一日に5〜6杯くらい飲むコーヒー中毒&スマート家電好きの私としては、まさに願ってもないコーヒーメーカーが発売されました!
+style(プラススタイル)から新しく発売されたこのコーヒーメーカーは、全自動ミル挽きのコーヒーメーカーです。
さらに、Wi-Fi対応し、スマホからの操作や音声アシスタントにも対応する珍しいタイプのものです。
これにより、スマホから帰宅前に遠隔操作して挽きたてコーヒーを入れたり、アレクサに一声かければコーヒーを入れてくれるなんて未来なこともできちゃう!?
そんなプラススタイルのコーヒーメーカーを利用してみましたので、早速レビューしていきます。
もくじ
+style(プラススタイル)とは?
このコーヒーメーカーを販売するプラススタイルは、スマートホームを推している、ガジェット&家電メーカーです。
その生い立ちも、ソフトバンクC&SからIoT部門が独立して設立された企業です。
プラススタイル製品の大きな特徴は、その豊富な家電・デバイスを使って仕組みづくりをし、スマホをリモコン代わりにしたり、それらを組み合わせて家電の音声操作・自動操作が簡単にできることにあります。

Kou
私も、スマートホーム化するのに使っています!
- スマートマルチリモコン(エアコン・テレビなどの操作)
- スマートプラグ(家電の主電源のオンオフ・電力測定)
- スマートライト(電球・シーリングライト)
- ロボット掃除機
- 各種センサー(ドア・人感など)
これらを組み合わせて、家電の一括操作をしたり、自動操作できちゃうんです。
今回発売のコーヒーメーカーも、上記の通りスマホをリモコン代わりにしたり、センサーを活用して自動操作ができたりします。
しかも、基本的には従来の「全自動コーヒーメーカー」として機能するので、コーヒーを作る過程のほぼ大半を、自動化できちゃうのが面白そうなポイントですね。

早速、製品を利用してみましょう。
セットアップ
プラススタイルのコーヒーメーカーを早速使えるようにしていきましょう。
これは、電源に挿して本体のボタンを推すだけで、従来のコーヒーメーカーのように利用できますが、やはりプラススタイル家電を買うなら、スマート化対応は予めしておいたほうが良いです。
そのため、ここではスマホアプリの登録について紹介します。以下からダウンロードして、初期設定を済ませておいてください。

セットアップモード(LEDランプが点滅)にします。


基本的にはこれで接続が完了しますが、うまくいかない場合は、「互換モード」での接続をしてください。

こちらの方が確実なので、エラーが出る人は試してみてください。

スマホアプリのデザインも中々良く、本体の全てのボタンが搭載されていることから、不自由なく操作ができます。(カップ数や濃度、保温もここから指定できます。)
設定はWi-Fiにつなぐ所がちょっとめんどくさいだけでカンタンにできました!
早速コーヒーを入れてみた
私はこれまで、Sirocaのミル挽き全自動コーヒーメーカーを使っていました。
プラススタイルのコーヒーメーカーは、これとほぼ同等機能・価格で、スマート家電(Wi-Fi)対応しているので、コスパ良く写りました。
肝心のコーヒーメーカーとしての機能性などどうなのか、実際にコーヒーを入れつつ確認しました。

濃さも指定(粗挽きか細挽きかですかね)できるのが嬉しい所。
実際にコーヒーを作ってみました。


ちなみに、ペーパーフィルターではなく、金属(メッシュ)フィルターが採用されています。
これは、コーヒーの油分や甘味を取られることなく、おいしいコーヒーが飲めますね。


以前使っていたSirocaのものは、給水タンクが取り外せなかったので、個人的にこれは嬉しいポイント。


やはりオイリーな感じで、本来的なうまみが楽しめていいですね。豆も自分で選べますし。
そして全自動ということもあって、手動でやるよりも以下の工程が一気に省けて便利です。
- 豆を挽いて…
- お湯を沸かして…
- 蒸らして…
- ドリップ
この4つの手間が不要!蒸らしもちゃんとやってくれますよ。
豆と水さえセットしておけば、あとは本体orスマホでポチポチっとやるだけでOK。

ホット・アイスどちらにも対応。
なかなか機能性が高く、この値段にしてはコスパが良いと感じました。
他のスマート家電と合わせて操作できるのが便利!
このスマートコーヒーメーカーの醍醐味は、スマホだけでなく「AIアシスタント」や「他のプラススタイル製品」と組み合わせた、自動操作ができることにあります。

このコーヒーメーカーは、アレクサだとスマートホームスキル、GoogleアシスタントだとDirect Actionsに対応しており、「コーヒーメーカーをオンにして」といえば、コーヒーが入ります。
ただ上記セリフだと直感的でないため、定型アクション(アレクサ)」・ルーティン機能(Google Home)で「コーヒーを入れて」という自然なセリフに置き換えるとよいです。

手が空かない時に話しかけるだけで挽きたてコーヒーを淹れられるのはメリットですが、さらに便利なのが他のプラススタイル製品と連携できること。
例えばアレクサに「おはよう」と一声話しかけるだけで、他の家電と合わせてコーヒーを入れてくれることにあります。
以下のような製品と組み合わせれば、それがカンタンに実現できます。
- スマートマルチリモコン
- スマート電球
- スマートプラグ(間接照明など)
このへんと組み合わせれば、かなり爽快な朝を迎えられます!
ここまでやる必要ないですが、あくまでイメージとして。
挽きたてコーヒーを飲むというのがメリットですが、個人的に一番良かったのは、一声かけるだけで、コーヒーの良い香りを漂わせることができるので、コーヒー飲む前でもこれで朝スッキリ目を覚ますことができることですね。
ちなみに、音声アシスタントだけでなく、プラススタイルから発売されているドアセンサーを利用したり、アプリの機能を使って、以下のような自動操作もアプリでカンタンに設定できます。
- 朝ドアを開けると、コーヒーが自動で入る(ドアセンサーを利用)
- スマホのGPSと連携し、帰宅前に挽きたてのコーヒーが入っている

プログラミングとかでなくアプリで並べるだけなので、カンタンに設定できますよ!
こういう従来のコーヒーメーカーにはない、IoTな自動化ができるのが、プラススタイルを選ぶ何よりのメリットです。
デメリット
実際に利用していて、ちょっと微妙だなと思った点も述べておきます。
計量周りがちょっと不親切(杯数と数量・豆粉の量を掲載!)
一応説明書はあるのですが、アプリの設定周りのみで肝心のコーヒーの入れ方に関する記載がありません。
このコーヒーメーカーは、豆タンクや計量機能がついているわけではないので、最初に使う時どうするの?ってなると思います。
本体にはQRコードが貼ってあり、これで詳細な説明書が見られますが、製品のページに直接飛ばないので、ちょっと手間です。
ということで、自分用のメモを兼ね、計量の部分を引用しておきます。
1杯 | 2杯 | 3杯 | 4杯 | 5杯 | 6杯 | |
---|---|---|---|---|---|---|
ホット(水量) | 170ml | 300ml | 440ml | 550ml | 650ml | 750ml |
アイス(水量) | 不可 | 150ml | 220ml | 275ml | 325ml | 375ml |
豆/粉の量(スプーン) | 1と3/4杯 | 2と1/2杯 | 3杯 | 4杯 | 4と1/4杯 | 5杯 |
だいたい分量は決まってくると思うので、最初のうちだけかもしれませんが、上記掲載します。
説明書の直リンクも以下に置いておきます。ご参考まで。
掃除は面倒
この製品は、いわゆる金属フィルターのコーヒーメーカーです。
これは、豆の油分が抜けないため、コクのある美味しいコーヒーが出来上がるのですが、その分カスがミル容器に直接溜まってしまいます。

加えて、豆タンクから一部を挽いてくる感じでもないため、使うたびのお手入れが必要となります。
朝に自動操作で入れられるのは良いのですが、放置するとカビちゃうので、忙しい朝に洗いをするのはちょっと面倒ですね。
私は先述の通り、同じ設計のコーヒーメーカーを使っていたので問題ないのですが、特にペーパーフィルターに慣れている人は、最初はかなり手間と思われるかもしれません。
ただ、各パーツ簡単に取り外せるようになっているので、それが救いです。



(完璧には取れないので、水切りネット必須!)
これは金属フィルター製全般の欠点ではあるので、個人的には許容範囲です。
おわりに
洗うことに少し手間がありますが、豆を挽くところから手動でやるよりはかなり時短になりますね。
コーヒーは普通においしかったですし、スマート対応含めこの価格でそれが手に入ってしまうのは、コスパがかなり良いです。
豆やコーヒー粉を自分でチョイスして飲みたい人には、良い感じに時短できると思いますので、オススメです。