ついにゴミ箱までスマート化する時代がやってきました…笑
TOWNEWの全自動スマートゴミ箱を購入して1年経ちましたのでレビューをお届けします。
ゴミ箱としては、かなり高額の製品なのですが、実際に利用してみるとめちゃくちゃ便利。
特に大きな特徴は、以下の3点。
- ゴミ箱のフタの自動開閉
- 自動でゴミ袋梱包してくれる
- ゴミ袋の自動取替機能
この3つによって、汚くて面倒なごみ処理の負担がなくなります!
とっても面白く、かつ実用的なこのアイテム。レビューで詳細を交えて解説します!
もくじ
TOWNEWとは?
メーカー:TOWNEWは、2014年に中国の上海で設立され、スマートホーム製品の開発を行っている企業です。
本製品は、2020年のCESでInnovation Awardを受賞したことにより、海外展開が加速しており、日本では、有限会社とうごう薬局の輸入部門である「Trans-Synergy Trading」が代理店をしています。
私が購入したTOWNEWは、少し古い時期で2020年に日本で流通するちょっと前の初期型。
現在では、以下のラインナップとなっています。
項目 | T1 | T-Air X | T3 |
---|---|---|---|
フタ自動開閉 | ◯ | ◯ | ◯ |
ゴミ袋自動密閉 | ◯ | ◯ | ◯ |
ゴミ袋自動セット | ◯ | ◯ | ◯ |
ゴミ自動収納 | ◯ | ✕ | ◯ |
バッテリー | 充電式 | 充電式 | 充電式 |
容量(リットル) | 15.5 | 13.5 | 13.0 |
本体寸法 | 奥行240 x 幅310 x 高さ402 | 奥行284×幅284×高さ349 | 奥行201×高さ388×幅364 |
重さ | 3.3kg | 2.4kg | 2.95kg |
容量も大きくゴミ自動収納機能もある「T1」が最もおすすめ。現在では、Amazonや楽天でも発売されています。
早速、外観や本体をチェックしていきます。
外観・本体
外観は、普通のゴミ箱と同様です。


フタを開けてみると、すでにゴミ袋がセットされており、そのままゴミ箱として使えます。


充電は専用の丸形プラグのACアダプターです。


TOWNEWは、充電式となっており、1回のフル充電で45日も稼働するのが良い点。
そんなTOWNEWについて、実際に利用した感想を交え、その特徴を掲載していきます。
TOWNEWのメリット
さて、実際に1年近く利用してみたTOWNEWのメリットを述べていきます。
ゴミを見ず触れず処理できるのが最高
TOWNEWがとにかく良いのは、「ゴミを見ず触れず」に処理することができる点です。
ゴミを自分の手で処理する場合、当然ながらゴミ袋を結ぶ必要があります。
ゴミ袋は開いた状態であり、ゴミを見るのも臭いが出るのも嫌なもの。面倒な作業の一つです。
その点TOWNEWは、ボタンをワンプッシュするだけで、ゴミ袋を自動で結んでくれるのが画期的。




あとは、ゴミ袋をゴミ捨て場に捨てにいくだけです。
お気づきになられましたか?私がやったことと言えば、ただボタンをワンプッシュしただけ!
これが想像以上にラクで、ストレスも大きく減るためQoL向上にかなり役立つ家電です。また、時短にも役立っています。
このゴミを見ず触れずサクッと処理できるというのが、TOWNEWを利用していて最もメリットに感じる点です。
ゴミのニオイも軽減(生ゴミやペットのごみ処理でおすすめ)
TOWNEWは蓋付きのゴミ箱です。
フタが若干ちゃちい作りであるものの、ゴミ箱からニオイが漏れることはほぼありません。


先述の通り、ゴミ袋を結ぶときも自動でしっかり密閉してくれるので、ニオイを感じることはありません。
強いて言えば、フタを開け締めする際にバタッと勢いよく締まるので、風圧によって一瞬ゴミのニオイが散っているように感じますが、本当に一瞬なので実際に利用する上では気になりません。
また、フタは人感センサーが反応してゴミ箱に全く触れることなく開け締めできます。料理をしてて手が汚れている時にとても重宝します。


このことから、キッチン用の生ゴミ処理用のゴミ箱として、かなり向いている製品です。
それ以外だと、ペットのごみ処理にも使えました。
私は、ハムスターを飼っており、汚れた敷材やフンの処理をこまめに処理するのが結構大変なのですが、TOWNEWにポイッと捨てればニオイも気にならないですし、その都度ビニールを用意したりしなくても良いのが地味に便利ですね。
充電式なので場所の入れ替えも簡単
TOWNEWは、充電式なのが良くできている部分。1度のフル充電で45日間もちます。
ケーブルレスで利用できるので、配置を変えるのも簡単にできます。

TOWNEWの最新型T1のサイズは、幅24.0cm×高さ31.0cm×高さ40.2cm、重さは3.3kg。両手で抱えて難なく持ち運べます。
キッチンに普段設置しておいて、ペットのごみ処理や庭掃除をしたりするときに、持ち運んでゴミ捨てといった使い方もできますね。
フタの自動開閉によって非接触で利用できるので、ごみ処理中に汚れた手でTOWNEW本体を汚すこともありません。
こういう細かいところも実用的で、かなり便利な製品です。
注意点・デメリット
さて、ここまではTOWNEWの良い点を上げていきましたが、デメリットについても記載します。
袋が切れない場合がある(対策方法)
ゴミがパンパンになった状態で「自動取替機能」を利用すると、内部のカッターがうまく機能せず、袋が結ばれていない状態で、出てくる場合があります。

こうなるとちょっと厄介で、TOWNEWはカートリッジが専用品であり、袋のカットも機械的な方式で決まっています。
そのため、袋が結ばれていない状態でゴミ袋が出てくるだけでなく、次のゴミ袋もセットされていない状態となり、どのようにこれを結ぶかどうかはわからなくなります。
TOWNEWには、「オーバロードパッキング機能」というものが搭載されており、多少ゴミ箱からゴミが溢れてしまっても大丈夫ですが、それでも詰め込みすぎるとこのようなことになります。
そこで、この自動取替機能が正常に動作しなかった場合の対処法を以下に掲載しておきます。


ここで一旦、ゴミ袋(ゴミが入った方)を取り出します。
本体を空にした状態で、自動密閉ボタンを押します。



実際に利用してみて困ったポイントだったので、掲載してみました。ご参考になれば幸いです。
交換用カートリッジが高額
TOWNEWのゴミ袋は、専用のカートリッジ式となっています。
もちろん普通のゴミ袋を取り付けることもできはしますが、TOWNEWの良さである自動機能を利用するにはこのカートリッジが必要です。

TOWNEWは15Lクラスのゴミ袋であり、Amazonでは3個セットで¥1,830となっています。
このカートリッジは1リフィルにつき、25回分のゴミ袋を生成するため、単純計算では1袋あたり「24円」かかります。
¥1,830÷3セット÷25回=24円
TOWNEWと同じような品質の一般的な15Lのゴミ袋だと、1袋あたり8〜10円程度で購入できてしまうので、単純にランニングコストを考えると高いですね。
この点は機能のことを考えるとしょうがないですが、利用途中でどうしても高いなと感じる場合には、普通のゴミ袋をセットしてフタの自動開閉だけ利用するといった使い道は一応あります。
リフィルは、最近では黒だけでなく、半透明のものも出てきたりとラインナップも拡充されているようです。
中々難しいかもしれませんが、今後このリフィルがもう少し安くなってくれると嬉しいですね。
おわりに
TOWNEWは、ゴミ箱と考えるとランニングコストも含め高額に感じる製品ではありますが、その分ゴミを全く見ず触れず、ニオイも気にせず処理できるのがかなり良いです。
毎日何かしらゴミ箱に捨てますし、ゴミ袋も1週間に1回は変えるものなので、QoLも上がる良い製品でした。
こういう地味に手間が省ける家電は、良いですし使ってて楽しくもありますね。
ごみ処理を面倒に思う方、このような「スマートゴミ箱」なんて切り口はいかがでしょう??