TP-Link KasaスマートLEDランプを購入しましたので、レビューします。
スマートライトといえば、代表的な製品としてPhilips HueやIKEA TRÅDFRIがありますが、利用するには、HueブリッジやEcho Plusのスマートホームハブに代表される、機器をインターネットに接続するための「ネットワークハブ」が必要となります。
ただこれって汎用性があまりないハブ自体を購入して設置・設定をしなければならないので、結構めんどくさいんですよねぇ。
そんな中、TP-LinkがWi-Fiモジュールを内蔵したスマートライトを発売!
これによって、ネットワークハブの購入・設置不要なスマート電球が利用できるようになります。
早速利用して見ましたので、その利用感を見ていきましょう。
もくじ
TP-Linkスマートライトとは
TP-LINK社が販売しているスマートLED電球です。ラインナップとしては以下の2つが存在します。
このスマートライトは、インターネットを通じてスマートフォンやスマートスピーカーから操作できることが特徴です。
これにより、例えば、「遠隔地からの操作」「話しかけて照明の操作」といったことを実現できます。
この製品はこのジャンルで有名な、「Philips Hue」や「IKEA TRÅDFRI」と異なり、電球自体にWi-Fiモジュールが内蔵されているため、ネットワーク接続用のハブデバイスを別途設置しなくても良いのが大きなポイント。
なおTP-Link社はWi-Fiルーターの企業として有名ですが、この他にも「スマートプラグ」等、いわゆるスマートホームデバイスも積極的に展開しています。
ことはじめ
まずは、製品の開封から製品を使えるようにしていきましょう。
同梱品チェック


初期設定
TP-LinkスマートLEDランプは、スマホアプリから初期設定ができます。基本アプリの案内の通り進めていくだけですが、ここでは私がやった流れをざっとご紹介します。








基本的には電球を差してスマホアプリから設定するだけの簡単設定!
音声アシスタントとの連携設定
この製品の大きな特徴は、冒頭で述べた通り、「スマートスピーカーから話しかけて操作」できることです。ハンズフリー操作できることにより、布団の中からリモコンなしに自在に操作可能でとても便利ですよ!
ということで、事実上必須となる音声アシスタントとの連携もここで合わせて紹介しちゃいます。ここでは、Amazon Alexaとの設定となりますが、Google Assistantでも同様の設定が可能です。




この製品は、Alexaのスマートホームスキルに対応しており、かつWork with Alexa対応製品なので、「デバイス登録」のラインナップにすでに「TP-LINK Kasa」があるのがいいですね。Alexaアプリからサクッと設定・操作することができます。


機能について
さて、ここまで設定面を見ていきましたが、この製品の機能的な特徴を見ていきましょう。
スマホアプリからの操作
操作画面は以下のようになっています。







スマートスピーカーからの操作
上記動画を撮ってみましたのでご参考にしてください。ポイントは調光・調色も自在にサクサクと操作できることですね。
なお、この製品はAlexaスマートホームスキルに対応していることにより、「定型アクション」にも対応しており、他のAlexa対応家電や天気・ニュースの読み上げなど含め一括操作できるのがGood。(Google Homeでもルーティン機能で同様のことが可能)
導入のメリット
ざっと機能を紹介したところで、私が本製品を導入して良かった点をまとめます。
Wi-Fiモジュール内蔵により、初期設定が簡単。サクッと導入できる

この製品の大きな特徴は、冒頭で述べた通り、ネットワークハブの追加設置が不要であることです。
私はこのようなIoT照明として代表的な、Philips HueやIKEAのTradfriも持っているのですが、ネットワークハブを追加設置・設定する必要がないために、結果的にそれらスマートライトと比較して以下のような手間を省くことができました。
- ネットワークハブ用に有線LANを引く
- ハブ用の電源を確保・設置
- ネットワークハブと電球の連携設定
このようなスマートホームを実現するための製品って、単品ごとに導入していかねばならないため、一つ一つの設定の手間が非常にめんどくさかったりします。
その点、このTP-Linkは上記3点のような手間を省くことができ、あとはスマホアプリで寝っ転がりながらでもサクサク設定ができることが高ポイントです。
ただちょっと気になる点は、この製品はリモート操作の際にWi-Fiの2.4GHzのみで接続されることです。他のスマートライトは同2.4GHz帯を利用するものの、「有線LANのハブ+Zigbee Light Link(スマートライトの専用規格)」による接続が基本であり、他と比較してWi-Fiルータとの相性問題などがあるかもしれません。
今の所特に問題なく使えていますが、これらと比較した通信の安定性は今後チェックしていきたいポイントです。
ハンズフリー操作はやっぱり便利!スポット間接照明としての導入がベスト

他の製品でも体験していますが、照明の音声操作、やはり便利ですね。布団の中に入りながらでも操作ができます。
この製品はIKEA Tradfriに比べると高額なのですが、ネットワークハブの設定が不要なので、例えばベッドサイドのスポット間接照明として1個導入するといったことに対してベストだと思います。

自動操作も可能
インターネット対応していることにより、各情報と組み合わせた照明の自動操作も可能です。

他にもIFTTTという外部サービスにも接続できます。


このような形で、生活のルーティンに合わせ照明を自動操作できる、これがスマート化によるメリットであり、ぜひ体験していただきたいです。
おわりに
TP-Linkスマートライトは、サクッと取り付けできスマートライトとしてスマホアプリからの遠隔操作やスマートスピーカーからのハンズフリー操作など、十分な機能を有しています。
価格もネットワークハブがない割には単品がPhilips Hueよりもやや安いといった絶妙な金額に抑えられており、まずは上述のようにスポット的に一個お試しで購入してみて、気に入ったら追加購入するのがおすすめです。