみた。プラスには、ピン付き画鋲を取り付けられる穴がある

上記の通り、プラスはピン付き画鋲を使って、壁に取り付けることができます。

▲壁にもつけられる。

また、プラスも通常版も付属のマグネット(両面テープで貼り付け)によって、冷蔵庫や金属製の支柱、扉などに取り付けることも可能です。

本体を設置したところで、SwitchBotアプリへ登録し、設定していきます。

ここでの「デバイス名」は音声アシスタントから呼び出す際に必要となるので、言いやすい名前をつけておいてください。

と、このように、とても簡単に初期設定できるのが嬉しいですね。

ちなみに、スマートスピーカーや遠隔地からの温湿度確認の場合は、スマートリモコンであるSwitchBot Hub miniが必須となるので、必要に応じてこちらも購入してください。

アプリの機能などは、以下のレビューに沿って解説していきます。

レビュー

さて、設定が終わったところで、SwitchBot温湿度計のレビューをしていきます。(プラスを中心に見ていきます)

普通に温湿度計として便利(スマホ・本体からの確認)

SwitchBot温湿度計と温湿度計プラスは、色々とスマートな機能を備えていますが、それらを使わなくとも普通に温湿度計として利用できるのが便利です。

▲こういう表示です。

温度と湿度は、本体を見るだけでわかるようになっていますし、壁への取り付けもできます。

▲温湿度プラスの場合は、スタンドで角度を変えられたり、先述の通り壁掛けフックが付いています。
(プラスの角度は42度と56度の2パターンにできる)

ざっくり検証したところ、精度は正確でしたが、値が違えば校正もできるので、安心感があります。

普通の温湿度計としても、金額は相場より数百円高いくらいでほとんど変わりません。

また、スマートホーム系でこのような「温湿度計単体」という製品は、意外と多くありません。

だいたい、スマートリモコンにセットでセンサーが内蔵されているか、高機能な環境センサーとセットになっていることが多いです。

そのため、スマートホーム的なことをしなくても、単純にスマホで確認できるコスパの温湿度計として単品購入する方も多く、人気の製品となっています。

ただし、遠隔地から温湿度を確認する場合や、後述するスマート系機能・シーン機能を利用する場合は、ネットワークハブとして「SwitchBot Hub mini」の別途購入が必要になりますので、その点は注意です。

スマート機能が充実している(音声アシスタント等)

SwitchBot温湿度計の一番の魅力は、スマート系機能が充実していることです。

音声アシスタントは、「Amazon Alexa」「Googleアシスタント」「Siri」「LINE CLOVA」と、主要なものに全対応しています。

加えて、SwitchBotシリーズはスマートホーム系の製品なので、これらが仕様変更した際のアップデートも迅速です。

▲外部サービスへの対応は非常に豊富

IFTTTにも対応しているのがきめ細やかな点。これに対応する他社製品も含めた自動化が可能です。

それ以外にも、Apple Watchやスマホのウィジェットにも対応しているのが、地味に便利な点です。

▲Apple Watchからでも温湿度が確認できる

普通の温湿度計でここまで対応しているのは、SwitchBotシリーズのみです。

次の章で、そのシリーズを使った「自動操作」についても解説していきます。

シーン機能で他のSwitchBotと連携させた自動化も可能

SwitchBot温湿度計プラスは、IoT製品ならではの「自動操作」もきめ細やかに設定できます。

これには、SwitchBotアプリにある「シーン機能」を利用します。

これは、「〇〇の条件になったら、XXをする」というロジックを組むことができます。

〇〇は条件が満たされた時、XXはアクションとして、〇〇XXの部分に任意の機能を割り当てることが可能です。

試しに、「湿度が40%以下になったら、エアコンを切る」という設定をしてみました。

アプリの設定は、「ある条件」と「アクション」の2つを設定すれば良いだけなので簡単です。

実際に動作してみます。温湿度計による自動操作は、「(温湿度が)ある閾値より上がったor下がった」約1秒後に、アクションが実行されましたので、反応が中々良いです。

▲私は、SwitchBot加湿器も利用しているので、エアコンと合わせて空調管理をしています。

また、その閾値を上回ったor下回った状態のまま、家電を再度付けてもアクションが実行されないようにできています。

これらは、複数操作も可能です。

▲温湿度計とあまり関係ありませんが、アクション部分に複数製品を割り当てられるので、動画のようなことができます。

温湿度計以外のラインナップは以下の通りとなってますので、一度チェックしてみてください!

商品画像商品名(リンクはAmazonサイト)製品概要販売価格(単位:円)
SwitchBotハブ2Switch BotシリーズをWi-Fi対応させるための
ネットワークハブ。
スマートリモコンとしても利用でき、
赤外線リモコンで操作する家電を操作可能
廉価版のSwitchBot Hub miniもあり。
※適用例:エアコン/テレビ/
シーリングライトの遠隔操作
8,980
SwitchBot指の代わりに物理スイッチのボタンを押してくれるロボット
※適用例:照明スイッチ/浴室リモコン/
床暖房の遠隔操作
3,851
SwitchBot 温湿度計スマホのSwitch Botアプリで温湿度が
確認・自動操作できる温湿度計
※用途:空調制御/見守り
1,980
SwitchBot カーテンカーテンの開閉をスマホやスマートスピーカー
から操縦できるロボット。
ブラインドもあり。
※用途:目覚まし/防犯
10,022
SwitchBotボタンSwitch Botシリーズをボタンで操作できる
IoTボタン
※用途:ボタン1プッシュで一括開閉
1,980
SwitchBot スマートプラグSwitchBotアプリで操作できるWi-Fi対応
スマートプラグ。
家電の主電源をオンオフ可能
※用途:間接照明/サーキュレーターの
オンオフ
1,980
SwitchBot スマート加湿器SwitchBotシリーズで利用できる
超音波加湿機
※用途:加湿
5,578
SwitchBot防犯カメラSwitchBotアプリで映像視聴可能な
防犯・見守りカメラ
※用途:ペットカメラ、防犯カメラ、
ベビーモニター
2,980
SwitchBot防犯カメラ(首振り)SwitchBotで映像視聴可能な
防犯・見守りカメラの首振り対応版
※用途:ペットカメラ、防犯カメラ、
ベビーモニター
4,480
SwitchBot人感センサーSwitchBotシリーズで利用可能で
仕組みづくりに役立つ人感センサー
※用途:人感照明等
2,480
SwitchBot開閉センサーSwitchBotシリーズで利用可能で
仕組みづくりに役立つ開閉センサー
※用途:家電自動操作、戸締まり確認
2,481
SwitchBot NFCタグNFCタグ。
タッチをトリガーにSwitchBot製品の
操作が可能
※用途:家電操作
980
SwitchBot スマート電球SwitchBotアプリで操作可能な
スマート電球
※用途:照明操作
1,899
SwitchBot テープライトSwitchBotアプリで操作可能な
テープライト
※用途:照明操作
2,480
SwitchBot スマートロックスマホ等で鍵の開け閉めができる
スマートロック
※用途:玄関のドアの開け閉め、戸締まり確認
9,980
SwitchBotキーパッドSwitchBotスマートロックを暗証番号
or NFCカードで解錠できる
オプション品。
+指紋認証の「キーパッドタッチ」もあり
※用途:玄関のドアの開け閉め、キーシェア
4,980
SwitchBotシーリングライトSwitchBotアプリで操作可能な
シーリングライト。
スマートリモコンHub mini「内蔵型」も。
※用途:照明操作
4,980〜
9,980
SwitchBotロボット掃除機SwitchBotアプリで制御できる
ロボット掃除機。
自動ごみ収集タイプ(S1+)、
コンパクトタイプ(K10+)もある。
※用途:掃除
39,800〜
69,799

グラフで温湿度の推移を確認できるのが便利(見守りにも)

SwitchBot温湿度計は、スマホアプリからグラフで推移を見ることができます。

▲折れ線グラフで確認できる。気になるポイントをタップすれば、詳細の情報も確認可能(42.0%となっている部分)

これは、ペットや高齢者の方の見守り用途にも活用ができます。

SwitchBot温湿度計でハムスターの温度管理
▲私の場合、ハムスターの温度管理に使っています!(温度管理が重要なので、これ大事。。)

もし、外出中にエアコンのつけ忘れなどで温度が上がり過ぎor下がりすぎの場合は、スマートリモコンのSwitchBot Hub miniで遠隔地からエアコンをオンにする、といったことができるようになります。

また、異常値の場合はアラートすることもできるので、これで簡易的な監視の仕組みづくりもできます。

▲以上・以下、または範囲(インバース)を決め、閾値を自由に設定できます。

このように、スマート機能が備わっていることによって、実生活で地味に便利なことに活用できましたので、そのご紹介でした。

SwitchBot温湿度計プラスと通常版との違い

SwitchBot温湿度計プラスと温湿度計の違いをまとめておきます。

赤字がプラスとして機能向上している点です。

相違点温湿度計温湿度計プラス
設置方法4Way
1、テーブルにそのまま置く
2、テーブルに取り付けスタンドで斜めに置く
3、冷蔵庫に貼り付ける
4、金属プレートで壁に貼り付ける
6Way
1、テーブルにそのまま置く
2、冷蔵庫に貼り付ける
3、金属プレートで壁に貼り付ける
4、壁掛けフックで吊り下げる
5、斜めに置く
(傾き42度)
6、斜めに置く(56度)
液晶サイズ2.1インチ3インチ
快適度の表示×〇(乾燥、快適、湿潤)
温度精度-20℃~0℃:±0.4℃;
0℃~65℃:±0.2℃;
65℃~80℃:±0.3℃
-20℃~0℃:±0.4℃;
0℃~65℃:±0.2℃;
65℃~80℃:±0.3℃
湿度精度10~90%RH:±2%RH;
0~10%RH,
90~99%RH±4%RH
10~90%RH:±2%RH;
0~10%RH:;
90~99%RH±4%RH
アラート通知
(外出先から確認するにはハブ必要)
データ記録ローカルストレージ(本体):30日間
サーバーに保存:限りなし(ハブが必要)
ローカルストレージ(本体):68日間
サーバーに保存:限りなし(ハブが必要)
使用時間360日間以上360日間以上
サイズ縦79mm x 横65mm x 奥行22mm
重さ89 g(バッテリー含む)
縦54mm x 横54mm x 奥行24mm
重さ73 g(バッテリー含む)
温湿度計と温湿度計プラスの相違点(SwitchBot公式サイトより)
▲プラスは一回り大きく、遠目からでもみやすくなっています。
▲温湿度計プラスは快適度マークを本体で確認することができます。

プラスの方が本体サイズも表示内容も多いですが、これらが不要であれば通常版でも問題ないかと思います。

まとめ

今回は、SwitchBot温湿度計についてレビューしましたが、スマート機能を使わなくとも、普通に温湿度計としてコスパが良いので、おすすめの製品の一つです。

自動操作となると、利用する方もそこまで多くはないかと思いますが、スマホからグラフで推移をチェックできたり、スマートウォッチなどから見られるのも便利な点。

温湿度計を購入する際は、SwitchBotにしておくと、後々スマートホーム化したくなった場合でも対応できますし、遠隔で便利ですよ!

\スマートホームのおすすめ/

Kou

Kou

こんにちは!
BENRI LIFE(ベンリライフ)は、「IoT(モノのインターネット)」をテーマにしたガジェットブログです。
特に「スマートホーム」に関する情報が充実しています!
IoTツールで暮らしを便利に、快適に...
よかったら、色々見ていってください!

FOLLOW

カテゴリー:
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA