VITURE One XRグラス レビュー|XRグラスの進化はすごい!様々な姿勢で臨場感のある映像・音質を楽しめる

最近MR・XR界隈がものすごい盛り上がりを見せていますね!2024年最注目のガジェットです。

今回レビューするVITURE Oneもその一つ。ゲームや映像を大画面、高画質、高音質でどこでも楽しめるXRスマートグラスで、スマートフォン(スマホ)やタブレット、パソコンの画面をケーブル1本で映し出すことができる製品です。

私は、この手のデバイスだとMeta Quest 3やXreal Air 2を持っていて、その斬新な体験には驚くことばかりで、VITURE Oneにも大注目!

代理店さんからお借りして実際に利用してみた所、その完成度の高さにびっくり!返却した後、普通に買い直したいと思うほどの製品でした。

そんなVITURE Oneについて、レビューを通じてその魅力をお届けします!

開封
このように、端末と接続して利用します
https://www.benrilife.com/wp-content/uploads/2019/05/Kou1600.jpg

VITURE One レビュー

VITURE One XRグラスは、スマートフォンやゲーム機に接続して映像を大画面、高画質、高音質で楽しめるスマートグラス。iPhoneやAndroidだけでなく、PS5やNintendo Switchも比較的高画質で楽しめた。映像だけでなく文字の視認性も高く、スマートグラスにしては音質が良い。ネックバンドで単体動作できるのも特徴で、視界やケーブルの邪魔いらずなのも良い。座りながら、寝ながら利用するのに最高!思ってたより実用的なスマートグラスでした。

メリット

  • デザインが良く装着感が思ってたより違和感ない
  • 思いのほか高画質で映像だけでなく文字も読める
  • 音質もスマートグラスにしてはかなり良い
  • スマートフォンを手に持たずに視聴できる(寝る際に良い)
  • ネックバンドで単体利用可能

デメリット

  • 音漏れが気になる

この記事は、SB C&S株式会社より製品を貸与頂き、記事執筆を行っております。

VITURE One レビュー

VITURE Oneを早速利用してみましたので、レビューしていきます。

洗練されたデザイン、装着感も良い

VITURE Oneは、デザインが洗練されてクールな印象。

グラス部分の微妙なブルーの色合いとなっていて、スタイリッシュな印象へと導いています。

本体外観

他のスマートグラスと同様、レンズが二層構造となっていて、ここから映像を視聴することができるようになっています。

レンズ部分

装着感に関しても、軽量で快適性が高い点が好印象です。本体はわずか82g。

VITURE Oneの実測は82g
気軽に持ち運べる。

比較するまでもないですが、Meta Quest 3のように被せて利用するゴーグルではなく、あくまでサングラスでXRを楽しめるのが良いところ。

比較対象としておかしいかもですが、これだけサイズ感が違う。

ノーズパッドも4種類同梱されています。

ノーズパッド(取り外し可能)

一見すると、普通のサングラスにも見えますが、映像投影のため、グラスが少し上向きになっており、傍から見るとちょっと違和感はあるかも。

ただ、基本自宅で使う製品なので問題なし。むしろこの機能性をよくこのグラスに備えたなと言う印象です。

本来は自宅の中で利用することが想定された製品ですが、一応外でも撮ってみました。

XREAL Air 2と比較すると、VITURE Oneはツルの部分がやや厚めですが、これが装着感を損なうことはありません。

Xreal Air 2(右)との比較
Xreal Air2(右)との比較

何よりVITURE Oneは、度数調節機能もあるのが便利。ダイヤルを回すだけで、0.00D > -5.00Dの調節ができるので、軽度の近視では問題ありません。

瞳孔間距離(IPD)調節も、57.5mm〜69.5mmで対応しています。

Xreal Air2では意外にもこれら調節ができなかったので、本体に搭載しているのは非常に嬉しいポイント。

度数調節ダイヤル

加えて後述するように、本体の音質も良いです。

というように、Xreal Air2と比べてわずかに大型に感じるものの、軽快で違和感はなく、よくこの筐体にこれだけのものを収めたなという印象でした。

映像視聴は十分実用的なレベル、文字も難なく見える

VITURE ONEは、ディスプレイに有機ELが採用されており、映像のみならず文字も非常に鮮明に表示し、高コントラストで色鮮やかな画質を実現しています。

映る画面は120インチ相当。感覚としては、目の前にプロジェクターが映っているような感覚で、迫力がありました。

VITURE OneにiPhone 15 Proを接続
映っている画面はこんな感じです。

このグラス一つで、まるでホームシアターにいるかのような体験ができます。設置に必要なスペースや手間が不要で、姿勢も自由に選べるため、場所を選ばずに利用できる点が大きな魅力です。

1920×1080ピクセルの高解像度で、有機ELによる黒表現も高く、文字もくっきりと見えます。

私は、視力が0.1であるにも関わらず、度数調節ダイヤルの搭載によってそれも調節できます。このような点から、映像視聴において何の問題も感じませんでした。

また、VITURE Oneの良い点は、映像を投影していても周囲の視界がクリアであること。

これにより、家の中でのちょっとした部屋間の移動くらいならスムーズに行えます。

例えば、Meta Quest 3のパススルー機能は、カメラを介して見るため解像度が荒くなりがちですが、VITURE Oneのようなスマートグラスは、その点で優れています。

寝転がりながら映像を視聴するだけでなく、映像視聴をしながら、日常の軽い家事もこなせるほどの利便性を備えています。

一部の人にとっては、従来のテレビやプロジェクターが不要にすらなるかもしれません。

ちなみに、この製品は、現時点でiPhone 15 Proの空間ビデオを体験できる貴重な製品でもあります。

現状、その体験を完璧にできるとはいえなさそうな出来ではありますが、お試しには十分な空間ビデオ体験ができます。

今後のアップデートも気になる所。Apple Vision Pro購入前のお試しにいかがでしょうか。

サラウンド感のある音質も良い(音漏れは気になる)

VITURE Oneを選ぶ大きなメリットの一つは、この音質にあると捉えています。

今まで使ってきたXreal Air2と比較してもかなり優れていると感じました。

特に音場の広がりと臨場感の面で、VITURE Oneは群を抜いています。

VITURE Oneの音質

また、ボーカルのクリアさも印象的でした。ただし、最新モデルであるXreal Air2 Proについてはまだ試していないため、参考程度の感想にとどめてください。

スマートグラスとしての形状を考えると、低音の質は多少微妙かもしれませんが、これはデザイン上の制約によるもので仕方がない部分です。

あとこの手のスマートグラスなので、やはり音漏れはします。

しかしながら、Anker Soundcore Framesを含め他のスマートグラス製品と比較しても、VITURE Oneの音質は非常に優れていると言えます。

特に映画やゲームを楽しむ際の臨場感の向上は顕著で、スマートグラスをかけるだけでこれほどの音質を楽しめるのは、今回試用してみて最も満足感が得られたポイントでした。

ネックバンドで単体利用可能、スマホを手に持つ必要すらなし!

VITURE Oneはオプション品も多数!

VITURE Oneのオプション品はいくつかありますが、中でも特に注目すべきは、ネックバンドです。

ネックバンドのおかげで、スマートグラスを単体で利用できているような気分を味わえます。

というのも、この手のスマートグラスは端末と接続する必要があり、Xreal Beamのようなワイヤレス転送できるものでも、グラスとデバイスをケーブルで接続している必要があります。

それに対し、VITURE Oneはケーブル接続をするものの、セットトップボックスがネックバンドとなっており、それをテーブルに置く必要もありません。

このグラスと端末をケーブルで接続している感覚がないため、ストレスなく扱えます。

このネックバンドは、YouTube、Amazonプライムビデオ、Netflix、PS5/4リモートプレイなど、主要なアプリが揃っており、映像やゲームを幅広く楽しむことができます。

オリジナルコンテンツあり
主要なVOD系サービスはダウンロードできる
オリジナルコンテンツもあり

しかし、VITURE Oneのネックバンドは、ケーブル接続が必要なものの、端末を持つことなく利用できるので、まるでグラス単体で使用しているかのような感覚が得られます。

ただし、ネックバンドを使用すると、グラスの右側のツルが熱を帯びることと、ファンの静かながらも存在感ある動作が気になる点です。

これらは利便性と引き換えとなる部分ですが、設定でファンの動作を調節できたりもしますし、まぁ仕方ないかなといった部分。

VITURE Oneを選ぶ最大の理由は、オプションにこのネックバンドがあることではないかなと感じるほど使い勝手が良かったです。

ゲームも迫力満点

VITURE Oneは、家庭用ゲーム機も難なく楽しめるのも良いです。

ニンテンドースイッチの場合は、オプションのモバイルドックに接続してプレイします。

モバイルドックに接続

このドックは、モバイルバッテリーを兼ねていて、充電しながら接続できるのが最大の特徴。

加えて、このドックとスイッチ本体をUSB-Cに接続し、別ポートでVITURE Oneとの接続をする形です。

この接続に別途HDMIケーブルは必要ないのがシンプルで良いところ。

ニンテンドースイッチは、本来純正ドック以外ではDP Alt Modeに入らないのですが、このモバイルドックを利用することでそれに偽装でき、USB-Cケーブルのみの接続でこれを実現しているのは素晴らしい。

これらの点もあり、ドックとしてはやや大型の作りとなっています。

実際にスプラや桃鉄を軽くプレイしてみましたが、エンジョイ勢であれば問題ないと言える動作でした。プロジェクターでゲームやっているそのままの感覚で、多少遅延はあります。

更に、PS5と接続し、PS Remote Play経由でのゲームも試してみました。

PS5と接続

PS5ではフォートナイトをプレイしました。PSリモートということもあってか、やはりそれなりに遅延があり、基本的なキャラコンには問題ないものの、エイムにはちょっと苦労しましたね。

その部分はまぁPSリモートだからってのもあります。

フォートナイトをプレイ
移動系は問題ないが、エイムは少し難しかった。

また、先述の通り音質は良く、臨場感は抜群!位置把握も音でしっかりとできました。何度も言いますが、スマートグラスなのにこれはすごい。

おわりに

VITURE Oneは、これまで使ってきたXreal Air2と比べても、性能・機能ともに良く使っていて満足でした。

スマートグラスとして選ぶポイントとしては、特にオプションのネックバンドによる実質単体利用と、音質に価値があると感じました。

この点を重視する方は、VITURE Oneがおすすめです。

スマートグラスはまだ発展途上のようにも見えますが、現時点で十分実用性の高いものとなっています。

何より、どんな姿勢でもプロジェクターが目の前にあるかのような環境を作り出せるのが最高!ぜひ一度試してみてください。

Kou

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