スマートプラグといえば、家電の主電源とコンセントの間に中継させて、スマホから遠隔で家電をオンオフする製品。
単価もお安く、簡単に家電を遠隔操作できるのが便利でおすすめの製品の一つです。

そんなスマートプラグですが、スマートホームで有名なSwitchBotシリーズに、新たに「SwitchBotプラグミニ」という製品が発売されたのでご紹介します。
SwitchBotシリーズには、もともと「SwitchBotプラグ」がありますが、プラグミニとの違いも気になるところ。
そこで今回は、SwitchBotプラグミニを実際に使ったその活用法と、通常版のSwitchBotプラグとプラグミニの違いは、どこにあるのかを解説していきます。


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もくじ
SwitchBotプラグミニを使ってみた
SwitchBotプラグを早速利用してみました。
照明やサーキュレーターを遠隔操作するのに最適!
SwitchBotプラグミニが主に使えるのは、主に以下の家電です。
- 照明機材(間接照明・照明機材など)
- サーキュレーター
- 扇風機
特に照明機材への利用となると、かなり使いやすくおすすめです。
スマートホーム化する方法として、スマート電球を導入したりもできますが、電球自体の口径サイズが合わない場合や、そもそも電球でない照明機材(撮影機材や蛍光灯)などには導入できません。
その場合、スマートプラグが活躍します。スマート電球よりも単価の安い場合が多いです。
このプラグをかませておけば、どこからでもスマホやスマートスピーカーから遠隔で電源ON・OFFできるのが便利です。

SwitchBotプラグミニは、音声アシスタントに対応しているので、Amazon AlexaやGoogleアシスタント、Siri、Clovaといった主要のものから音声操作が可能です。(IFTTTにも対応しています)
こういう使い方ができるのが、SwitchBotプラグミニのメリットです。
ワットモニターとしても利用できる(遠隔地でも家電の稼働状況もわかる)
SwitchBotプラグミニは、利用されている電力を見ることができます。

つまり、スマホ対応のワットモニターとしても利用できるのが大きなメリットです。
リモート操作目的で購入しなくとも、普通にワットモニターとして購入するのもアリです。
使用時間の確認や、電力をグラフ化して見ることもできます。


この電力管理が便利なのは、消費電力チェックという以外にも、操作した先の家電の実際の稼働状況を確認することができるという点です。
例えば、外出先から照明をオフにする場合、本当にオフになっているかは、通常のスマートプラグだと、アプリ上のON・OFFボタンでしかわかりません。
そこに、「実際に流れている電力」という観点でもチェックできるので、利用するのに安心感があります。

これは他社のスマートプラグでできるものもあるので、対応してくれると嬉しいです。
自動操作の仕組みも豊富(他のSwitchBotシリーズとの連携も)
SwitchBotプラグでは、自動操作の豊富な仕組みが揃っています。
例えば、スケジュール機能。これを設定すると、自動で一定時刻にオンオフできるので、特に照明機材で利用する際に役立ちます。

それ以外にも、他のSwitchBotシリーズと組み合わせた、自動操作も可能です。
私の自宅でやっている例でいくと、「エアコンとサーキュレーターの同時付け」をするのに便利です。



というルールを作れます。
しかも、SwitchBotプラグミニは、電力の状況をもトリガー(条件)に、消費電力の通知をしたり、家電を操作することができます。これができるのは中々ないので、素晴らしい!


この仕組みは、同SwitchBotシリーズのスマートリモコン「SwitchBot Hub mini」と組み合わせて操作させています。
SwitchBotシリーズには、他にもカーテンを自動操作する「SwitchBotカーテン」といったものもあったりするので、プラグを照明機材につけることにより、「カーテンを閉めたら間接照明をオン」みたいな仕組みもできますね。
このように、SwitchBotシリーズを一通り揃えれば、自宅のスマートホーム化が簡単にできるので、ぜひチェックしてみてください!
通常版のSwitchBotプラグとの違い
新しくプラグミニが発売されていますが、通常版のプラグとの違いが若干わかりにくいです。
そこで、この章でその違いを実機比較した上で、整理します。
最初にスペックや機能について、以下の通りまとめます。
項目 | SwitchBotプラグミニ | SwitchBotプラグ |
---|---|---|
通信方式 | Wi-Fi+Bluetooth | Wi-Fi |
寸法(公称) | 76mm×38mm×47mm | 70mm×39mm×59mm |
重量 | 86g | 80g |
Bluetoothによって接続が安定化
一番大きいのは、SwitchBotプラグミニは、Bluetoothにも対応していることです。
プラグから近い場所(Bluetoothの届く範囲)にいる時は、Bluetoothによる操作が可能です。
これまでのSwitchBotプラグは、Wi-Fiのみだったのに対し、プラグミニはBluetooth+Wi-Fiとなっているので、冗長化の意味で接続の安定化が期待できます。


Wi-Fiにつながっていない(接続が切れた)場合でも、Bluetoothで操作することができます。
ただし、このBluetooth対応によって、SwitchBotプラグミニの操作レスポンスが上がるというわけではないようです。
試しに検証してみましたが、アプリでボタンを押してからの反応速度が変わることはありませんでした。
初期設定が簡略化
SwitchBotプラグミニの方が、初期設定が簡単になっています。
SwitchBotプラグミニは、最初にBLE(Bluetooth)でスマホと接続するため、スマホに登録されている宅内のWi-Fi情報が、SwitchBotアプリに転送されます。
通常のSwitchBotプラグは、Bluetoothが搭載されていないため、スマホとSwitchBotアプリを連携するには、一度SwitchBotプラグ本体のWi-Fiに直接接続してから、再度Wi-Fi接続をする必要があります。スマホの設定との行き来で若干面倒です。
上記わかりにくいため、以下の画像で解説します。




(Bluetooth接続によってスマホのWi-Fi設定情報が自動的にSwitchBotアプリに転送される)
このように、Bluetoothが搭載されたことのメリットとして、接続が安定するだけでなく、このようなとっつきやすさも変わっています。
本体外観の違い(横幅がわずかに小さく等)
SwitchBotプラグミニは、その形状が少し円錐体っぽくなっており、通常版のSwitchBotプラグと比較して、2mm-8mm程度横幅が小さくなっています。
ほんのわずかな差ですが、お使いの電源タップによっては、コンセント間が干渉しにくくなるというメリットもあります。





(うちのは結局挿せないですが、電源タップ次第ではこれは大きいかも)
一方で、その分縦幅が大きくなっているので、普通のコンセントへ上下に2個挿す場合は、その間隔に注意してください。
その他には、上記画像の通り、LEDランプが小さくなったり、ペアリング用のボタンの配置も側面になっています。
明かりが若干目立ちにくくなったので、この点はプラグミニの方が良いですね。
プラグミニは極性付きプラグとなっている
SwitchBotプラグミニは、極性付きプラグとなっており、コンセントの向きを合わせて挿す必要があります。

より安定・安全性を高めるためのこの設計なのかもしれませんが、普通に使う分には、向きを気にしなければならないので、ちょっと面倒。
また、普通のテーブルタップには極性なしのものも多く、挿せないものも出てくると思います。この点を事前にチェックしておくと良いです。
ただ、この点は一度挿せば後はスマホから操作するだけなので、問題ありません。
アプリの画面UIが違う
SwitchBotプラグとプラグミニでは、アプリで選択した次の画面が異なっています。
通常版プラグの場合は設定画面にいく形となりますが、プラグミニの場合は、一目で消費電力の概要がわかり、また直接の電源操作もできるようになっています。


先述の通り、シーン機能の発動条件に電力を設定できるようにもなっており、細かい点での違いがあります。
レビューまとめ
SwitchBotプラグミニは、安価で簡単に家電のリモート操作ができるという点で、スマートホームはじめの一歩におすすめです!
加えて、ワットモニター的に利用できたり、何より他のSwitchBotシリーズとまとめて管理・連携できるのが大きな特徴!おすすめのスマートプラグの一つです。
プラグとプラグミニでどちらを選ぶかという観点では、「Bluetooth接続にも対応」したという点から、プラグミニの方がおすすめです。
ただし、ご自宅で利用される場合、テーブルタップに極性がついているかを確認してからどちらか選択すると良いと思います。
- 仕様上、操作できる家電は限定的
- 極性付きプラグで若干扱いづらくなった
- スマートホーム(家電の遠隔操作)のお試しに最適!
- スマホ対応のワットモニターとしても利用できる(シーン機能にも組み込める)
- 他のSwitchBot含め一括操作が可能
- プラグミニはBluetooth対応で接続性が向上している(通常版と比較して)
- 初期設定やアプリの見やすさでプラグミニの方が使いやすい(通常版と比較して)
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