最近は様々なタイプの掃除機が増えてきて、その性能も素晴らしく毎回驚くばかりです。
そんな中、ECOVACS傘下のTinecoより、面白い製品をご提供いただきましたので紹介します。
それが、「Tineco FLOOR ONE S7 Pro」。最近中国から徐々に出だしてきて、注目を集めだした水拭きコードレス掃除機です。
この製品の特徴は以下の通り。
- 自走式で転がる
- 汚れ具合に応じて吸引力と水量を全自動で調整しながら清掃
- ペットを飼っていても毛が絡まない圧力吸引
- 四隅の埃をの流さない
- 自動洗浄・冷風乾燥つき
現在Makuakeでクラウドファンディングを実施しており、製品を先行提供を頂きました。
実はこれまで、普通のコードレス掃除機やロボット掃除機はよく使ってきたのですが、水拭き掃除機はこれが初めて!
ということでワクワクしながら利用してみた製品。その実力をチェックしていきます!
もくじ
FLOOR ONE S7 PRO 本体仕様
まずは、本体外観とスペックを見ていきます。
項目 | スペック |
---|---|
入力 | AC 100-240V~ |
電圧 | 25.2V 3900mAhリチウムイオン |
定格出力 | 230W |
連続使用時間 | AUTO(自動)/ULTRA(最強)/SUCTION(吸水):約40分 MAX(最大):約28分 |
充電時間 | 約4~5時間 |
水流量 | 20~100ml/分 |
浄水タンク容量 | ~0.85L |
汚水タンク容量 | ~0.72L |
防水 | IPX4 |
こちらが、付属品一式。組み立てはハンドルを取り付けるだけなので簡単です。


ヘッドは回転式のブラシローラーとなっています。

ブラシローラーの上部にあるカバーは簡単に取り外しが可能で、ローラー交換もお手軽です。

本体の前面は汚水タンク&フィルターがついており、本体背面には浄水タンクがついています。
浄水タンクに洗剤と水を投入し、汚水タンク部分でゴミ吸引&汚水の貯蔵が行われる感じです。





下の黒い部分が充電ドックとなっており、ここに置いて充電します。


ハンドルの上部にメニューボタンと電源オンオフボタンがついており、本体のみでモード変更の操作までできます。

ハンドルの天面はセルフクリーニングボタンがついており、充電ドックに置いて本体ブラシの自動洗浄が可能です。


本体構造は以上です。早速清掃した様子をまとめます。
FLOOR ONE S7 PRO レビュー
FLOOR ONE S7 PROを早速利用してみました。
強力な回転ローラーでフローリングがめちゃくちゃ綺麗に!
水拭きコードレス掃除機は、冒頭の通り始めて利用してみましたが、その清掃能力の高さにはびっくり。
回転ローラーによるモップがけで、フローリングがピカピカになりました!


浄水タンクに付属の洗剤を入れて清掃しているため、掃除をしている最中の匂いも良く、清掃されていることを実感できます。


食べこぼしやペットの汚れなど、ほとんどの汚れは綺麗に落ちるレベルですが、ここでリアルなものをお見せします。
以下はキッチンで料理した際の油汚れが固まったもの。私は強力水拭きのできるロボット掃除機を利用していますが、それでもこの汚れは落ちません。

FLOOR ONE S7 Proであれば、この汚れもしっかりと落ちました。これは強力!
動画の通り、しっかりと綺麗になっています。
うちは週に2−3回は水拭きタイプのロボット掃除機をかけているのですが、それでも汚水タンクやフィルターにはかなりの汚れが!その清掃能力の高さが、この汚水タンクからも垣間見えました。


水拭きがメインの掃除機ですが、埃や毛などのゴミもしっかりとれます。
掃除機の心臓とも言われるモーターは、高性能ブラシレスモーターが採用されており、1分間に約10,0000回の超高速回転となっているようです。
ただし、本体のノズル(ブラシローラーカバー部分)が大型のため、前方向の壁の隅(1mm)まではローラーが届きませんでした。この点には注意です。
とはいえ、左右の壁隙間はほぼゼロで、キッチンの扉の下の隙間も綺麗にできたこと。
何よりこの床にみっちり付着した頑固な汚れですらも取れるのは驚きです。流石の性能ですね。
自走するためそこまで重さを感じない
最近注目を集めている水拭きコードレス掃除機は、通常のコードレス掃除機と比較して、本体が大型で重たいことが1つの欠点として挙げられます。
しかし、このTineco Floor ONE 7 Proは、車輪部分が自走式になっており、電動けん引でスムーズに動作するのが特徴的です。
動画の通り、ローラーにより前方向だけでなく後ろ方向でも自動感知してスムーズに動かすことができます。
他社の水拭き掃除機は、前進のみが自走式になっていたりするので、この点はFloor ONE 7 Proの大きな特徴です。
片手一本での清掃から、指でつまむだけでも前後にスイスイ清掃できました。本体の重さはありますが、操作感はめちゃくちゃ快適です。

このような自走式の仕組みのため、以下のようなテーブルの下でもスイスイ清掃ができます。

単純に清掃能力が高いということもありますが、この走行性能の高さも注目ポイント。
自動洗浄・乾燥で掃除後のお手入れもラク
Floor ONE 7 Proは、ロボット掃除機のように、ドックに入れると自動で洗浄してくれます。
しかもローラーモップの乾燥までしてくれるので、濡れっぱなしで放置してカビたりする心配もなし。




ワンボタンでブラシを自動清浄〜冷風乾燥してくれます。
これは、Tineco独自開発の遠心乾燥となっているようで、ローラーブラシを徹底的に乾燥し、常に清潔かつ異臭防止もしてくれます。
本製品は、掃除の開始と停止も本体を傾けるだけだったりすることもあり、掃除をする前後の手間も省いてくれて、痒いところに手の届く機能が満載です。
スマホアプリ機能でモード選択なども柔軟
本製品は、様々なモードを搭載しており、機能性も抜群です。
清掃モードは、「自動」「最大」「最強」「吸水」の4段階で設定が可能です。
モード | 内容 |
---|---|
自動 | iLoopセンサーが床の汚れを自動的に検出し、 適切な量の洗浄水と吸引力を適用。 クリーンモニターループが赤色の時は、汚れが多いことを示し、 青色の時は汚れが少ないことを示し、最適な洗浄水が自動的に使用される。 |
最大 | MAX(最大)モードでは、最大吸引力を発揮し、 こびりついた汚れには水/洗浄水を噴霧します。 |
最強 | ULTRA(最強)モードでは、本機は30秒間準備してから 運転を開始。ディープクリーニング向け |
吸水 | SUCTION(吸水)モードでは、本機は水分を吸引します。 主に濡れた面で使用 |
このモードは、本体からでもスマホからでも設定が可能。




このLCDディスプレイは、電池残量、稼働モード、汚水タンクや浄水タンクの状況などがとても見やすく、ちょっと未来的な作りが良い感じですね。

この操作は、スマホアプリでも同様の操作・設定ができます。
製品の性質上、ロボット掃除機のように遠隔操作といったメリットはありませんが、どの端末でも操作できて良い感じ。


こういったスマート機能を内蔵しているのも、FLOOR ONE S7 PROの良さです。
レビューまとめ
水拭きはいつもロボット掃除機にまかせていたのですが、その際に取れなかった汚れも、しっかりと取れていて、清掃能力の高さを実感できました。
水拭きコードレス掃除機は、最近良く出てくるものの大型で重く扱いづらそうなイメージがあったのですが、Tineco Floor ONE S7 Proの自走ローラーとスマート機能により、難なく操作できて使い勝手が良かったです。
特にペットがいるご家庭で床が汚れやすい場合にマッチする製品と思いますが、清掃能力が特に高いため、油汚れや食べこぼしなど、フローリングをより綺麗に保ちたい方におすすめです。
FLOOR ONE S7 PRO レビュー
TinecoのFLOOR ONE S7 PROは、ECOVACS傘下のTineco製品であり、その性能の高さには驚いた。洗剤投入できる水拭き掃除機で、特にキッチンにこびりついた油汚れまで落とすことができ、フローリングがピカピカに。自走式で重さをそこまで感じず、ドックに置いてワンプッシュで自動洗浄&冷風乾燥ができ掃除の最中や終了時のメンテもラク。ヘッドが大きく壁の隅の汚れが落とせなかったのがデメリットだが、水拭き掃除機最高峰の性能と機能性を実感できた。
メリット
デメリット