Ankerから機能・サウンドともに優れた、コスパの良いワイヤレスイヤホンが発売されたので、ご紹介します!
Soundcore Life P3は、サウンド・機能ともに充実した、一万円切りのワイヤレスイヤホンです。
その特徴は、以下のとおりです。
- モード選択可能なノイズキャンセリング・外音取り込み機能搭載
- Soundcoreアプリでイコライザーなど細かい設定も可能
- イヤホンを探す機能を新搭載
- IPX5の防水性能
- ワイヤレス充電に対応
Ankerは元々充電器のイメージが強かったのですが、イヤホン・スピーカーなど、Soundcoreシリーズの音質が良くてお気に入り。
早速、製品を利用してみましたので、レビューしていきます!

Kou
これで1万円切りというのはさすがのAnker製品という印象。その魅力をレビューを通じてお届けします!
もくじ
外観・装着感
早速、製品を利用してみましょう。
外観
まずは、イヤホン本体とケースについて、実機を手にとった様子を掲載していきます。


全般的に、Soundcore Liberty Air 2 Proに似ている印象でした。


ケースはUSB-C給電。また、ワイヤレス充電にも対応しています。

装着感
イヤホン本体を装着してみました。

ステムが長めに取られていることによって、つまんで装着しやすくなっています。
イヤーピースは光沢のプラスチック製で若干滑りやすそうな素材ですが、装着感は中々しっかりしていて、ノイズキャンセリングなしでもそこそこの遮音をしてくれます。
耳に合わない場合は、以下のイヤーピースが同梱されているので、お試し下さい。

また、アプリで装着テストができるのも嬉しい所。


ただし、HearIDには非対応であることや、イヤホンに装着センサーを搭載しておらず、イヤホン着脱をした際の音楽の自動再生・停止には対応していないのでご注意下さい。
音質について
Soundcore Life P3でいくつかの楽曲を聴いてみました。
本作は、機能は充実していますが、音質については公式にもそこまでアピールがされていません。
実際に聴いてみたところ、本作はベース音が強調されているように感じました。
上位帯のSoundcore Liberty Air 2 Proと比べると、ポップス系を聴いた際に中音域がややこもったように聴こえ、ボーカル重視だとあまりおすすめはできません。
高音域が少し刺さる感じでドンシャリ傾向、全体として解像感が若干低い柔らかめな印象を受けます。
ただ、それはあくまで「Soundcore Liberty Air 2 Pro」やその他高価格帯のワイヤレスイヤホンと比較した場合であって、1万円切りでこの機能性を有するならば、全く問題ないレベルに感じました。
総評として、以下のような音質です。
私は、この中〜高音域を厚めにしたかったので、専用のイコライザーを利用して調節しています。
イコライザーには、プリセットとカスタムがあり、個人的にはこれで中音域を上げるか、プリセットの「アコースティック」がフラットめになるのでおすすめです。


アプリには、コントロール機能も備わっています。


後の章でもご紹介しますが、アプリには他にも「睡眠モード」というリラックスサウンドを流せる新機能もあったりするのでぜひ試してみて下さい。


ノイズキャンセリング・外音取り込みについて
先に結論を言うと、1万円未満のイヤホンにしては、素晴らしいノイズキャンセリング性能です。
さすがに3万円台のAirPods ProやWF-1000XM4と比較すると、電車内での遮音性に若干劣るかなという感じはしますが、それでも十分すぎるほど、ロードノイズをかき消してくれました。

徒歩時でも、近くを通る車のエンジン音やロードノイズをしっかりとかき消してくれ、カフェでは隣の話し声も少し軽減してくれます。
しかも、このノイズキャンセリングは、Soundcoreアプリでシーンに合った強度に変更することができるんです。


いやー1万円未満でこれって、1-2年前の感覚でいるとちょっと信じられないですね。Ankerさん、色んな所で価格破壊起こしてませんか…?笑
一方で、外音取り込みについては調節できるものの、若干聞こえづらい感じ。


特に、AirPods Proのナチュラルな集音性と比較すると、こもったように聴こえるので微妙に感じます。
ただ、この価格で機能性を保ちながら、ノイズキャンセリングと外音取り込みに対応するのがすごい点です。
接続に関して
接続性についても、検証してみましたのでその結果を以下に掲載します。
接続性に関して
本作は、Bluetooth 5.0にも対応しており、接続が途切れることはほとんどありません。
ランニング中や電車のやや混雑している場所で試してみましたが、特に接続が途切れるといった事象も発生していません。
Soundcore Life P3のコーデックは、SBC/AACに対応しており、型落ちのLife P2では対応していた「aptX」には非対応です。

最近のAndroid端末であれば、より遅延の少ないAACに対応しているものも増えていますが、古いAndroid端末では、それに対応していない機種もあります。
最近のAnkerのイヤホンは、ここ最近のスマホの潮流から、aptXに対応していないものが多いものも増えてきていますが、Android端末をご利用の方は、この点に注意して下さい。
応答性に関して
MicroSoft TEAMSでのオンライン会議や、LINE通話で試してみましたが、他のTWSと比較しても特段の遅延を感じることはありませんでした。
通話品質も良好で、自分の声も相手にしっかり伝わり、問題なく意思疎通ができました。
なお、ゲーム機に接続する場合は、スマホアプリにある「ゲームモード」という機能をオンにしたほうが良いです。
これはレイテンシーを軽減させ足音や音声サウンドを向上させることに役立てるようです。


試しにスプラトゥーン2をやってみましたが、音質はかなり良くしっかりとステレオ再生となっていて、前後左右の敵の場所を認識できますw低音の強く、音像がマッチしていました。
レビューまとめ
AnkerのSoundcore Life P3は、1万円未満にも関わらず機能がしっかりしていて、音質もそこそこ良いです。
何より、ノイズキャンセリング機能が素晴らしく、これを重視したくてコスパの良いものを選びたい方にとっては大変おすすめ!
最後に、この製品のメリットとデメリットをまとめます。
- 中音域・解像感にやや欠ける
- 外音取り込みは外音がややこもったように聴こえる
- 装着センサー非搭載・HearID未対応など一部カットされている機能も
- ノイズキャンセリングが1万円未満とは思えないほど素晴らしい
- 低音重視ならかなりおすすめ
- ワイヤレス充電にも対応
- アプリのの使い勝手が良い(特にイコライザー・睡眠モード)
- ゲーム・オンライン会議用途にも問題なし
以上です!前作P2はかなりのヒット製品でしたが、今作もコスパが良くておすすめです。