最近ロボット掃除機の進化はめざましく、高性能マッピングや自動ゴミ収集で、掃除を完全にお任せできちゃいます。
今回レビューする「yeedi Floor 3+」もその一つですが、さらに一段階すごい。
この製品の特徴は以下の通りです。
- スタイリッシュなデザイン
- 機能アップした自動ごみ収集ステーション(ゴミを10秒以内に回収、容量3.2リットル)
- 回転モップで汚れをしっかり拭き取る
- 5,100Paのパワフルな吸引力
- 15倍の高速マッピング、使いやすさもアップ
- 障害物を回避
以前、yeedi vac 2 pro+をレビューしましたが、回転モップや吸引力の強化、自動ごみ収集ステーションの性能強化など、よりハイスペック版のものに仕上がっています。
そんな、「yeedi Floor 3+」について、レビューをしていきたいと思います。
もくじ
yeedi Floor 3+の外観
yeedi Floor 3+を早速開封してみましたので、まずは外観についてチェックしていきます。

外観とスペック
まずは、yeedi Floor 3+の外観をチェックしていきます。
本体上部には、電源ボタンと、ロボットインジゲーターライトが搭載されています。

高級感があって、これまで試したどのロボット掃除機よりも、デザインが好みです。少しローズがかったゴールドなのが良い。ホワイトの柔らかいデザインも相まって、女性ウケもしそうです。

Kou
毎日使う家電としては、このデザイン感も大事!yeediはアプリも含めてかわいい感じなのがいいですね^^
蓋を開けると、吸引したゴミを溜めるダストボックスハンドルが確認できます。



続いて本体裏面。メインブラシが見えます。赤と黄緑の部分にサイドブラシを取り付けて清掃します。

yeedi Floor 3+には、全自動クリーニングベースが付属。
これが大容量の3.5Lとなっており、中には収納ボックスがあります。メンテ用のグッズもここに格納できます。





他にも、水拭き用のモップパッドのセットも付属しています。

実際の使い勝手は後の章で解説します。ここでは、本体仕様をまとめておきます。
項目 | 製品仕様 |
---|---|
吸引力 | 5100Pa(4段階調節) |
ナビゲーションタイプ | 3D ToF マッピング・障害物回避 |
ブラシタイプ | 毛ブラシ+ゴムブラシ |
マッピング機能 | ビジュアルマッピング |
動作時間 | 180分 |
ダストボックス容量 | ・ダストボックス400ml ・水タンク:200ml ・ダストバッグ:3.2L |
サイズ | 縦350 x 横350 x 厚さ 84mm(本体) 幅355 x 奥行215 x 高さ355mm(ステーション) |
初期設定
利用前にスマホアプリで初期設定を行います。
スマホアプリは、自宅のマップをスキャンして、部屋を指定して掃除ができたりと使い勝手が良いので、あらかじめ設定しておいた方が良いです。


ここで、自宅のWi-Fiと接続します。
2.4GHz(またはメッシュ)のWi-Fiに設定してください。


最後に、名前づけやタイムモードの設定をして完了です。


あとはロボット掃除機を最初に1回動作させると、自宅のマップが作成されます。


こういう感じで、ハイテク家電といえども、アプリの案内に従って設定していくだけ。簡単に設定することが可能です!
yeedi Floor 3+ レビュー
yeedi Floor 3+で、早速部屋を清掃してみましたので、レビューをしていきます。
最初に、実際の掃除の様子を動画で載せておきます。
回転モップの威力がすごい!
yeedi Floor 3+の最大の特徴は、回転モップの水拭き清掃ができること。
実勢価格6〜7万円の水拭き一体型のロボット掃除機は、この回転モップや振動機能がなく、単に雑巾掛けするようなものが多いです。
これがあると、フローリングを磨き上げるように清掃してくれるので、それらと比較して、ピカピカになります!


以下の動画のように、動作します。
普通の水拭き型のロボット掃除機と比べて、少し動作音が大きいのがネックですが、その分かなりパワフルな水拭き清掃で、ゴシゴシとしっかりと床が磨かれています。
なお、この水拭きは、アプリで水量調節が可能です。

しかも、吸引力の指標は「5100Pa」と、この価格帯のロボット掃除機の1.5倍ほどの性能を誇ります。
4段階に調節でき、最小モードであれば、騒音もそこまでありません。
とてもパワフルなロボット掃除機で、フローリング・石畳の埃もしっかりと取れ、ピカピカになりました。

自動ごみ収集ベースで掃除の工程を全ておまかせ!
yeedi Floor 3+は、自動ごみ収集ベースがついており、これで掃除をお任せできます。
一般的にこのようなロボット掃除機は、掃除が終わった後に中のゴミを掻き出して取るのがとても手間です。
この自動ごみ収集ベースがあると、その工程を自動で行なってくれるので、かなり楽ちんなんです。
実際の動作の様子は、以下の動画をご確認ください。
騒音は少しうるさめですが、一般的なごみ収集ベースつきロボット掃除機よりも集塵が高速で、10秒以内に吸い取ってくれます。これだけ見ても、かなりパワフルなごみ収集ベースです。
本当に掃除の工程すべてをロボット掃除機にお任せしている感覚と言いますか、これがあるか否かだけで、だいぶ変わります。
しかも、yeedi Floor 3+は、3.2Lと他のロボット掃除機と比較しても大容量なので、文句なし。
自動ごみ収集ベースにゴミを何日も溜めておくことができ、手動でゴミを片付ける必要がないのが大きなメリット。
この自動ごみ収集ベースの性能の良さも、yeedi Floor 3+の良さであります。
マッピング機能で清掃結果の確認や部屋を指定して清掃ができる
yeedi Floor 3+は、清掃時に「ビジュアルマッピング」機能でスキャンすることによって、自宅の間取り図をアプリ内で管理することができます。
これで部屋を分割・結合して、自分の思い通りの部屋割りにしたり、禁止ゾーンをアプリだけで指定することができます。
もちろん、エリアの名称をつけることも可能です。




柔軟に部屋のレイアウトを作ることができます。つくった部屋に名称をつけることも可能です。

この機能は、特に部屋を指定して掃除をしたり、禁止区域を指定する際に便利です。


この機能を使うことによって、例えば居間にいる間は、寝室を掃除してもらったり、書斎で仕事をしているときは、居間を掃除してもらったりといった形で時短に繋がります。
禁止区域も指定できることで、モノが散らかりやすい場所や、ロボット掃除機がハマりやすい場所も回避できます。
他にも、アプリにはさまざまな機能があります。



yeedi Floor 3+は、高精度マッピングを搭載しながらも約8.4cmの薄型設計のため、家具の下に潜り込んでゴミ吸引もしてくれるのも良い点。

このマップによる高精度な清掃機能も含め、100平米弱の4LDKの家でも、満遍なく清掃してくれました。

自宅は3つのマップを保存できるので、一台で複数階の掃除も可能です。3階建ての家でも利用できますね。

高精度な障害物回避も魅力的|家具を周りこんで隙間も清掃
yeedi Floor 3+は、高精度な障害物回避も魅力的です。
以下のような狭い場所や、家具と家具の隙間などでも、ぶつからずに清掃してくれます。

以下の通り動画を撮ってみましたが、椅子やテーブルを回り込むように掃除をしてくれます。
このように、障害物回避もしっかりしてくれて、高性能なロボット掃除機です。
強いて言うならば、yeedi Floor 3+は一般的なロボット掃除機と同様に、コード類は絡まりやすいです。
yeedi Floor 3+は、本体の「3D障害物回避テクノロジー」やアプリの「正確な障害物回避」設定はありますが、これらを回避はしてくれないので、注意しましょう。
そのため、障害物回避機能はあるものの、ある程度事前に片付けした上で掃除をする必要があります。
ただ、ケーブル類の回避までできるロボット掃除機は、大抵10万円〜20万円と高価格帯なので、実勢価格7万円前後の本製品としては、搭載されていなくても致し方ないところかなと。
レビューまとめ
yeedi Floor 3+は、実勢価格7万円前後ながら、回転モップと高性能な自動ゴミ収集ベースが特に優秀です。
また、吸引力も5100Paと、他のロボット掃除機よりも1.5倍パワフルなので、フローリングをピカピカにしてくれます。
その分動作音の大きさや、一般的なロボット掃除機と同様にケーブル類には絡まりやすいといった点もありますが、片付けや禁止エリア設定をしておけば、それらも対策できます。
最後に、この製品をおすすめできる人とおすすめできない人をまとめます。
- ケーブル類まで含めた障害物回避機能が欲しい方
- 水拭き性能を重視したい方
- 吸引力のパワフルなロボット掃除機が欲しい肩
- 自動ゴミ収集機能が欲しい方
- 高精度マッピング機能を利用したい方
以上です!
yeedi Floor 3+ レビュー
yeedi Floor 3+は、回転モップがついているのが特徴的で、フロアがピカピカになる。高精度マッピング+自動ごみ収集ベースつきで掃除をほとんどお任せできて使い勝手が良い。アプリも使いやすく、部屋を指定しての掃除や各設定もできる。ボタン部分が高級感があり、かつ突起がなく薄型のため家具の下の隙間も難なく清掃可能。障害物回避はケーブルには対応していないのが欠点だが、5〜10万円クラスの高性能ロボット掃除機の中でも優秀な製品。
メリット
デメリット