最近は、スマホやタブレットのみならず、スマート家電やゲームなど、Wi-Fiにつなぐモノが増えてきました。
そんな中、メッシュWi-Fiルーターは、家中に電波を張り巡らせることで通信の安定化を図る、現代にマッチしたルーターです。
私も自宅をスマートホーム化していることもあり、それまでは通信が不安定で悩んでいたのですが、TP-Link Decoを導入してから、一気にその課題がクリアしたので、ぜひおすすめしたい製品です。
導入してかれこれ2年ほど経ちましたので、レビューしていきたいと思います。

Kou
それまで中継機とかで頑張ってたのですが、一向に安定せず。。。Decoを導入してから急激に改善されたので、マジでおすすめです!
もくじ
TP-Link Decoのメリット
実際にTP-Link Decoを導入して2年間使いましたので、まずは良かった点について述べていきます。
普通のルーターと比べて圧倒的につながりやすい!
この製品は、メッシュWi-Fiが全面採用されたルーターです。
親機一台とそれぞれの部屋にアクセスポイントを置くことで、家中に電波を張り巡らせ、通信の安定化を図るルーターとなっています。


昔はDeco M5×2、Deco M4×2の構成でしたが、M5を一台水こぼして壊れてしまい、3台構成になっています。ただ、それでも階を挟んでなければ、特に問題ないです。

以前には中継機を利用していたのですが、その場合、寝室の電波が特に弱く改善できませんでした。
ただ、メッシュWi-Fiの場合、以下の特徴により、これを改善することができました。
- 子機が実質親機と同等のスペックを担う(1台あたり負荷が低い)
- リンクできる最大個数が多い
- 親ルーターへの負荷を分散される仕組みとなっている
- ルーター間をリンクするのに、専用の帯域が割り当てられている
中継機とは上記の点が違います。
我が家はスマートホーム化しており、IoTデバイスが各部屋に点在しているので、この繋がりやすさは何より嬉しいポイント。
そのような環境でも、まるっとWi-Fiエリアがカバーされるのが、TP-Link Decoの何よりも良い点です。
ラインナップが豊富(組み合わせが可能)
TP-Link Decoはラインナップが豊富で、「トライバンド(M9)」から「Wi-Fi6」のモデルまで揃っているのが、特徴的です。
M4 | M5 | M9 Plus | Deco X20 | |
特徴 | エントリーモデル | 中間スペック | 最高スペック | Wi-Fi 6 |
Wi-Fi | デュアルバンド | デュアルバンド | トライバンド | デュアルバンド |
規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac | IEEE802.11a/b/g/n/ac | IEEE802.11a/b/g/n/ac | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
2.4GHz | 300Mbps | 400Mbps | 400Mbps | 574Mbps |
5GHz | 867Mbps | 867Mbps | 867Mbps | 1201Mbps |
イーサネットポート | 2個口(1基あたり) | 2個口(1基あたり) | 2個口(1基あたり) | 2個口(1基あたり) |
MU-MIMO | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ビームフォーミング | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
接続台数 | 最大100台 | 100台以上 | 100台以上 | 150台以上 |
HomeCare | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ |
そして、ラインナップが豊富なことで最も嬉しい点は、異なるラインナップを組み合わせてメッシュWi-Fiを構成出来る点にあります。
上記画像のように、私の自宅では、「M5」と「M4」を組み合わせて利用しています。
M4は若干スペックは落ちますが、価格が安いこと。M5はアンチウイルス「HomeCare」が3年間無償でついてくるので、このように設置しています。
他にも、部屋の隅や電波の届かないところなど、スポットで利用するならコンセント直付けタイプのM3というのもあります。

他のモデルを組み合わせて繋がりにくくなるということもないですし、ラインナップが豊富であることにより、色々な選択肢が取れるDecoシリーズはおすすめです。
導入・設定もスマホアプリでラクラク(初心者向け)
TP-Link Decoは、スマホアプリで設定が完結します。




「メッシュWi-Fi」というワードが、ちょっと特殊なルーターであるというイメージを持ってしまうかもしれませんが、実はこの点から、Wi-Fiにあまり精通していない・初心者の方へこそおすすめのルータです。
デバイス管理がしやすい(特にアンチウイルス!)
TP-Link Decoが良いのは、つないだ先のデバイスの管理がしやすいことですね。
アプリの最初の画面で、つながっているデバイスが一覧されており、それらの通信状況がわかるようになっています。

また、M5,M9の特典として、トレンドマイクロのアンチウイルスソフト:「Home Care」が特典としてついているのが大きいです。

これにより、ルーター配下のデバイスをまるっとウイルス対策できるので、PC・スマホだけでなく、ウイルス対策しにくいIoTデバイスすらもまるっとセキュリティ対策できるのが良い点。
この特典がついてくるのはかなり大きいので、親機として選ぶのはDeco M5以上の方が良いかなと思います。
高頻度のアップデート
私は2018年5月頃にDeco M5を導入したのですが、その頃は設定できる項目がかなり少なかったのが難点でした。
しかし、TP-Link Decoは1-2ヶ月に1回くらいのペースでファームウエアアップデートが走っていて、設定項目がどんどん増えています。


Decoはこのようなことから、Web上に転がっているできないとされている設定・機能が、その後対応しているなんてこともあります。
TP-Link Decoのデメリット
TP-Link Decoは、設定もスマホアプリでしやすく繋がりやすいルーターでとてもおすすめですが、一応デメリットも解説します。
料金から見たときの性能が少し微妙
メッシュWi-Fiは、その性質から、2台以上購入して効果を発揮するルーターです。
単体だと、単に性能が微妙なルーターになってしまうのでおすすめできません。
また、「つながりやすさ」を特に重視するルーターのため、TP-Link Deco1台あたりの性能は、同価格帯のルーターと比較してやや控えめです。
そのため、部屋数が少なかったり、総面積が小さい邸宅への導入にはあまりおすすめできません。
この場合は、同じ価格で一体型の方が高スペックで、速度が早くなったり、逆につながりやすくなる可能性があります。

本体がかなり高温になることがある
特にDeco M5がこうなるのですが、たまに熱暴走してWi-Fiが落ちたりします。
この時、本体がギリギリ手を触れられるくらいの、かなり高温になっています。
今の所、2年使って故障(1台不注意で壊しましたが…笑)はないですが、ちょっと耐久性に不安になる部分ではありますね。
特に自宅の環境によって、夏場は冷却装置があったほうが良いかもしれません。
TP-Link Decoの評判
今回のレビューはあくまで私の家での話なので、他の方はどう思っているか?評判や口コミを調べてみました。
全体的には、「つながりやすい」点が特に高評価でした。このために買うようなものですからね。
メッシュWi-Fiは、中継機よりも断然繋がりやすいので、もしWi-Fiが切れるで困っている場合は、ぜひ導入をおすすめします!
レビューまとめ
TP-Link Decoは、繋がりやすいといった点以外にも、初期設定が簡単・スマホアプリで色々できるといった点から、Wi-Fi周りに詳しくない人へこそおすすめです。
現在では、価格の安いDeco M4も出てきたことで、ますます導入しやすくなりました。
IoTの流れで、Wi-Fiに接続するデバイスや家電も増えてきたことから、その時代にあった特におすすめのルーターです。