ECOVACSのサブブランドであるyeediは、高性能なロボット掃除機を多く出していて、見た目も柔らかなデザインのものが多く、使い勝手もよくて気に入っています。
そんなyeediから、新たに「yeedi cube」が登場しました!
この製品の特徴は以下の通り。
- オールインワン吸引水拭きロボット掃除機
- 自己排出システムの驚くべき高効率
- 8 mm自動モップ昇降機能
- 熱風乾燥を備えた自動洗浄システム
- 吸引力は5100 Pa、稼働時間は180 分
- ビジュアル&レーザー融合ナビゲーション
yeedi cubeのキューブステーションは、全自動ゴミ収集だけでなく、注水・モップ洗浄・乾燥機能を備えたハイスペックなものとなっていて、ロボット掃除機本体のメンテ自体も清掃のたびに行う必要はなく、手間いらず。
かつ、音速水拭きやピック&プレース機能で、使い勝手の良いものとなっていました。
そんなyeedi cubeについて、レビューをしていきます!
もくじ
本体外観
早速、本体を開封してみました。同梱品は以下の通りです。

ロボット掃除機本体
本体は、一般的なロボット掃除機と同様の形状ですが、天面にピックアップハンドルと水タンクが付いているのが特徴的。

背面は、一般的のロボット掃除機と同様。水拭モップが付いています。

ヘッドは、「マルチサーフェイスブラシ」と呼ばれるゴムブラシと毛ブラシが組み合わさったタイプのものとなっています。
この点は、同価格帯のロボット掃除機と同様で、一般的な仕様です。


モップも、この価格帯にしては一般的な布がけタイプのモップですが、 yeedi cubeは2500回/分の振動音速水拭きモップとなっており、かつカーペットやラグを自動で回避してくれるモップリフトアップつきのハイスペックなモデルです。


本体の最前面には、ビジョン及びレーザーナビゲーションシステムが搭載されており、これによって、自宅を高精度にスキャンすることができます。

本体の上部には、SPOTボタン・CLEANボタン・ホームボタンが搭載されています。
特に、ワンプッシュで近くの汚れた箇所がスポット清掃ができる、 SPOTボタンが便利でした。 この詳細についてもレビュー内で解説していきます。

本体後方には、ダストボックスが付いています。
これは、キューブステーションで自動でゴミを吸い上げて貯めてくれるため、普通に使っていく上で触る事はほとんどありません。


特徴的なのは、本体天面に、給水タンクが備わっていることですね。
一般的なロボット掃除機は、 ダストボックスと一体型になっているものが多く、水タンクの容量が少ないことが多いです。
しかし、この製品は、天面のほぼ全体に水タンクが備わっていることで、より大容量を注水できます。(1リットル)
そのため、頻繁に入れ替えしなくても良いのがメリット。



特に、この天面のつくりが特徴的なロボット掃除機でした。
キューブステーション
更に、自動ゴミ収集&モップ洗浄・乾燥を可能とする、キューブステーションも同梱しています。

キューブステーションの中は、水色の「セルフクリーニングスクレーパー」と「フィルター」が付いています。
このセルフクリーニングスクレーバーで、モップの洗浄を可能としています。

サイドの部分には汚水タンクが搭載されています。


カバーを開けると、ダストバックが付いています。
掃除が終わったら、ここにゴミを自動的に吸い上げ、溜まる仕組みとなっています。

本体背面には、電源ケーブルを接続します。
キューブステーションは、大きな壁を背にして置き、半径約0.5メートル、前方1.5メートル以内にはものをおかないようにしましょう。

着脱ベースを取り付けて設置してみました!

スマホアプリの設定
続いて、スマホアプリを設定していきます。
- STEP
アカウント作成
メールアドレスと、パスワードを設定し、アカウント登録をします。その後デバイスを追加をします。
- STEP
本体をウェイクし、Wi-Fiを設定
本体のボタンを長押しし、セットアップモードにした後、 Wi-Fi設定を行います。
- STEP
デバイスの名前登録・タイムゾーンの登録
ロボット掃除機が検出されると、名前登録ができるようになります。
- STEP
タイムゾーンやおやすみモードの設定
画面の案内に従って、タイムゾーンやおやすみモードの設定をしていきます。
タイムゾーンは、日本ももちろんあるので安心です。
こんな感じで、スマホアプリの案内に従って設定していくだけの簡単設定です。
なお、最初にロボット掃除機を走行させ、間取りをスキャンしておきましょう。


yeedi cube レビュー
本製品を利用してみましたので、レビューを行っていきます。
繊細な水拭きでフローリングがピカピカに!
yeedi cubeの特に良いと思ったポイントは、水拭き機能です。
最大2500回/分の振動タイプのものとなっており、床をしっかりと磨き上げつつも、汚れを撒き散らす心配もありません。

回転モップのタイプだと、しっかり磨き上げてくれる分、汚れが飛び散る心配もありますが、yeedi cubeの水拭きは、ぱっと見振動しているかわからないほど、繊細な磨き上げをしてくれます。
清掃する前は、スリッパで歩いてみても、少しざらざらとした感じだったのですが、水拭き終了後はサラサラした感覚となり、汚れが落ちているのを実感できました!


アプリで、吸引のみor掃除機とモップがけ、その分量などを指定できます。


今回は環境的な問題で検証できなかったのですが、この製品はモップリフトアップ付きのタイプとなっていて、カーペットや絨毯のある場所は、モップが自動で持ち上がり、避けてくれます。
これで事前に水拭き禁止エリアを設定しなくても、避けられて便利です。
他にも、清掃予約などで時間指定で自動清掃もできて便利です。


カーペット清掃の設定や、部屋を指定しての清掃ももちろん可能。


走行性能にも優れていて、障害物をしっかりと回避しながら清掃してくれます。

食卓の椅子の下も、しっかりと回り込んで清掃してくれました。

本体は上部に突起がないタイプのため、棚やソファーの下といった狭い隙間も潜り込んで清掃しやすいです。

玄関の段差も、認識して落ちないようになっています。

基本的に走行性能は優秀と感じましたが、唯一、このロボット掃除機は、ケーブルやスリッパといった小さな障害物を回避してくれるものではありませんでした。
そのため、ある程度事前の片付けは必要です。
ただ、その小さな障害物を回避してくれるモデルは、大抵150,000円前後の高価格帯のため、致し方ない部分。
この章では、特に水拭きを取り上げましたが、もちろん、吸引力も最大5,100Paの性能を誇り、その性能はかなり高い部類。
しっかりとゴミを吸引してくれていました。

と言うような感じで、 ロボット掃除機としての性能は優れていて、他社と比較して特に繊細に水拭きしてくれる部分が良いと感じました。
モップ洗浄〜乾燥までやってくれて都度のメンテ不要
この製品の最大の特徴は、ゴミの自動収集だけでなく、水拭きのモップ洗浄から乾燥までやってくれていて、ロボット掃除機本体の都度のメンテが不要であることです。
一般的なロボット掃除機は、掃除が終了するたびに本体に溜まったゴミを書き出したり、モップを雑巾のように洗ったりする必要があるのですが、この製品はその手間が不要です。

水拭きが終了すると、汚水タンクに汚れた水が溜まります。


その後、中のスクレイパーがゴトゴトと左右に動くことで、モップが洗浄されます。
最後、熱風乾燥(40℃)によって、濡れたモップが乾燥します。



Kou
モップが濡れたまま放置されないので、清潔ですね。カビなくてすむ!
ダストバックにゴミが溜まっているため、それがいっぱいになったら、紙パックの掃除機と同様に取り外して捨てるだけです。


ダストボックスは2.1リットルと大容量なので、1-2ヶ月に1回くらいその作業をやればOKでラクです。
ちなみに、このキューブステーションは、アプリ内で詳細設定をすることができます。


このベースステーションがあると、ロボット、掃除機本体のメンテを掃除のためにする必要がなく、掃除の工程を全てお任せすることができるのが良いです。
ゴミのある箇所だけを清掃してくれる機能が便利
yeedi cubeの細かな特徴として、ゴミのある箇所だけを清掃してくれる「スポット清掃」という機能があります。
一般的なロボット掃除機は、特定のスポットを掃除する際には、スマホアプリでエリア指定する必要があります。
ただ、ゴミが目に見える場所を清掃する際に、いちいちスマホアプリで設定してから清掃しならないというのはめんどくさいですよね。
その点、yeedi cubeは、このスポット清掃機能により、ゴミのある場所へロボット掃除機を持っていって、そのまま汚れたエリアだけを集中的に清掃できるのが魅力です。


普通のロボット掃除機だと、この場所だけを清掃しようとすると、 ロボット掃除機が全然別の方向に行ったりとうまくコントロールすることができません。
yeedi cubeは、このスポット清掃を利用することで、ゴミのある箇所だけを集中して清掃してくれます。



このスポット清掃機能は、ゴミのある半径1メートル圏内を集中的に清掃してくれるようです。
これが便利なのは、2階に行って清掃する時ですね。 ピックアップハンドルが付いているので、気軽に持ち運びがしやすいです。

これを公式には「ピックアンドプレース」と謳われていましたが、普通の掃除機と比べるとロボット掃除機の微妙に使い勝手の悪い部分であった、「特定な箇所をサクッと清掃する」ことができる良い製品です。
ただし、1階と2階のマップを同時に保存できる「マルチフロアマッピング」 機能については、現在は対応しておらず、メーカーさんによると、11月頃の対応予定とのことです。
マッピングが高性能
yeediのロボット掃除機は、アプリも使いやすく、高精度マッピングによって自宅の間取りをきれいにスキャンしてくれます。
スキャンされた部屋は、結合や分割機能を使い、 自分の好きな間取りに変更することも可能です。


部屋には、ラベル付けをして、どの部屋かを視覚的にわかりやすくすることも可能です。


仮想境界線を用いて、掃除を禁止するエリアを設定することも可能です。
このロボット掃除機は、 先述の通り、小さな障害物を回避することができないので、それが固まっているケーブルがぐちゃぐちゃになっている箇所等は、これを設定して巻き込まないようにしましょう。
アプリ上で管理することができるので、物理的にバーチャルウォールを置くよりも随分ラクです。


また、アプリではアクセサリーや稼働履歴なども確認できます。


このように、アプリの機能も、マッピング機能がしっかり備わっていて、優れたロボット掃除機です。
レビューまとめ
本製品は、特にキューブステーションの機能が充実しており、自動ゴミ収集だけでなく、モップの清掃〜乾燥までを行ってくれるため、掃除の都度メンテが必要なロボット掃除機のメンテが不要なのが、何より便利なポイントです。
さらに、水拭きも高速振動によって丁寧に磨かれ、汚れを撒き散らすことなく、フローリングやタイルがピカピカになりました。
個人的には、ピックアップハンドル+スポット清掃の機能が便利で、 意外と手間だった特定の箇所のみを清掃するといったことが簡単にできるのが優れている製品だと感じました。
yeediは、かのエコバックスのサブブランドとして、様々なタイプのロボット掃除機を発売しており、本製品もハイスペックモデルとしておすすめですよ!
yeedi cube レビュー
yeedi cubeは、2,500回/分の音速水拭きに優れたロボット掃除機。10万円切りの価格にも関わらず、全自動キューブステーションは、モップ洗浄や乾燥機能まで備えており、ロボット掃除機本体の都度のメンテをする必要なく掃除を完全におまかせできる。置くだけでゴミのある場所を清掃してくれるピックアンドプレース清掃が特に便利に感じた。障害物回避機能に欠点はあったが、高精度マッピングを利用すれば利用上の問題はなし。本体は大型だがyeediのホワイトで柔らかなデザインも馴染みやすく、お気に入りのロボット掃除機の一つ。
メリット
デメリット