Anker Nano II レビュー|65W・45W・30W全て買って充電してみた結果

Nano II 65W・45W・30W実機画像

Ankerは、窒素ガリウム(GaN)で超小型充電器の市場を切り開いてきた企業です。

そのAnkerが、新たに「第2世代(GaN Ⅱ)」として、Anker Nano Ⅱを発表しました。

何やら充電器に新しいイノベーションが起こりそうな本製品。。。

最近スマホやノートPCの周辺機器を買い集めている私は、30W・45W・65W全て購入してみましたので、レビューしていきます!

Anker nano II 開封の儀
開封。Anker製品のパッケージにしては、どことなくプレミア感が…!笑

Anker Nano IIとは

Anker NanoIIは、Anker独自の「Anker GaN II」を搭載した、超小型充電器です。

ラインナップとしては、以下の3種類があります。

項目Nano II (30W)Nano II (45W)Nano II (65W)
サイズ約38 × 32 × 30mm約35×38×41mm約44 × 42 × 36mm
重さ約47g約68g約112g
入力100-240V~ 1A 50-60Hz100-240V〜1.87A 50-60Hz100-240V~ 2.1A 50-60Hz
出力最大30W最大45W最大65W
標準価格2,990円3,390円3,990円

Anker Nanoシリーズは、元々コンパクトな充電器で有名でしたが、第2世代GaNになってから、以下のポイントで進化したとのこと。

GaN IIのポイント
  • スイッチング周波数を高めて電子部品を省サイズ化
  • 高周波化の弊害として発生する熱およびノイズを、内部基板部品の立体配置と回路構造の最適化

安全基準を満たしながらも、さらに小型化したということになります。

GaN IIの説明
第2世代GaN II(画像:Anker

そんなNano IIシリーズですが、早速本体をチェックしていきましょう。

本体外観

Anker Nano IIは、超小型の充電器です。

Anker Nano II 30W
Nano II 30W。かなりの小型!

全てのモデルが手のひらサイズで収まります。

Anker Nano II 45Wを手のひらにのせた
Nano II 45Wのサイズ感
Nano II 65WとApple純正61Wの比較
Nano II 65W。Apple純正61Wと比較すると、こんなに違う!このサイズ感にはビックリ。

Nano II 30Wについて、20Wの「PowerPort III Nano」と比較してみました。わずかに大きいですが、この違いで30Wの給電ができるのであれば、Nano IIの方が良いです。

Nano IIとPowerPort III Nanoの比較
左がNano II。右がPowerPort III Nano。

プラグを折り畳める充電器として、他社製品のGaN搭載「RAV Power Pioneer 30W Wall Charger」と「Nano II 45W」を比較してみました。

他社製品(RAVPower)との比較
45Wの方が小さい!

65W・45W・30Wの大きさを比較してみました。

65W・45W・30Wの比較
▲ワット数の順に、サイズも大きくなっていきます。ただそこまで変わりはありませんね。

ただし、30Wのみプラグ部分の折りたたみできないのが欠点。

その分小型化しているので、仕方のない部分はありますが、持ち運びの際に気になるポイントです。

65Wと45Wと30Wの比較
30Wはプラグ収納ができないので、実質的には30Wが一番長さがある。

ともあれ、驚くほどコンパクトに仕上がっていますね。特に65Wのコンパクトさは圧巻。

充電速度の検証

Anker Nano IIは、USB-PD(Power Delivery)対応の充電器であり、スマートフォンだけでなくノートPCまで多くの端末を急速充電可能です。

従来、急速充電器といえば比較的大型の製品は多かったのですが、AnkerはこれをGaN(窒素ガリウム)によって、小型化することに成功しました。

今作から第2世代になってさらに小型化を果たしたものの、充電速度は高速です。各端末で実験してみました。

iPad Pro 11インチで計測(30W)

手持ちのiPad Pro 11インチ(第1世代)を用いて、30Wタイプの計測してみました。

iPad Pro 11インチは、18W給電の純正品が付属しますが、実は最大30W給電が可能な製品です。(12.9インチの場合最大45W)

電流テスターで計測
14.6V×1.89A=「27.8W」の給電を計測。

そのため、Nano IIの最大30W給電を余すことなく利用することが可能です。

iPad 0%の状態
▲スタート地点は、0%。ここから計測していきます。

結果としては次の表のとおりです。

時刻充電時間
11:17(0分経過)0%
11:43(約30分経過)30%
12:14(約60分経過)63%
12:36(約100分経過)80%
iPad 80%充電時点での状態
▲丁度100分で80%に到達。

丁度30分で、30%まで充電することができ、約100分経過時点で80%に達しました。

iPad 100%充電の状態
その40分後(140分)で100%に到達(80%以上はバッテリーセーブがかかる可能性があるため参考値)

実際には、端末の利用状況に応じて異なるかと思いますが、このサイズ感で急速充電ができています。

1時間充電しただけでも60%に達するのなら、十分高速です。(純正品では40%ほどしか充電できないため)

iPhone 12で計測(30W)

続いて、iPhone 12でも計測してみました。

こちらも、「Nano II 30W」で計測します。

時間充電済
19:02(0分経過)0%
19:20(約20分経過)35%
19:35(約30分経過)60%
19:53(約50分経過)80%
iPhone 0%充電の状態
0%からスタート
iPhone 60%充電の状態
たった30分で60%に達した
iPhone 80%充電の状態
約50分で80%

これも急速充電がしっかりできています。

Surface Go 2で計測(45W)

45WのNano IIについて計測します。

今回は、手持ちの「Surface Go 2」を利用。これは、最大60W給電に対応しており、45WのNano IIは微妙に満たしていませんが、計測してみます。

Surface Go 2を電流テスターで計測
19.74V×1.99Aで39.32Wを計測。

計測結果

時間充電済
21:52(0分経過)0%
22:18(約30分経過)34%
22:31(約40分経過)50%
23:21(約90分経過)90%
Surface Go 2 6%充電状態で計測
計測中
Surface Go 2 50%充電状態で計測
40分経過時点でちょうど50%に。
Surface Go 2 90%充電状態で計測
90分経過で90%を計測。

40分程度で50%とiPadとそこまで変わらない充電速度となりました。

低速充電モードにはならず、普通に充電できていました。

Macbook Pro 15インチで計測(65W)

最後に、手持ちのMacbook Pro 15インチでも計測です。

Macbook Pro 15インチは、仕様上は最大87W給電ですが、65Wで事足りるかを検証しました。

こちらは、Apple純正の87W充電器とも比較していきます。

Macbook Proの電源は空の状態
Macbook Proのバッテリーを空にして測定
充電中のワット数実測
59Wとほぼ最大値を計測。

Nano II 65Wの計測結果

時間充電済
9:00(0分経過)0%
9:30(30分経過)32%
9:50(50分経過)62%
10:15(75分経過)83%
10:50(110分経過)100%
Nano II 65Wでの計測
75分経過時点
1時間強で80%に到達!

参考値として、同端末でのApple純正アダプター(87W)での計測結果です。

Apple純正アダプターの計測結果

時間充電済
16:25(0分経過)0%
16:50(25分経過)32%
17:10(45分経過)62%
17:30(55分経過)80%
18:07(102分経過)100%
Apple純正電源アダプター(87W)で計測
Apple純正アダプターの実測値
Apple純正電源アダプターでは81Wを計測。

Apple純正アダプターの方が当然ながら仕様上の出力が大きく給電速度は速いのですが、ここで注目したいのが、65Wの給電速度でも10分程度の差異しかない、という点です。

正直これくらいの速度の違いで、あのバカでかいApple純正電源アダプター(87W)を持ち歩くことを考えると、Nano IIで十分と思ってしまいますね(笑)

それだけ、コンパクトかつ出力もパワフルなNano II 65Wはかなりおすすめです。

Nano II 65WとApple純正87Wの比較
なんせこれだけサイズも重さも違いますので!

発熱について

これだけ小型化されているので、次に気になるのは発熱。

GaN IIを採用していることにより、省サイズ化するとともに、高周波化の弊害として発生する熱及びにサイズを、内部構造の最適化により抑えたとされています。

実際はどうなのか?今回は非接触排熱測定器を利用してチェックしてみました。

発熱測定(充電していない状態)
充電していない場合の本体温度(≒外気)は、23.3℃。
発熱測定(充電開始状態)
充電を開始し、コネクタの接触部分について計測。
外皮計測
外皮部分も計測

当然ですが、接触部分が最も発熱します。

接触部分は46.1℃と比較的高い数字に。
nano II 65Wの51.4℃が最大値
Nano II 65Wの51.4℃が今回検証の最大値でした。

測定の結果、以下の通りとなりました。

測定部位Nano II 30WNano II 45WNano II 65W
外皮部分平均27℃(MAX33.2℃)平均29℃(MAX35.0℃)平均32.4℃(MAX36.1℃)
コネクタ接触部位平均33℃(MAX41.7℃)平均40℃(MAX46.7℃)平均48℃(MAX 51.4℃)
0〜100%任意のタイミングで各10回分計測

環境は異なりますが、国民生活センターの検証によって、充電器1A:55℃の排熱が確認されていることを考慮すれば、比較的排熱は抑えられているなと感じました。(実際に手で外側を触っても、そこまで熱いとは感じないです)

これだけコンパクトでも、発熱を今の所そこまで気にせず、充電することができています。

端末ごとの選び方

Ankerの充電器は、「30W・45W・65W」3つの製品に分かれています。

目安として、どれを選べばよいか、それぞれの端末を整理します。

今回は、わかりやすくするために、Apple製品の現行品を基準とし、目安となる端末を整理します。

容量端末
30WiPhone 12(mini,Pro,Pro Max)/iPhone SE/iPad(Air/Pro/mini)/Apple Watch/Macbook Air
45WMacbook Pro 13インチ(※)
65WMacbook Pro 13インチ/Macbook Pro 16インチ(※)
(※)は最大給電は満たしていない

一般的に、スマートデバイスであれば最大30W・USB-PD対応のノートパソコンであれば60Wの最大給電に対応しているものが多く、45Wは中途半端に感じる方も多いかもしれません。

ただし、Nano II 45Wはプラグを折りたためることで、Nano II 30Wよりコンパクトかつプラグのむき出しなしで持ち運ぶことができたりしますし、上記実験の通り60W給電のSurface Go 2(Macbook Pro 13インチ相当)でも問題なく充電できました。

そのため、最大30W給電の端末しかなかったとしても、重さや値段にそこまでこだわりが無ければ、45Wを購入しておくという手もありかなと思います。

レビューまとめ

Anker Nano IIは、次世代充電器としてかなり注目の製品です。

結論として、メリットとデメリットを以下にまとめます。

デメリット
  • 30Wのみプラグがむき出し
メリット
  • 更にコンパクトとなった外観
  • 問題なく急速充電可能
  • 発熱が比較的抑えられている

特に30W・45W・65W共にビックリするほどコンパクト!その割に充電性能は変わらずなのが良いですね。

個人的には、さほどサイズ感は変わらないが高出力の65Wが特におすすめ。今後のデファクトスタンダードとなりえそうな充電器です。

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