FlexiSpotは、最近流行りの電動昇降デスクの先駆けのメーカーとして有名です。
そのFlexiSpotから、新製品として「E7H」が登場しましたので、レビューします。
この製品の特徴は、以下の通り。
- さらに向上した性能
- 堅牢さと安定感(耐荷重160kg)
- USBハブ搭載多機能コントローラー
- コの字型の脚となだらかなデザイン
FlexiSpotは、すでに多くのラインナップが発売されていますが、FlexiSpot E7Hはさらに耐荷重が増え安定性が増しているのが特徴。
今回は、FlexiSpotを利用しつつ、実際に良かった点や微妙に感じた点について、レビューしていきます!
もくじ
FlexiSpotの組み立て
早速、FlexiSpotを組み立てていきます。
同梱品は、以下の通り。フレーム一式だけでなく、レンチなども揃っています。
ただし、途中工程に木ネジの取り付けもあるため、できれば電動ドライバー推奨です。
また、支柱は重たいので、できれば2人以上の取り付けを推奨です。
この感じで、組み立ての手順を見ていきます。
- STEP
サポートブレードの取り付け
支柱にサポートブレードを取り付けていきます。
- STEP
中央のビームの調節
ネジを締め付けてビームを調節。緩めることで、ビームの長さを調節できるので、仮締め推奨です。(最大200mm)
- STEP
天板の取り付け
天板側は、純正のものであれば予め穴があいているので、そこに木ネジで入れ込んでいきます。
- STEP
昇降支柱の取り付け
両サイドの4つのネジを締めていきます。ここは支柱の角度がずれないように、一旦仮締めしてから取り付けて行ってください。
- STEP
脚の取り付け
脚をフレームに挿し込んでいきます。かなりの重量があるので、ゆっくりと挿し込んでください。その後、レンチで締めます。
- STEP
コントローラーの取り付け
木ネジでコントローラーを接続します。ここは、木ネジで入れ込んでいく形となるので、電動ドライバー推奨です。今回は電動ドライバーを用意できなかったので、プラスドライバーで入れこんでいきましたが、かなり大変でした。。
- STEP
ケーブルの接続
ケーブルを接続。ここは指定の位置に配線するだけです。
- STEP
ケーブルトレーホルダーの取り付け
ケーブルマネジメント用のトレーを取り付けていきます。
- STEP
ケーブルカバーの取り付け
ケーブルカバーの両側にはマグネットがついており、ビームの両側に取り付けが可能です。
- STEP
アジャスターの取り付けてひっくり返す
FlexiSpotは、天板を含めると50kg〜70kgくらいあるため、一人でひっくり返すのは至難の業。。ここは2人作業必須です。
最後に、ケーブルトレーをはめ込んだら完成!
説明書がわかりやすいため、それに沿って行えば大丈夫ですが、ネジの取り付けや一部木ネジで打ち込む作業があるため、電動ドライバー推奨です。
今回は諸事情で電動ドライバーが用意できませんでしたが、1時間30分ほどかかりました。
FlexiSpot E7H レビュー
FlexiSpot E7Hを実際に利用しつつ、その良さをご紹介します。
FlexiSpotが何より良い点は、1つのスペースで立つ・座るを簡単に切り替えられること。
これをする場合、通常はスタンディングデスクを個別に置く必要があるところ、FlexiSpotであれば1台でOKです。
しかも、電動であるため、スタンディングにするためにハンドルを回したりする必要がないのが良いんですよね。
立つと血行がよくなるのか、頭がスッキリリフレッシュされて、作業が捗ります。
この作業スペースは、出窓があるので、風景を見るのにちょっとした気分転換ができたりも…笑
動作自体は、リモコンで変えることができます。
このリモコンは、1mm単位で調節できるため、座る場合でも自分の姿勢に合った高さに変更できるのが隠れメリット。
さらに、ワンタッチで指定の高さに変えられるメモリー機能も内蔵しているため、操作はめちゃくちゃラクです。
動画で音が確認できるかと思いますが、静音性にも優れていて、深夜に動作させても問題のないレベルです。
なお、天板やスタンドは剛性感もあり、E7HはFlexiSpotの中でも最大である、160kgです。
スタンディングデスクは、スタンディングデスク状態にするとキーボードを打つ時にぐらつくことがありますが、FlexiSpot E7Hはそのぐらつきがほとんど無いのが好印象でした。
配線カバーつきで、ケーブルマネジメントができるのも嬉しい。
その剛性感はあるものの、足回りはコの字カーブで緩やかな感じで、見た目的にそこまでのゴツさはありません。
特にこの点で、FlexiSpot E7Hは、電動スタンディングデスクとしての品質がとても高いと感じました。
FlexiSpotのラインナップ
電動スタンディングの老舗のFlexiSpotは、今では多くの製品が出ているため、そのラインナップを以下の表のとおりまとめます。
モデル | E7pro | E7H | E7 | E8 | E7L | EJ2 2.0 | EF1 | EG1 | H1 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
脚幅調整範囲 | 幅120~200cm | 幅120~200cm | 幅120~210cm | 幅120~200cm | 幅120~200cm | 幅120~200cm | 幅100~160cm | 幅100~160cm | 幅100~160cm |
昇降範囲 | 高60~125cm | 高63.5~128.5cm | 高58~123cm | 高62~127cm | 高58~123cm | 高69~118cm | 高71~121cm | 高71~121cm | 高71~121cm |
耐荷重 | 100kg | 160kg | 125kg | 125kg | 125kg | 100kg | 70kg | 70kg | 70kg |
サイズ | 奥行60~80cm | 奥行60~80cm | 奥行60~80cm | 奥行60~80cm | 奥行60~80cm | 奥行60~80cm | 奥行50~80cm | 奥行50~80cm | 奥行60~80cm |
メモリー機能 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ | ✕ |
ロック | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ | ✕ |
障害物検知 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ | ✕ |
リモコンパネル | タッチパネル | タッチパネル | タッチパネル | タッチパネル | タッチパネル | タッチパネル | 押しボタン | 押しボタン | ハンドル |
価格(公式サイト) | 61,600円 | 63,800円 | 57,200円 | 66,000円 | 77,000円 | 43,120円 | 22,800円 | 28,380円 | 19,800円 |
似たようなモデルが多いですが、FlexiSpot E7Hは、これらのモデルの中ではスペック最高の160kg天板や、コの字カーブの脚のデザインが特徴的。
また、今回のレビューを元に、不要な機能や耐荷重によって安いモデルも存在しますので、その利用によって好きなタイプを選んでください。
なお、FlexiSpotは、本製品も含め重量がとても重く、掃除の際の少しの移動や引っ越しの際などで手間がかかるため、できれば別売のキャスターを予め買っておいた方が良いです。
レビューまとめ
FlexiSpot E7Hは、電動スタンディングデスクとして優れた製品でした。
特に、スタンディング状態にしても揺れにくく、その耐荷重の仕様の通りの高品質な製品と感じました。
また、FlexiSpotは電動昇降デスクの老舗であり、珍しくラインナップも豊富で、用途に合わせて選びやすいです。
今回のE7Hのみならず、必要に応じて安いタイプも選択できるので、ぜひチェックしてみてください!
FlexiSpot E7H レビュー
FlexiSpot E7Hは、単体でスタンディングデスクにもできる電動昇降デスク。ハンドルを回す手間などがなく、コントローラーで簡単昇降できるため、億劫にならないのが良い。天板も含めしっかりとした作りで、立ちでのPC作業や物書きをする際にも揺れが少ないのが良い。メモリ機能やケーブルマネジメントができるカバーも付属していて、老舗メーカーならでは、ポイントを抑えた良製品。
メリット
デメリット