【レビュー】TP-Link Decoはコスパ最高のメッシュWi-Fiルーター|M5&M4を組み合わせて設置!

最近は、スマホやタブレットのみならず、スマート家電やゲームなど、Wi-Fiにつなぐモノが増えてきました。

そんな中、メッシュWi-Fiルーターは、家中に電波を張り巡らせることで通信の安定化を図る、現代にマッチしたルーターです。

私も自宅をスマートホーム化していることもあり、それまでは通信が不安定で悩んでいたのですが、TP-Link Decoを導入してから、一気にその課題がクリアしたので、ぜひおすすめしたい製品です。

導入してかれこれ2年ほど経ちましたので、レビューしていきたいと思います。

Kou

Kou

それまで中継機とかで頑張ってたのですが、一向に安定せず。。。Decoを導入してから急激に改善されたので、マジでおすすめです!

TP-Link Deco レビュー
総合評価:4.5
Deco

Decoは、Wi-Fiルーターで世界トップシェアを誇る、TP-Link社製のメッシュWi-Fiルーター。
ラインナップがかなり豊富で、エントリーモデルから高性能なものまで揃っている。
異なるモデルでも、組み合わせてメッシュWi-Fiを構成できるのが嬉しい点。
何やってもダメだった自宅の通信環境が大幅に改善されたので、超おすすめのWi-Fiルーター!

メリット

  • ラインナップが他社と比較して豊富
  • デバイス管理がしやすい
  • 導入がスマホアプリで簡単
  • 高頻度のバージョンアップ

デメリット

  • 速度は一体型と比較してやや劣る
 管理人:Kou

管理人:Kou

コスパ最高のメッシュWi-Fiルーター!

Wi-Fi 6対応の最新Deco X20のレビューも掲載しました!

TP-Link Decoのメリット

実際にTP-Link Decoを導入して2年間使いましたので、まずは良かった点について述べていきます。

普通のルーターと比べて圧倒的につながりやすい!

この製品は、メッシュWi-Fiが全面採用されたルーターです。

親機一台とそれぞれの部屋にアクセスポイントを置くことで、家中に電波を張り巡らせ、通信の安定化を図るルーターとなっています。

▲廊下(部屋の中央)にはDeco M5を。
▲あとは、部屋の隅にM4をそれぞれ置いています。

昔はDeco M5×2、Deco M4×2の構成でしたが、M5を一台水こぼして壊れてしまい、3台構成になっています。ただ、それでも階を挟んでなければ、特に問題ないです。

▲このように配置して、家虫に電波を張り巡らせています。

以前には中継機を利用していたのですが、その場合、寝室の電波が特に弱く改善できませんでした。

ただ、メッシュWi-Fiの場合、以下の特徴により、これを改善することができました。

メッシュWi-Fiの特性
  • 子機が実質親機と同等のスペックを担う(1台あたり負荷が低い)
  • リンクできる最大個数が多い
  • 親ルーターへの負荷を分散される仕組みとなっている
  • ルーター間をリンクするのに、専用の帯域が割り当てられている

中継機とは上記の点が違います。

我が家はスマートホーム化しており、IoTデバイスが各部屋に点在しているので、この繋がりやすさは何より嬉しいポイント。

そのような環境でも、まるっとWi-Fiエリアがカバーされるのが、TP-Link Decoの何よりも良い点です。

ラインナップが豊富(組み合わせが可能)

TP-Link Decoはラインナップが豊富で、「トライバンド(M9)」から「Wi-Fi6」のモデルまで揃っているのが、特徴的です。

X90X60X50X20M4M5M9 Plus
Wi-Fiトライバンドデュアルバンドデュアルバンドデュアルバンドデュアルバンド デュアルバンドトライバンド
規格5GHz:4804Mbps(802.11ax、HE160)
5GHz: 1201Mbps(802.11ax)
2.4GHz:574Mbps(802.11ax)
IEEE 802.11ax/ac/n/a (5GHz)
IEEE 802.11ax/n/b/g(2.4GHz)
IEEE 802.11ax/ac/n/a(5GHz)
IEEE 802.11ax/n/b/g(2.4GHz)
IEEE802.11a/b/g/n/ac/axIEEE802.11a/b/g/n/acIEEE802.11a/b/g/n/acIEEE802.11a/b/g/n/ac
2.4GHz574Mbps574Mbps574Mbps574Mbps300Mbps400Mbps400Mbps
5GHz4804Mbps(802.11ax、HE160)
1201Mbps(802.11ax)
574Mbps(802.11ax)
2402Mbps2402Mbps1201Mbps867Mbps867Mbps867Mbps
イーサネットポート2ポート2ポート3ポート2ポート2ポート2ポート2ポート
MU-MIMO
アンテナ数4(8ストリーム)4(6ストリーム)4(4ストリーム)4(2ストリーム)2(2ストリーム)2(2ストリーム)2(2ストリーム)
ビームフォーミング
接続台数200台150台150台150台100台100台100台
TP-Link HomeShield
サイズ130 × 123 × 210 mm110 × 110 × 114 mm110 × 110 × 114 mm110 × 110 × 114 mm90.7 × 90.7 × 190 mm120 × 120 × 38 mm144 × 144 × 46 mm
※Deco M3は生産終了のため、ラインナップから除く

そして、ラインナップが豊富なことで最も嬉しい点は、異なるラインナップを組み合わせてメッシュWi-Fiを構成出来る点にあります。

上記画像のように、私の自宅では、「M5」と「M4」を組み合わせて利用しています。

M4は若干スペックは落ちますが、価格が安いこと。M5はアンチウイルス「HomeCare」が3年間無償でついてくるので、このように設置しています。

他にも、部屋の隅や電波の届かないところなど、スポットで利用するならコンセント直付けタイプのM3というのもあります。

▲スペース取らなくて良いですね(画像:TP-Link

他のモデルを組み合わせて繋がりにくくなるということもないですし、ラインナップが豊富であることにより、色々な選択肢が取れるDecoシリーズはおすすめです。

導入・設定もスマホアプリでラクラク(初心者向け)

TP-Link Decoは、スマホアプリで設定が完結します。

▲画面の案内に従い設定していくのみです。
▲アプリの中で、SSIDやパスワードも自分の好きなものに設定できます。
▲新たなDecoを追加するを選択すれば、ほぼ自動でメッシュWi-Fiを構成してくれます。
▲設定もアプリ内で全て行えます。特定IPアドレスから管理画面に入って…みたいなことは必要はありません。

「メッシュWi-Fi」というワードが、ちょっと特殊なルーターであるというイメージを持ってしまうかもしれませんが、実はこの点から、Wi-Fiにあまり精通していない初心者の方へこそおすすめのルータです。

デバイス管理がしやすい(特にアンチウイルス!)

TP-Link Decoが良いのは、つないだ先のデバイスの管理がしやすいことですね。

アプリの最初の画面で、つながっているデバイスが一覧されており、それらの通信状況がわかるようになっています。

▲デバイス名もつけられます。

また、M5,M9の特典として、トレンドマイクロのアンチウイルスソフト:「Home Care」が特典としてついているのが大きいです。

▲履歴も見えるので効果が見える!

これにより、ルーター配下のデバイスをまるっとウイルス対策できるので、PC・スマホだけでなく、ウイルス対策しにくいIoTデバイスすらもまるっとセキュリティ対策できるのが良い点。

この特典がついてくるのはかなり大きいので、親機として選ぶのはDeco M5以上の方が良いかなと思います。

高頻度のアップデート

私は2018年5月頃にDeco M5を導入したのですが、その頃は設定できる項目がかなり少なかったのが難点でした。

しかし、TP-Link Decoは1-2ヶ月に1回くらいのペースでファームウエアアップデートが走っていて、設定項目がどんどん増えています。

▲ファームウエアアップデートをすると、セキュリティと同時に機能が増えていきます。
▲うろ覚えですが、当初はアドレス予約やIPv6関連の設定ができなかった記憶でしたが、いつのまにか追加されていました。

Decoはこのようなことから、Web上に転がっているできないとされている設定・機能が、その後対応しているなんてこともあります。

TP-Link Decoのデメリット

TP-Link Decoは、設定もスマホアプリでしやすく繋がりやすいルーターでとてもおすすめですが、一応デメリットも解説します。

料金から見たときの性能が少し微妙

メッシュWi-Fiは、その性質から、2台以上購入して効果を発揮するルーターです。

単体だと、単に性能が微妙なルーターになってしまうのでおすすめできません。

また、「つながりやすさ」を特に重視するルーターのため、TP-Link Deco1台あたりの性能は、同価格帯のルーターと比較してやや控えめです。

そのため、部屋数が少なかったり、総面積が小さい邸宅への導入にはあまりおすすめできません。

この場合は、同じ価格で一体型の方が高スペックで、速度が早くなったり、逆につながりやすくなる可能性があります。

▲ただ、普通に使う分にはそこまで問題になるほどではないです。(同メッシュシステムを構成するGoogle Nest Wi-Fiとの比較)

本体がかなり高温になることがある

特にDeco M5がこうなるのですが、たまに熱暴走してWi-Fiが落ちたりします。

この時、本体がギリギリ手を触れられるくらいの、かなり高温になっています。

今の所、2年使って故障(1台不注意で壊しましたが…笑)はないですが、ちょっと耐久性に不安になる部分ではありますね。

特に自宅の環境によって、夏場は冷却装置があったほうが良いかもしれません。

TP-Link Decoの評判

今回のレビューはあくまで私の家での話なので、他の方はどう思っているか?評判や口コミを調べてみました。

とにかく、繋がりやすくなったという意見が目立ちました。階を挟むお家だと特にその効果を発揮するようです。

中継機と比較して、子機が実質親機と同等のスペックを担う(1台あたり負荷が低い)ことや、ルータ間をリンクするのに専用の帯域が割り当てられていることから、ロスが少なく繋がりやすいんです!

メッシュWi-Fiは一般的に、速度を犠牲にしている点も多いのですが、普通に速度が出るといった意見も多かったです。100Mbps以上出れば、自宅で普通に使う分には何も問題なしですね。

全体的には、「つながりやすい」点が特に高評価でした。このために買うようなものですからね。

メッシュWi-Fiは、中継機よりも断然繋がりやすいので、もしWi-Fiが切れるで困っている場合は、ぜひ導入をおすすめします!

レビューまとめ

TP-Link Decoは、繋がりやすいといった点以外にも、初期設定が簡単・スマホアプリで色々できるといった点から、Wi-Fi周りに詳しくない人へこそおすすめです。

現在では、価格の安いDeco M4も出てきたことで、ますます導入しやすくなりました。

IoTの流れで、Wi-Fiに接続するデバイスや家電も増えてきたことから、その時代にあった特におすすめのルーターです。

Kou

Kou

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