私は、このブログに示すとおり100以上のスマートホームデバイス・スマート家電を使ってきましたが、その中でも「マストアイテム」「最強」と自信を持って言える製品があります。
それが、SwitchBot(スイッチボット)という製品。
このSwitchBotは、小さな「ホームロボット」とも言える製品で、自分の指の代わりに家電や設備のボタンを押すことができる製品です。
スマートフォンやスマートスピーカーに対応しており、SwitchBotを取り付けて、遠隔操作や音声操作できちゃいます。
当初は、この指ロボットのみだったのですが、その後ラインナップが大幅に増え、現在では多岐に渡る製品が発売されており、SwitchBotシリーズだけで一気に生活をグレードアップできてしまいます。

Kou
ハマりすぎるがあまり、全ラインナップ購入しました!笑
そんなSwitchBotを、私は2018年の発売当初から使い続け、長年に渡りSwitchBotを中心としたスマートホーム化をしています。
そこで、今回はSwitchBotでスマートホーム化する上で、これまで数年に渡り試してきた活用術を一挙公開しちゃいます!
スマートリモコン「SwitchBotハブ2」が2023年3月24日に発売!!
各SwitchBot製品をクラウドサービスに連携させるためのハブ(中継機)にもなります。
加えて、今ご自宅にある家電も赤外線リモコンが付属しているものであれば、スマホに登録して外出先から家電の操作や、スマートスピーカーから音声操作まで可能です。
SwitchBot製品の利用やスマートホーム化はじめの一歩に最適な製品なので、ぜひ以下のレビュー記事もご参考ください!
\スマートホームのおすすめ/

もくじ
スイッチボットシリーズとは?
SwitchBotとは、スマートホーム化を手軽に実現するためのアイテムです。
それぞれが家電を操作するための後付けキットのようになっていて、家電の買い換えやリフォーム工事をすることなく、手軽に自宅に未来を取り入れられます。
当初は照明スイッチを押すロボット「SwitchBot」として有名でしたが、その後ラインナップが大幅に増え、現在では以下の通り多岐に渡ります。
商品画像 | 商品名(リンクはAmazonサイト) | 製品概要 | 販売価格(単位:円) |
---|---|---|---|
![]() | SwitchBotハブ2 | Switch BotシリーズをWi-Fi対応させるための ネットワークハブ。 スマートリモコンとしても利用でき、 赤外線リモコンで操作する家電を操作可能 廉価版のSwitchBot Hub miniもあり。 ※適用例:エアコン/テレビ/ シーリングライトの遠隔操作 | 8,980 |
![]() | SwitchBot | 指の代わりに物理スイッチのボタンを押してくれるロボット ※適用例:照明スイッチ/浴室リモコン/ 床暖房の遠隔操作 | 3,851 |
![]() | SwitchBot 温湿度計 | スマホのSwitch Botアプリで温湿度が 確認・自動操作できる温湿度計 ※用途:空調制御/見守り | 1,980 |
![]() | SwitchBot カーテン | カーテンの開閉をスマホやスマートスピーカー から操縦できるロボット。 ブラインドもあり。 ※用途:目覚まし/防犯 | 10,022 |
![]() | SwitchBotボタン | Switch Botシリーズをボタンで操作できる IoTボタン ※用途:ボタン1プッシュで一括開閉 | 1,980 |
![]() | SwitchBot スマートプラグ | SwitchBotアプリで操作できるWi-Fi対応 スマートプラグ。 家電の主電源をオンオフ可能 ※用途:間接照明/サーキュレーターの オンオフ | 1,980 |
![]() | SwitchBot スマート加湿器 | SwitchBotシリーズで利用できる 超音波加湿機 ※用途:加湿 | 5,578 |
![]() | SwitchBot防犯カメラ | SwitchBotアプリで映像視聴可能な 防犯・見守りカメラ ※用途:ペットカメラ、防犯カメラ、 ベビーモニター | 2,980 |
![]() | SwitchBot防犯カメラ(首振り) | SwitchBotで映像視聴可能な 防犯・見守りカメラの首振り対応版 ※用途:ペットカメラ、防犯カメラ、 ベビーモニター | 4,480 |
![]() | SwitchBot人感センサー | SwitchBotシリーズで利用可能で 仕組みづくりに役立つ人感センサー ※用途:人感照明等 | 2,480 |
![]() | SwitchBot開閉センサー | SwitchBotシリーズで利用可能で 仕組みづくりに役立つ開閉センサー ※用途:家電自動操作、戸締まり確認 | 2,481 |
![]() | SwitchBot NFCタグ | NFCタグ。 タッチをトリガーにSwitchBot製品の 操作が可能 ※用途:家電操作 | 980 |
![]() | SwitchBot スマート電球 | SwitchBotアプリで操作可能な スマート電球 ※用途:照明操作 | 1,899 |
![]() | SwitchBot テープライト | SwitchBotアプリで操作可能な テープライト ※用途:照明操作 | 2,480 |
![]() | SwitchBot スマートロック | スマホ等で鍵の開け閉めができる スマートロック ※用途:玄関のドアの開け閉め、戸締まり確認 | 9,980 |
![]() | SwitchBotキーパッド | SwitchBotスマートロックを暗証番号 or NFCカードで解錠できる オプション品。 +指紋認証の「キーパッドタッチ」もあり ※用途:玄関のドアの開け閉め、キーシェア | 4,980 |
![]() | SwitchBotシーリングライト | SwitchBotアプリで操作可能な シーリングライト。 スマートリモコンHub mini「内蔵型」も。 ※用途:照明操作 | 4,980〜 9,980 |
![]() | SwitchBotロボット掃除機 | SwitchBotアプリで制御できる ロボット掃除機。 自動ごみ収集タイプ(S1+)、 コンパクトタイプ(K10+)もある。 ※用途:掃除 | 39,800〜 69,799 |

Kou
単価が安くて必要なところがコツコツ集められるのが良い!

SwitchBotは単体ではBluetooth通信となっており、スマートフォンのアプリから操作が可能ですが、別途発売されている「SwitchBot Hub mini」によって赤外線コントロール・Wi-Fi接続が可能となります。



つまり、SwitchBot Hub miniはSwitchBotシリーズをインターネットにつなぐためのハブになるだけでなく、「スマートリモコン」としても機能するのが良いですね。
これにより、SwitchBotで様々なスイッチを遠隔操作したり、エアコンやテレビ・シーリングライトといった赤外線リモコンで操作する家電をコントロールすることができるのです。

この「SwitchBot」と「SwitchBot Hub mini」を購入するだけでも、かなり家電をリモート操作できるようになるため、まずはこの2つから始めることをおすすめします。
ちなみに、ハブ(赤外線コントロール)機能を持つものは、他に「SwitchBot Hub Plus」というものもあります。
これはSwitchBot Hub miniと比べると、2,000円高額となっていますが、デザインの違いや本体のラインティングができるというくらいで、機能としての変わりはありません。

そのため、インテリア目的でこのデザインにこだわりがなければ、安い「SwitchBot Hub mini」で十分です。
この中核となる「SwitchBot Hub mini(Plus)」が、Wi-FiやAI音声アシスタント(Amazon Alexa,Googleアシスタント,Siri)、IFTTTといったプラットフォームに対応しており、これを用いて各SwitchBotをコントロールするという仕組みです。
この「リモート操作」がSwitchBotの醍醐味でありとても便利なので、最初に設定しておきましょう。


SwitchBotシリーズでできること|生活シーン毎に活用術をご紹介!
SwitchBotは、アイデア次第で無限の使い方ができるデバイスです。
しかもやること自体は、取り付けてスマホアプリで色々設定するだけなので、簡単かつDIY的な要素もあってとても楽しいです。
では実際にどのようなことができるのか?というのを、生活シーン毎にまとめてご紹介します!
【起床】家電や設備を一斉に動かして爽快な目覚めを!
朝起きる際の目覚まし代わりに、「テレビ」や「照明」をつけたり、「カーテン」を開けたりすることもできます。
これは、SwitchBot(照明)/SwitchBot Hub mini(テレビ)/SwitchBotカーテン(カーテン)の3つを利用して操作しています。
照明スイッチは、SwitchBot操作の代表的な機能ですね。
照明の元スイッチを操作するため、電球をスマートタイプのものに買い換えずリモート操作できるのが良いです。(蛍光灯など一般的にスマート化できないものでも操作できるのがメリットです)






また、NFCタグを利用すれば、スマホのタッチでこれらの動作をさせることも可能です。
あと、トリッキーな用途では、コーヒーメーカーを操作するなんてこともできますね。
これで朝、挽きたてのコーヒーを淹れることができ、スッキリ目を覚ますなんてことも。。。
これは、アプリのシーン機能を利用し、タイマーで自動で一括操作出来ます。

個人的におすすめなのは、例えばAmazon Echoを利用している方だと、アレクサアプリの定型アクション機能を利用し、「アラーム」を止めたら、家電を同時実行できるようにすることです。

ちなみに、身支度を終えて外出する際にも、シーン機能を組んでおけば、家電を一括オフにすることもできます。
外出先からでも遠隔操作もできるので、家電の消し忘れ対策も合わせてできる(節電につながる)のがすごく良いです。
【空調管理】自動制御やペットの温度管理も可能
SwitchBotは空調管理にも利用できます。
SwitchBot Hub miniは、赤外線リモコン機能があり、これでエアコンのコントロールが可能です。

もちろん、スマートスピーカーと連携して音声操作が可能です。
また、SwitchBot プラグを導入することで、エアコンとサーキュレーターの同時運転も簡単にできます。

これらは、全て古い家電でも操作できるので、数千円のSwitchBotシリーズを導入するだけで自宅が一気に快適になります。
ちなみに、SwitchBot加湿器やSwitchBot温湿度計を導入すれば、加湿や空調のモニタリング、温湿度のしきい値をトリガーとした自動操作も可能です。



夏にはSwitchBotを除湿機に取り付けて、ジメジメした空気を取り除くなんてことも…

このような形で作ったSwitchBotの空調制御システムを、ペット(ハムスター)の温度管理にも役立てています。

最近は某ウイルスの影響で在宅勤務されている方も多いと思いますが、SwitchBotシリーズで空調を整えるだけでもかなり快適になるので、ぜひ導入をおすすめします!
【帰宅】マンションのオートロック解錠や風呂を入れることも!?
これは少しトリッキーな使い道ですが、帰宅する際に個人的にめちゃくちゃ便利だと感じているので合わせて紹介。
まず、帰宅する直前に浴室リモコンにSwitchBotを取り付けることで、スマホから「風呂を入れる」なんてことが可能です。

浴室リモコンはこのようなボタン式のものが大半ですが、ここにSwitchBotを取り付けることで、湯はりを簡単にリモート操作できるようになります。
また、家の前について鍵を開ける際にも一工夫。
私は他にIoT製品として「スマートロック」を利用しているのですが、これの欠点はオートロックがあることによって結局オートロック解錠用の鍵を持たなければならないこと。
そこで、SwitchBotをモニターホンの解錠ボタンに設置し、呼び鈴を鳴らしてからSwitchBotを遠隔操作することで、スマホからオートロックの解錠操作を可能としています。

マンションのオートロックから鍵の操作まで、全て鍵を取り出さずにスマホでポチポチするだけで完結するため、かなりラクです。
工事不要で手軽にキーレス化ができるのでおすすめな使い方の一つですが、注意ポイントとしてはオートロックは「応答」ボタンを押してから「解錠」ボタンを押すタイプのものがあること。
この場合、SwitchBotは2つ必要となるため、結構かさばります。。。
そのため、この利用をする場合は、自宅のモニターホンの仕様を予めチェックしておくと良いです。
【くつろぐ】ホームシアターまで操作可能
HomePod miniに「休憩」と話しかければ、自動でデスクやカーテンが動きつつ、ホームシアター再生。
— Kou@スマートホーム (@Kou1600) November 21, 2020
popIn aladdinとSwitchBotシリーズの組み合わせ。狭いスペースを有効活用😁
名付けてロボット作業環境(Beta)。
これでいくらでも手を止めてくつろげる…笑 pic.twitter.com/DgtNSj2JxP
帰宅して風呂に入り、さてくつろぐか…そんなシーンでもSwitchBotが活躍ですw
SwitchBot Hub miniは、赤外線リモコンでコントロールできる家電を全て音声操作できるので、テレビやホームシアター(プロジェクター)までストレスフリーに操作できます。
私は、ホームシアターは「popIn Aladdin 2」を利用しており、それと組み合わせて遊びごころで上のような仕組みも作ってみました。
【就寝】布団の中から家電をオフにできるのが最高に便利!
最後に就寝時。ここでも、SwitchBotで家電を一括オフして寝ます。

Kou
一括オフは起床時で設定したのと、逆(オフ)の設定をすればOKです!
この寝る前の一括オフ、最高に便利なんですよね。
特に寝室のベッドは照明スイッチから若干離れた位置にあり、リモコンを探す手間も省けるため、酔っ払って帰ってきたときでも大丈夫w
なお、「SwitchBot」と「SwitchBotカーテン」は、別売のSwitchBotボタンからも操作可能です。
つまり、これで照明スイッチとは別に自分の好きな場所にスイッチを配置できるのが便利です。
スマートホーム化するメリットは、このようなちょっとした「距離・移動の手間」をゼロにできる点です。
また、ハンズフリー操作も可能なので、家事をしながら室内の環境を変えることができるので、結果的に家事効率化にもつながります。
SwitchBotを自宅に導入すれば、このように生活を快適・便利にすることができるんです。
【その他】見守りや防犯に活用する
これまで様々な用途を述べてきましたが、これらSwitchBotシリーズを活用することで、防犯や見守り用途にも使えます。


他にも、照明やカーテンを遠隔操作することでランダムタイマー(人が家にいるように見せかける)の仕組みを作り防犯対策にも使えます。
以前一人暮らしをしていた際には、自宅と実家それぞれにSwitchBotを導入し、このようなこともできて安心感がありました。
さらに屋内カメラまで発売され、防犯・見守りに使い勝手が良い!

このように、SwitchBotを導入することで、簡易的ではあるものの副次的にこのようなメリットもあるというご紹介でした。
SwitchBotのメリットとデメリット
上記の通り、活用術をまとめてきましたが、ここでSwitchBotのメリットとデメリットを簡潔にまとめておきます。
メリット
SwitchBotシリーズだけで、現代のスマートホーム化はほぼ完成するといっても過言では無いという点です。
既存のスマートホーム製品は、スマート家電で単品毎の制御や、スマートリモコン経由で既設家電の操作をすることが一般的ですが、自宅の設備とかになってくると話は別です。
それら自宅の設備も「SwitchBot」という唯一無二のホームロボットがあることで、簡単に遠隔操作や音声操作ができるのです。
- 床暖房
- サーバー、デスクトップPC(WoL的な利用)
- ルンバ・ブラーバ(音声操作)
- ペットのエサやり機
…などなど。押しボタン式のスイッチがあるものであれば、何でも操作できちゃいます。
もちろんリフォームを検討する必要性もなく、安価かつ工事不要で手軽に今住んでいる家にIoTシステムを取り入れることができます。
しかも、これらはSwitchBotアプリ1つでコントロールできるのが良い点です。(メーカーを統一できるので、設定アプリがバラバラにならなくてすむ)
このようなことから、マンションや賃貸物件が多い日本の住環境では、現状スマートホーム化するならNo.1ともいえるほどの製品です。
デメリット
家電や設備に外付けするという性質から、かさばったり、ボタンによっては操作できないものもあるという点です。
オートロックの章で先述しましたが、モニターホンに2つつける場合は、ふつうに操作する上では邪魔になります。
また、以前試したことがあるものとして、換気スイッチに取り付けることで、自動換気なんてこともしていましたが、以下の通りテープで押さえつけない限りボタンが押せませんでした。

特に、断面が柔らかいボタン・スイッチは押せない場合が多いので、要注意です。
このような設備のボタンというのは、「SwitchBotに対応した規格」になっているはずもなく、SwitchBot本体を取り付ける場所がなかったり、押せないボタンがあったりで、中々トリッキーな製品です。
そのため、Amazonでセールになったりしない限りは、最初から一気に導入しようとせず、少しずつ試していって、追加で購入していくことをおすすめします。
Q&A集
SwitchBot利用に関する補足を以下Q&A集としてまとめます。
プリセットにない家電は?
通常の学習リモコンと同様、プリセットに無い家電は手動学習ができます。
手動学習のボタンを音声アシスタント連携する場合、家電の「ON・OFFボタン」に登録したもののみ音声操作できる形となっているようです。(例えばアレクサでは「その他」登録では連携できない)
そのため、手動学習させる場合で、かつ任意の家電リモコンのボタンを操作させたい場合、「照明」を複数個作成し、個別に登録・操作しましょう。
SwitchBotの電池・両面テープの交換は?
電池は公称値は2年と謳われていますが、1年弱で切れたりするものもありました。このへんは利用状況によって変わると思います。
交換用電池は以下のものです。

また、貼り付け用両面テープ・照明用テグスの交換品も専用のものが発売されています。
SwitchBotのリセット方法は?

レビューまとめ
SwitchBotは、ぱっと見はただのボタンを押すだけの装置ですが、その仕組みから手軽にご自宅の設備や家電をIoT化でき、とても面白く地味に実用性が高いデバイスです。
しかも最近ではラインナップが大幅に増え、スマートホーム化を簡単に実現することができます。
というわけで、個人的にはスマートホーム化するなら、第1に検討すべき製品だと思っています。
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