Echo Show 10.1インチは、最も大きな画面を有するAmazon Echoシリーズ最高峰のモデルです。
日本では、第2世代から発売され、Echo Spotに続く2台目の画面付きスマートスピーカー(スマートディスプレイ)となっています。
私も発売日購入し、かれこれ1年以上経ちましたが、今でも毎日使うほどの製品です。

Kou
やっぱり、画面付きがいいですね!
そんなEcho Showシリーズも、その後「Echo Show 5」や「Echo Show 8」とラインナップが増えてきましたので、それとの比較を交えレビューしていきたいと思います。

Echo Showは、画面付きスマートスピーカーの中では最もハイスペックなモデル。
その大画面で、プライムビデオや音楽、ビデオ通話などが楽しめる。
アレクサで話しかけることができるためとても使い勝手が良いが、ラインナップが増えてきた現在、本製品は若干コスパが悪いかも…
メリット
- Echoシリーズの中では最高峰の音質
- 大画面はやはり正義(特に動画・ビデオ通話・文字表示)
デメリット
- 本体が想像以上に大きい(取り回しが悪い)
- 時計表示が小さい
- 正直8で十分かも

管理人:Kou
新型Echo Show 10の発売を待つべし!
もくじ
10.1インチEcho Showのメリット
Echo Showは、冒頭に示したとおり最高峰のスペックを有するモデルです。
そのメリットは、やはりその本体スペックによる部分が大きいです。
Echo Show 8 | Echo Show 5 | Echo Show | |
---|---|---|---|
画面 (解像度) | 8.0インチ (1280×800) | 5.0インチ (960×480) | 10.1インチ (1280×800) |
サイズ | 200mm x 136mm x 99mm | 148mm x 86mm x 73mm | 246mm x 174mm x 107mm |
重さ | 1,037g | 410g | 1,755g |
スピーカー | 2.0インチ 10Wスピーカー x 2、パッシブ低音ラジエーター | 1.65インチ 4W スピーカー | 2.2インチ 10W スピーカー x 2、パッシブラジエーター |
カメラ | 1MP | 1MP | 5MP |
外部出力 | ・Bluetooth ・3.5mmオーディオケーブル | ・Bluetooth ・3.5mmオーディオケーブル | Bluetooth |
Dolby対応 | ー | ー | Dolby Audio |
スマートホームハブ | ー | ー | ○ |
電源 | 30W | 15W | 30W |
実際の用途を交えつつ、その良さについて語ります!
大画面は正義!
10.1インチEcho Showの良さは、なんと言ってもその大画面。

これにより、様々なサービスの表示が良いのがメリットです。





このように、Amazonプライムの強みである、写真・音楽・動画配信がフルに楽しめるというだけでなく、スキルの利用やカレンダーなど、文字表示もしっかり確認できるのが嬉しいポイントですね。
Echoの中では最高峰の音質
10.1インチEcho Showは、Echo Studioに続く音質の良さで聴くことができます。
その一番のポイントは、単体でステレオ再生に対応していることが大きいように思います。(Echoは基本的にモノラル再生なので)

Echo Show 8との違いは、多少のスピーカーサイズの違いはありますが、一番はDolby Audioに対応していること感じました。
そのためか、それと比較して、少しだけ臨場感のある楽曲再生が楽しめます。

特にベース(低音域)は、体感でもハッキリ違いがわかり、ズンズン響いてくる印象ですね。洋楽再生する方にはかなり良いかも?
Echo Show 8でもそこまで変わりませんが、低音にこだわりの有る方は、Echo Show 10を選んだほうが良いかと思います。
スマートホームも簡単にできる
他のEcho Showと違い、10.1インチは「スマートホームハブ」を内蔵しています。
これによって、スマートホームデバイスの初期設定簡略化や、ハブ装置の設置をしなくてすみます。

これが活きるのは、「スマート電球」を導入するときです。
スマートライトは、以下のような形で接続する製品が多く、Echo Showはこのスマートホームハブを代替します。

よって、Echo Showでは「スマート電球」もセットで購入して、スマートホーム化したい方へおすすめです。
ビデオ通話用途にベスト
ここまでその良さを述べてきましたが、Echo Show 10.1の一番の良いポイントは、ビデオ通話で利用するときではないかなと考えています。

まず、大画面なので、大きく顔が写せます。音質は上記の通り当然良いです。私は10.1インチEcho Showは実家に置いているのですが、大画面の方が、高齢の方にはウケが良かったです。
また、他のEcho Showと違って内蔵カメラが5MPであるため、広角で画質良く見えます。これも嬉しいポイント。
顔を写すくらいだったら問題ありませんが、Echo Show 8や5のカメラだと少しぼやけて見えるのと、色味が若干オレンジがかっている印象でした。
この点でもより良い画質のものをチョイスするならば、Echo Show 10.1を選ぶのが良いと思います。
音楽再生や動画といったエンタメ以外にも、こういったコミュニケーション用途に利用できるのがEcho Showの優れたポイントです。
10.1インチEcho Showのデメリット
置く場所を選ぶ
Echo Showはそのサイズ感から、置く場所はけっこう選ぶと思います。
奥行きをかなり多く取ることによって、例えば同画面サイズのFire HD 10タブレットを置くというのとは、全く感覚が違うものとなります。
特にデスク置きしたい方には、想像以上にスペースを取るため、寸法を予め図っておくと良いでしょう。

もちろん家によって変わりますが、基本的にはリビングのような広い部屋に設置する向けです。
時計の表示が小さい
これEcho Show 8にも言えるんですが、時計の表示の小ささ、何とかならないですかね。。。
画面がでかい割に小さすぎて遠目から時刻確認するのに一苦労です。


もちろんニュースのスライドショー表示もできるので良いのですが、Echo Showは据え置きならではの「置き時計」的な良さもあるので、この設定も変更できると嬉しいところです。
正直、8でも十分すぎる
ここまで見てきて、特段こだわりがない限りは、Echo Show 8で十分と思える部分が多いです。

値段が倍な割に、その価格に見合うかというと微妙ですね。
同価格帯なら、Echo Show 8と5を2台買ってビデオ通話やマルチルームミュージックに利用したほうが、コスパが良いと感じます。
ただ、メリットで述べたとおり、Echo Showの方が性能面で上回る面があります。
ということで、現時点でEcho Show 10.1インチを買うなら、Amazonでセールされたときがおすすめです。
10.1インチEcho Showの評判
上記は私が利用した感想ですが、Echo Show 10.1インチを導入しているユーザーさんの評判・口コミを見てみました。
全体的に、10.1インチEcho Showの評判は、そこまで良いものとは言えませんでした。
なんでこうなっているのかというと、まず、Echo Show発売当時は、アレクサの精度が悪かったことが挙げられます。(特に注目株だったプライムビデオの認識精度が微妙だった)
それが良くなってきた頃には、Echo Show 5や8など、そこそこ性能で安くて取り回しの良いデバイスが出てきたからというのが大きいです。
今買うなら、個人的にも「Echo Show 8」か「Echo Show 5」をおすすめします。
おわりに
今買うならコスパ面で8がおすすめですが、Echo Show 10インチは発売当初はとても魅力の高い製品で、今でもEcho Showの中で最も性能の良いモデルとなっています。
配置に問題ない、とにかく高性能が良い、セールでめちゃくちゃ安くなってる!というときに10.1インチを選ぶのがおすすめです。