待ちに待ったSwitchBotの気化式の加湿器が登場!
SwitchBotと言えば、これまでは超音波加湿器が主流でしたが、そのデメリットはこまめに加湿器本体を掃除しないと、仕組み上雑菌がそのまま拡散されるので衛生面での不安があること。
私も以前にSwitchBotの超音波加湿器を使っていましたが、この常に気を使う必要があるのが少し手間で、自称スイッチボットマニアの私でも、ここだけは他の加湿機を常用していました。
Kou
スマートホーム系のメーカーって、加湿器は超音波式のものが多いんですよね。。。なので、気化式となると選択肢が限られていた部分。。
しかし、今回のSwitchBot気化式加湿器は、水を含んだフィルターに風を当てる方式を採用しており、雑菌やカビの繁殖を防ぐことができるのが特徴です。
これで個人的には、SwitchBotエコシステムの中で、加湿器も上記の点をそこまで気にせず取り入れられて、ますます便利に。家電の管理もしやすく!
今回は、メーカーのSwitchBot気化式加湿器を一般発売に先駆けてメーカーから提供頂けましたので、その利用感についてレビューしていきます!
もくじ
SwitchBot 気化式加湿器の特徴と仕様
本製品は、SwitchBotエコシステムに組み込める気化式の加湿器です。以下スペックです。
製品名 | SwitchBot 気化式加湿器 |
---|---|
電源 | AC100~240V、50/60Hz |
消費電力 | 4W 静か 5W 弱 8W 中 15W 強 |
加湿量 | 强:700ml/h 中:500ml/h 弱:350ml/h おやすみモード:200ml/h |
タンク容量 | 4.5L |
連続運転時間 | 22.5h |
運転音 | 最小18dB(静かモード) |
適用床面積(目安) | 木造和室 20m²(12畳)まで プレハブ洋室 32m²(19畳)まで |
本体寸法(mm) | 380×200×402.5mm |
コードの長さ | 1.5m |
相対動作湿度 | 1~100% |
製品質量 (kg) | 6.3kg |
10,000円台中盤の加湿器で、適用範囲は12畳から19畳までカバーし、運転音も最少18dBと小さめ。同価格帯の他製品を上回るスペックを持っています。
SwitchBotといえば、スマートホーム関連の機能が充実していることが最大の特徴ですが、気化式加湿器そのものとしても性能が良いものとなっています。
SwitchBotって、温湿度計とかもそうなんですが、スマート機能を抜きにしても、こういう本体そのもののコスパ的な良さもいいんですよね。
SwitchBot 気化式加湿器 レビュー
SwitchBot 気化式加湿器を実際に利用してみましたので、レビューをしていきます。
注水やお手入れが簡単で手間なし
従来のSwitchBot超音波式加湿器は、超音波でミストを発生させる方式を採用しており、水の粒子を放出するタイプです。
そのため、利用のたびに洗浄するなど、雑菌対策が必須でした。
しかし、SwitchBot気化式加湿器は、水を含ませたフィルターに風を通して水蒸気を発生させる仕組みとなっており、水の粒子が小さく、結露の発生も少ないため、雑菌やカビの繁殖を防ぐことができます。
フィルターには乾燥機能が備わっており、運転終了時に自動で乾燥してくれます。この点での衛生面も良いです。
加えて、2way給水方式を採用しており、タンクを取り外して上から水を注ぐことが可能です。
これにより、給水とお手入れが簡単になります。
説明書によると、SwitchBot気化式加湿器の場合でも、タンクは毎日洗浄することが推奨されており、しつこい汚れにはクエン酸を使用することができますが、超音波式加湿器に比べて清掃を忘れてしまった際のリスクは低いです。
加えて、お手入れランプも搭載されており、この辺の衛生面への配慮がきちんとされた製品です。
フィルターは水に全く触れない宙吊り式となっているため、雑菌の増殖を防ぐ設計となっています。
このような特徴から、超音波式よりも安心して使うことができ、そこまでお手入れに気を使わなくてよいため、より安心して使用できると言えます。
気化式としては十分な加湿量
SwitchBot加湿器は、〜19畳までの範囲をカバーし、適用範囲は他の同価格帯の製品よりもやや大きめです。
試しに書斎(7畳ですが)の部屋に設置して利用してみましたが、安定して加湿を行うことができています。
また、18畳程度のリビングで利用してみたところ、適湿(45%前後)まで問題なく加湿することができましたが、強モードで2時間経っても目標の50%までは達しませんでした。
強モードは騒音もけっこうあるので、その利用感から、公称値では〜19畳となっていますが、実際には12畳前後の室内で利用するのがベストかと思います。
なお瞬間的な加湿に関しては、超音波加湿器の方が水の粒子を直接出すため、より早く加湿されます。
すぐに加湿を行いたい方は、超音波加湿器の方が適しているので、そちらを検討してみてください。
騒音も控えめ(強運転の時はけっこうする)
通常、気化式加湿器はファンを回す仕組みのため、モーター音などの騒音が多くなりがちです。
一般的には約40〜50デシベルの騒音が発生するとされています。
しかし、SwitchBot加湿器はDCモーターを採用した気化式加湿器で、運転時の騒音は最小18デシベルと非常に低いです。
各モードについて、騒音をチェックしました。
実際に使用してみると、「静か」は音をほぼ感じず、「中」レベルから動作音がハッキリと意識するくらい、「強」は50dBを超え、さすがに結構な音がします。
特におまかせ運転で目標湿度を高めに設定すると、しばらく強運転が続くので、騒音が気になる方は「中」以下の湿度が推奨です。
いずれにしても騒音面で気になるのは強運転で利用した場合のみで、ファン内蔵の気化式なのである程度仕方のない部分もあります。
実際には、静か〜中では問題のない性能で、かつ適湿までしっかりと加湿されるので良い感じです。
SwitchBotアプリの機能で様々な操作が可能|自動設定が充実
SwitchBot加湿器の最大の特徴は、SwitchBotアプリを通じて様々な操作が可能な点です。
本体がWi-Fiに対応しており、遠隔操作が可能。外での消し忘れも問題なし。
例えば、音声操作に対応しており、Amazon Alexa、Googleアシスタント、Siriを通じて様々なデバイスから操作できます。
また、SwitchBot気化式加湿器はSwitchBot温湿度計と連動し、全自動で適湿に保つことができるだけでなく、設定した湿度を超えないような閾値を設定することも可能です。
さらに、SwitchBot気化式加湿器は将来的にスマートホームの共通規格「Matter」にも対応する可能性があり、Appleのホームアプリに登録できるなど、拡張性にも期待が持てます。このカスタマイズ性の高さが魅力です。
また、スケジュール機能も搭載しており、単にタイマー操作できるだけでなく、特定の曜日にオンオフをすることもできます。
また、シーン機能のアクションに組み込むことができ、例えばスマホのGPSと連携し、「出発したら加湿器をオフ」などといった加湿器としては珍しい自動設定も可能。
それ以外には、バックライト&サウンドや通知の設定変更もできます。
この価格帯の加湿器でスマートフォンアプリに対応している点も珍しく、SwitchBotを選択するメリットの一つであります。
また、従来のSwitchBot超音波式加湿器との違いは、操作パネルが充実している点です。
スマホアプリに対応しているとはいえ、毎回スマホを操作するのは面倒なので、直感的に操作できるパネルが便利です。
このように、SwitchBot気化式加湿器は、一般的な気化式加湿器と異なり、スマート機能に対応していること、それを用いた自動操作の設定も柔軟にできるのが最大の特徴です。
レビューまとめ
SwitchBot気化式加湿器は、注水やお手入れが簡単で、超音波式に比べて雑菌やカビの繁殖を防ぐことができます。
その実際の利用感から、12畳前後の部屋で利用するのに最適です。
また、運転時の騒音も低めで、スマート機能がなくてもそもそも気化式加湿器としてコスパが良いものに仕上がっています。
何よりあのSwitchBotから気化式加湿器が出たのが大きいですよね。これでSwitchBotエコシステムに組み込んで、様々な操作や家電の管理も楽に。
これから加湿器が必要になってくるこの冬、自宅のスマートホームをSwitchBotで揃えている人にとってはおすすめですよ!
SwitchBot 気化式加湿器 レビュー
SwitchBot気化式加湿器は、気化式のため、雑菌やカビの繁殖を防ぎつつ利用できるのが特徴。自宅でも効果的に加湿することができた。さらに、SwitchBotならではのスマート機能が充実しており、自動化やアプリ操作によるスマート操作が可能。個人的には、SwitchBotエコシステムに組み込める気化式加湿器が登場したことが非常にありがたいポイント。超音波加湿器よりも価格は高いですが、衛生面やメンテナンスの観点から個人的にはこちらの気化式加湿器がおすすめです。
メリット
デメリット