スマートホームサービス「SpaceCore」の特徴は?新宿ショールームも見学してきました!

こんにちは、Kouです!

最近は、家電製品協会の「スマートマスター」資格を取得したり、市場レポートを出すなど、スマートホームの専門家的な立場で活動しています!

そのスマートホームは、自分でモノを買って色々と仕組み作りをしたりして実現できるものですが、やっぱり1から作っていくのは面倒。

Kou

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しかも、 家電や設備に外付けとなるので、スマートホーム化できる場所は限られています。。。

そんな中、最近では、住宅にあらかじめスマートホーム要素が組み込まれていたり、スマートホームに対応したマンションなども増えてきました。

今回は、その住宅向けのスマートホームのプラットフォームである、アクセルラボ社の「SpaceCore」について、ご紹介します。

また、ショールームを見学させていただく機会も頂き、取材もしてきましたので、そのレポートも含め、どどういった生活が送れるのか?といった点について、ご紹介します!

SpaceCore(スペース・コア)とは?

スペース・コアとは、不動産テックの「アクセルラボ社」が運営する、スマートホームサービスです。

スペース・コアは、IoTデバイスをつなぎ、それらを組み合わせて利用することで、毎日の暮らしをアップデートします。

このスマートホームサービスは、アプリからの操作はもちろんのこと、様々なデバイスや設備を自動連携させて、安心快適な生活を実現します。

SpaceCoreのスマートホームルーム

以下のような利用シーンがあります。

利用シーン
  • ホームコントロールで生活利便性の向上
  • ホームセキュリティーの強化
  • ペット、家族の見守り
  • エネルギーマネジメントの実現

スマートホームとしての基本的な特徴・機能を全て揃えているといった様子ですね。

そのサービスの特徴について、次の上で詳細を解説します。

スペース・コアの利用シーン

スペース・コアはどのように使われるのか?その利用シーンを解説していきます。

ホームコントロール

ホームコントロールとしては、外出先からの家電や設備の操作、スマートスピーカーから声で操作をすることができます。

玄関鍵/床暖房/給湯器/テレビ/ファン/エアコン/カーテン/照明/宅配ボックス/シャッター
遠隔操作対象の家電や設備

これはスマートホームとしては一般的なものですが、スペース・コアの良い点は、以下の2点です。

  • 住宅向けに予め導入するタイプなので、居住者が手間なくすぐに利用可能
  • 一般的に後付けでは難しい給湯器や、宅配ボックスシャッターなどにも導入して、遠隔操作ができる点です。

これらは、 アプリから操作することができ、一括操作することができますし、仕組み作りをして自動操作をすることも可能です。

普通に外付けてスマートホーム化する場合、ここまで揃えるのは困難です。

これらをフルセットで導入することができるのが、スペース・コアの良さです。

セキュリティ

SpaceCoreは、ホームセキュリティにも役立ちます。

例えば、鍵をかけ忘れた時も、スマートロックを利用して、すぐにアプリで確認や操作が可能です。

また、ワンタイムパスを発行して、家族や友人、家事代行、サービス等の外出中も入退室管理することができます。ゲストキーを発行することも可能です。

留守中にでも侵入の状況把握することができます。

窓の開閉をスマホ通知 室内設置のカメラで監視 シャッターをCLOSE

玄関や窓の森の開閉があった場合、即座にアプリ通知します。

外出中でも侵入の状況把握でき、迅速な対応が可能となります。

また、自宅の周辺のチェックすることができます。これは屋外カメラを利用して不審な動きを検知アプリ通知します。

自宅周辺をライブビュー 夜間も暗視モードでモニタリング 人の動きを検知して録画

いつでもどこでも、自宅周辺の映像をリアルタイムでチェックすることが可能です。

ペット・見守り

ネットワークカメラを、ペットカメラとして利用することもできます。

アプリ上からペットの様子を確認することができるので、外出先でも安心です。

また、センサーやエアコンを利用して、設定した温湿度センサーが感知すると、自動でエアコンや床暖房をつけたり、カーテンを解除することができます。これで部屋を自動で最適な温度、湿度に保つことが可能です。

温度センサーと連動してカーテンを開閉 温度センサーと連動してエアコンON

また、帰宅が遅くなっても外出先から照明をつけておけます。特に女性にとっては、防犯上も有効ではないでしょうか。

宅配便などで、突然インターホンが鳴るとペットが警戒しますが、SpaceCoreを導入すると、スマート宅配ボックスに預けられるので、そのような心配もありません。

留守でも安心 荷物はスマート宅配ボックスへ

荷物の不在、受け渡しもこれで実現することができますね。

センサーも用意されており、温湿度センサー以外にも、ドアセンサーや窓センサー、また防犯カメラで状況を確認することができます。

また、開封通知で戸締りチェックをすることができます。 高齢者の見守りとしても利用することが可能です。

エネルギーマネジメント

従来のスマートホームは、エネマネに対応するとなると選択肢が限られていたのですが、スペース・コアの良いところは、この点も考慮されており、ECHONET Lite対応機器から、燃料電池の発電量の確認や蓄電池の操作が可能です。

暮らしの中で、どの程度電力を使用しているのかを可視化し、エコで経済性の高い暮らしを実現します。

そこから節電目的で家電や設備をコントロールすることも、もちろん可能です。

最近では特に電力料金が上がっているので、こういった面の管理ができるのは重要ですね。

また、太陽光システムや燃料電池の発電量の閲覧、EV (電気自動車の充放電)にも対応していて、ZEH住宅を目指すような仕掛けもあります。

生活サービスとの連携

スマートホームと言うと、あれこれ機器を設置して、利便性の高い生活を実現するといったイメージが強いですが、スペース・コアは生活に密着したサービスと連携し、より暮らしを豊かにするといったアプローチもとられています。

この点は、家事代行サービスや、クリーニングのサービスなど、家事、育児や仕事で忙しい方をサポートする生活サービスと連携が挙げられます。

空いた時にすぐスペース・コアから申し込みすることができます。

また、自宅周辺の混雑の確認をレシピサイトなど、隙間時間にちょっと役立つサービスも用意されています。

スペース・コアのデバイスとアプリについて

スペース・コアを構成する、デバイスとアプリについて詳細をご紹介します。

デバイスについて

SpaceCoreは、スマートホームサービスの中でも随一とも言えるほど連携デバイスが豊富で、そのラインナップは以下の通りです。

製品画像機器機能
通信ハブスマートホーム機器の通信制御
コントロール機器家電や照明の操作を行うIR(赤外線)コントローラーなど
カーテンモニターカーテンの開閉状態をモニターする機能
HA端子アダプター既存の家電製品をスマートホームシステムに接続する機能。
床暖房・給湯器などに接続し、ON/OFF制御や状態確認が可能。
ネイチャータッチパネル式の集中コントローラー
本体のボタンに任意の操作も割り当て可能
スポットIRコントローラーで単体の機器を操作する機能。
LED照明としても利用可能。
センサー環境センサー、モーションセンサー、ドア窓センサーなど
カメラ屋内・屋外・防犯・フレームカメラなど
スマートロックDanalock V3、Danapad、LockProなどのスマートロック
照明機器モーションセンサーつき調光スイッチ、
LEDバルブ、スマートシーリングライトなど
宅配ボックススマート宅配ボックス。大型タイプもあり
HEMS関連機器家庭用エネルギー管理システムに関連する機器
ECHONET Liteにも対応し、住宅の電力使用状況をリアルタイムでモニタリング
インターフォンドアホンやインターホンなどの通話機能を持つ機器。
室内モニターもあり
表:SpaceCoreを構成するデバイス(リンクは公式サイト)

画像は一部の製品です。詳細については、以下の公式ページをご参照ください。

デバイス一覧 | SpaceCore (スペース・コア)

Kou

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特に、「HAアダプター」や「ネイチャー」、「宅配ボックス」や「HEMS関連機器」は一般に見られないものです。これはスマートホーム好きの人は要チェック!!

市販されているスマートホーム機器の機能も豊富で、例えばスマートロック向けのタッチパット「Lock Pro」は、テンキーによる操作ができるだけでなく、Felica対応のICカードにかざして施錠・解錠までできたりします。

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SuicaやPasmo対応のガジェットでスマートロックを操作

一般的に無いような製品が豊富に揃っています!

アプリについて

上記のデバイスを専用アプリからコントロールできます。

トップ画面から一目で家電や設備の状態確認(ON・OFF)や、カメラ映像が見られて一覧性が高いです。管理画面の設定で変更することもできます。

ON・OFFするだけでなく、シーン操作(一括操作・自動操作)や、デバイスの稼働履歴、環境センサーの情報も確認することができます。

エネルギーマネジメント(HEMS)に関連したデバイスや設備の操作・電力量の確認もできます。

注目すべきは、スマートホーム以外の部分です。

このアプリは、単にスマートホーム操作というだけでなく、管理者(賃貸管理会社)からのお知らせの確認や、入居している物件の情報、付帯設備の取り扱い説明書、契約期間の確認などが行えます。

設備のお知らせや、設備取扱説明書まで確認できる。(管理会社やオーナーがPDF登録したもの)

一人暮らししていると、意外とこういう情報ってちょいちょい必要になってくるんですよね。

だいたい紙の書類で渡されますし、問い合わせもそこに書いてある電話みたいな所が多いので、普段手に持つスマホアプリにまとめられているのは助かる。ペーパーレスで失くす心配もありません。

通常の個人でやるようなスマートホーム化と違い、こういったエネマネ関連の運用や、物件情報を確認できるのが、スマートホームを物件にバンドルできる、SpaceCoreの良さであります。

新宿ショールームを見学!高度なスマートホーム体験ができた

スペース・コアは、事業者や不動産オーナー、メディア関係者向けに、スマートホームのショールーム(新宿)を構えています。

Kou

Kou

ここで、SpaceCoreのフルセットのスマートホーム体験ができます!(場所は新宿です。)

私も見学してきましたが、本当に最先端かつスマートホームが住宅に溶け込んでいて、素晴らしい体験ができました!

ご検討中の方は、ぜひ行ってみてください。取材してきましたので、簡単に内装などをご紹介します。

リビング

まずリビングは、以下のような感じでごく一般的な室内なのですが、入って最初に度肝を抜かれたのは、「スマートミラー」があったこと。

これは、バチェラーで話題の黄皓氏が手がける「MIRROR FIT.」という製品で、レアなモノ。ミラーの中に操作モニターが搭載されており、タップしてコントロールすることができます。

なんとこの製品も、SpaceCoreの連携デバイスなんです。初手でいきなり感動w

ミラーがタッチパネルとなっていて、SpaceCoreをコントロールできる

また、「ネイチャー」と呼ばれるタッチパネル式の集中コントローラーが壁に取り付けられており、 ここで、家電の操作をできるだけでなく、屋内カメラの状態確認をすることも可能です。

これは便利そう。単にスイッチ・ボタンというだけでなく、映像も見られるのがスマートホームらしい。ちょっとした未来空間も演出します。

ネイチャー

もちろん、ホームコントロール部分はバッチリ備わっていて、特に便利だなと感じたのは、アレクサを使って一括で家電やカーテンの開け閉めができること。

このシーンに合わせて、 テレビの映像を切り替えることができていました。これは後付けの仕組みだと難しいので、こういうところのがきめ細やかなところもコントロールできるのがすごい。

「リラックス」というと家電や設備が自動で調整される

他にも最新のスマートホームデバイスが展示されていたり、スマートホームに限らずおしゃれなグッズが揃っていました。

スマートホームデバイスの展示

寝室も、 照明のオフに合わせて、プロジェクターを投影することができたりと、まさに快適生活です。

普通だとリモコンやスイッチを一つ一つ押すところ、これは楽ちんですね。

スイッチを押すと、自動で照明が消え、カーテンが閉じ、プロジェクターがつく

スマートホーム化されている領域は、室内だけにとどまらず、玄関の部分でもスマート宅配ボックスが設置されていたり、モニターフォンと連動したスマートロックやオートロックが備わっていました。

宅配便の受け取りをシームレスにしたり、キーレス生活も実現できますね。

他にも、HEMS機能により、太陽光発電の発電量や蓄電池のエネルギー残量も把握できるようです。

このようなIoT軸のスマートホームは、この部分にリーチできていないものが多いのですが、SpaceCoreはそこもカバーしてましたね。

本当の意味でスマートホームというか、フル装備です。

このように、一般的にスマート化が難しい領域まで、スマート化されているのが最大の特徴で、かつ居住者が手間なく、スマートホームの利便性や快適性を得られこと。

このショールームは、そのSpaceCoreのメリットをしっかりと享受できます。

なんというか、SpaceCoreをフル導入した住宅に住んでみたいなと率直に思いました。

スマート製品が住空間に馴染んでいて、おしゃれ!

SpaceCoreの導入物件

SpaceCoreは、事業者向けのスマートホームサービスです。

すでに全国200社以上、18,000戸以上に導入されており、スマートホームサービスの中でも、実績が豊富なサービスです。

物件としては、例えば品川区の賃貸マンション「ヴェール・クレール大崎」の140戸に採用されているようです。

競合物件が多いことから、その物件の付加価値を高めるべく、SpaceCoreが採用されたようですね。

私も利用者としてスマートホーム化してきたのでわかるのですが、スマートホームは今や認知度が75%前後あり、導入検討者も多いものの、セットアップや設定が面倒に感じていて、ニーズはあるものの、導入に二の足を踏んでいたり、課題に感じる方が多くいることが明らかとなっています。

当サイトの調査結果。スマートホームは設定面で課題に感じている方が多い
資料:日本におけるスマートホーム市場の動向とその発展の歴史、および今後の予測に関して(2023年版)

そのため、SpaceCoreのサービスによって、利用者の方にとってはこの点が解決され、すぐにスマートホームの利便性や見守り、ZEH面でのメリットを享受することができます。

しかも、SpaceCoreは機器のラインナップが業界随一であるため、スモールスタートして後から拡張していくといった展開も可能と言えます。

このような点から、物件の付加価値を高める・競合他社との差別化を図る手段の一つとして、不動産企業に重宝されそうなサービスです。

まとめ

今回は、アクセルラボのスマートホームサービス「SpaceCore」をご紹介しました。

特に、機器の展開が非常に豊富で、一般に市販されていないような製品がたくさんありました。

これらをSpaceCoreのサービスで連携させて、高度なスマートホームをセットアップの手間なく居住者に提供できることとなります。

SpaceCoreを提供するアクセルラボ社は、それ以外にもIoTエンジンの「alie+」や、最先端の暮らしに関するWebメディア「iedge」の展開など、様々な事業を行っているので、そちらもぜひチェックされてみてください!

Kou

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