2020年2月に新発売となった「Echo Show 8」を購入しましたので、ファーストインプレッションをお届けします。
これまで、私は「Echo Show」「Echo Show 5」を利用しており、それぞれ便利に使っていました。
ただ気になっていたのは、そのサイズ感。Echo Showだと大きすぎるけど、Echo Show 5は小さい場合がある。。。

そんな中、今回発売したEcho Show 8は、個人的なサイズ感としては、まさにベスト。ということで購入に至りました。
早速詳細をこれまでのEcho Showシリーズと比較しながら見ていきましょう。

Kou
やっぱりディスプレイがあるアレクサ端末の方が使いやすい!

もくじ
Echo Show 8の特徴・スペック
最初にEcho Showシリーズのラインナップについてまとめます。
ここでは、Echo Showシリーズの各種との比較や、2021年5月に発表となった「第2世代Echo Show 8」との新旧比較をしていきます。
第2世代と第1世代の違い
さらに、2021年5月にEcho Show 8として、新たに「第2世代」が発売されました。
ここでは、第2世代と第1世代の比較をします。
第2世代と第1世代の違い(Echo Show 8)
Echo Show 8(第2世代) | Echo Show 8(第1世代) | |
---|---|---|
画面 (解像度) | 8.0インチ (1280×800) | 8.0インチ (1280×800) |
サイズ | 200mm x 130mm x 99mm、1,037g | 200mm x 130mm x 99mm、1,037g |
スピーカー | 2.0インチ(52mm)ネオジムスピーカー x 2(パッシブ低音ラジエーター付き) | 2.0インチ(52mm)ネオジムスピーカー x 2(パッシブ低音ラジエーター付き) |
カメラ | 13MP | 1MP |
首振り機能 | ー | ー |
外部出力 | Bluetooth | Bluetooth |
Dolby対応 | ー | ー |
スマートホームハブ | ー | ー |
電源 | 30W | 30W |
定価 | ¥14,980 | ¥12,980 |
本体スペックとしては、内蔵カメラが大幅に強化(100万画素→1300万画素)されたことが、第2世代の大きな特徴です。
さらに、自動フレーミング機能も搭載されており、大勢で写っていても自動でズームイン・アウトやスクロールしてくれるようになっています。
Echo Show 8は、その評判を含めて見ていると、音楽やスマートホームに匹敵するほど、「ビデオ通話機能」の人気が特に高いです。(後述します)
そのことからか、このビデオ通話用途で更に使いやすくなったというのが、第2世代の大きな特徴です。
それ以外にも、自動色彩調整機能が新搭載されており、部屋の明るさや光源に合わせて写真を美しく表示することで、より視認性高く写真や動画を視聴することが可能となっています。
Echo Show 10・Echo Show 5との違い
Echo Show 8の新旧比較は上記の通りですが、Echo Showシリーズには他のラインナップもあります。
以下スペック表の通り、各ラインナップをまとめました。
Echo Show 5 (第2世代) | Echo Show 8 (第2世代) | Echo Show 10 (第3世代) | Echo Show 15 | |
---|---|---|---|---|
画面 (解像度) | 5.0インチ (960×480) | 8.0インチ (1280×800) | 10.1インチスクリーン (1280 x 800) | 15.6インチ (1980 x 1080) |
サイズ | 148mm x 86mm x 73mm、410g | 200mm x 130mm x 99mm、1,037g | 251 mm x 230 mm x 172 mm、2560 g | 幅402mm x 高さ252mm x 奥行35mm、2.2kg |
スピーカー | 1.65インチ(42mm)フルレンジスピーカー | 2.0インチ 10Wスピーカー x 2、パッシブ低音ラジエーター | 2.1チャンネルシステム: 1インチツイーター x 2 (ステレオ)、 2.5インチウーファー | 1.6インチ x 2 |
カメラ | 200万画素 | 1300万画素 | 1300万画素 | 500万画素 |
首振り機能 | ー | ー | ◯ ※左右175度(350度)回転 | ー (単体での回転不可) |
外部出力 | Bluetooth | Bluetooth | Bluetooth | Bluetooth |
スマートホームハブ | ー | ー | ◯ | ー |
電源 | 15W | 30W | 30W | 30W |
定価 | ¥8,980 | ¥14,980 | ¥29,980 | ¥29,980 |




設定は、Amazonの「簡単セットアップ」に対応しており、過去にEchoデバイスをこれで登録していれば、Wi-Fi設定なども不要で初期設定が完了します。

実際に使ってみて、びっくりしたのが音質です。
パッシブラジエーターから出される、Echoシリーズ特有の「低音がビンビンくる(効きすぎ)」な感じは否めないですが、それもイコライザーで調節できますし、何よりEchoシリーズの中では最高クラスで迫力ある音楽再生・プライムビデオの再生が楽しめました。
Echo Show 8は、スマートディスプレイの中では中間スペック(中間的な価格)の製品ですが、音質面では何ら問題なく、音楽再生や動画視聴ができます。
Echo Showの設置場所
Echo Show 8は、デスクに置いてみることにしました。
今まではここにEcho Show 5を置いており、占有スペースが小さくこれはこれで良かったのですが、唯一ちょっと物足りなかったのが、作業中にプライムビデオやYouTubeを流し見するときです。

こういう時に、Echo Show 8であれば問題なく視聴可能です。

カメラは不必要なときは物理的にフィルターを閉じてオフにもできるので、なんとなく覗かれている感じも無くて安心です。

常に覗かれている感があって嫌なんで…
Echo Show 8は大きすぎず小さすぎず、デスク置きにはベストです!
というわけで、デスク置きにはEcho Show 8がバッチリハマりました。
ちなみに、これらはタブレットとかでも同じような利用ができるのですが、Echo Show 8が良いのは下記の点です。
- PCで作業しながらハンズフリー操作できる
→キーボードの手を止めずに色々な制御が可能 - ビューワーにより特化している
→作業中に細かいエディタ系機能があると色々できてしまう分、操作がより複雑で気が散る - タイマーとか作業BGMなどがかけやすい
→作業補助に適した機能がある - スピーカーが割とリッチ
→タブレットはEcho Show 8と同価格帯だと音質がスカスカなことが多いが、ながら見とはいえ多少こだわりたい。
ということで、Echo Show 8を実際に利用してみて、作業デスクでの利用をしています。
ハンズフリーで色々な使い方ができる!
さて、私はEcho Show 8を主にデスクで利用しているのですが、そこでは実際どのような使い方をしているのでしょうか。
ここではデスク置きに絞った主な使い方を列挙していきます。
プライムビデオをながら見
先程も述べましたが、プライムビデオのながら見がとてもしやすいです。
据え置き前提のデバイスなので、ミニテレビのように利用することができます。

Echo Showのディスプレイは1280×800なので、16:10のWXGA解像度。この価格感で8インチのデバイスにしては上出来です。
実際の利用感なのですが、ステレオスピーカーとなっており、スペックもEcho Showに匹敵するほど十分。
コンパクトながら迫力のある音も出せるのでリビングに置いても良いかもしれません。
なお、プライムビデオではAlexaで様々な色々な機能が使えます。
操作 | Alexaへの問いかけ |
---|---|
再生関連 | 「Fire TVで[タイトル]の[動画 / 映画 / TV番組]を見せて」 「Fire TVで[タイトル] の[動画 / 映画 / TV番組]を再生して」 「Fire TVで[ジャンル] [動画 / 映画 / TV番組]を再生して」 「(複数コンテンツを表示した後、)1番を再生して」 |
コンテンツ検索 | 「Fire TVで[映画 / TV番組]を探して」 「Fire TVで[タイトル] の[動画 / 映画 / TV番組]を検索して」 「Fire TVで[ジャンル] [動画 / 映画 / TV番組]を検索して」 |
コントロール関連 | 「再生」「一時停止」「止めて」「再開」「 [分]戻して」「[分]早送りして」「 [分]戻って」「[分]進んで」「次 / 次のエピソード」「最初から見せて」 |
ホーム画面に戻る | 「ホームに戻って」 |
タブレットのように、普通にタップ操作でも利用できるのが嬉しい点です。
私はEcho Show 8は基本デスク置きで利用しているので、手を伸ばして操作できる位置にあります。
よって、プライムビデオの映像指定は音声操作はあまり使っておらず、タップ操作をメインで利用しています。
その中で、音声操作で特に便利と感じるのは「巻き戻し」ですね。
ながら見という用途なので、ちょっと見逃した際にタップ操作よりも音声操作をするほうが速いです。

生活情報を聞く(天気・ニュース)
Alexaは話しかけて天気を聞いたり、ニュースを再生できるのが便利です。
いちいちスマホのロック画面を解除してアプリを選んで…なんてする必要もなく、話しかければ一発で目的の情報にたどり着けます。
Echo Showシリーズはディスプレイがついているので、これらを画像・映像付きで、視覚的に見られるのが良い点。


デスクで作業している時に、なにか気になったら、これですぐ情報を見ると使い方です。
タイマーをかける

PCや勉強時に「この時間だけ集中」したいときに、私はタイマーをかけて作業に没頭するようにしています。
Echo Show 8は話しかけて一発操作できるだけでなく、据え置きのディスプレイなので、カウントダウンのように表示してくれます。
これが時間を意識できて中々使い勝手が良いです。
作業用BGMをかける
Echo Show 8は、音楽を再生することができます。
これもハンズフリーで好みの曲を一発再生できるのが便利な点です。
一方で、Echo Show 8は10Wのスピーカー2基と、パッシブラジエーターを積んでいます。
それにより、低音が強めに聞くので、音楽をかける用途だと、低音が響きすぎてデスク作業では煩わしく感じることもあるので注意しましょう。(プライムビデオだとちょうどいい音質)
私はこれが微妙で、デスクではAmazon Musicの音楽をほとんどかけていません。
代わりにスキルの環境音やRadikoでラジオを聞くのに使うというのが、使い勝手が良いです。

Todoリストに利用する

Echo Showには「やることリスト」「買い物リスト」の機能を利用することができ、ちょっとしたメモにも使えます。
例えば以下のような感じです。
これが話しかけてリストに投げ込めるので便利なんですよね。メモ帳の場合は、一旦手を止めてメモ帳に書いたりする必要がありますが、これなら手を止める必要がありません。
「あ、あれが必要だな」とか思った瞬間からアレクサに投げ込むことができます。
使い方の詳細については、以下の記事に述べていますので合わせてご参考まで。
ビデオ通話をする

ビデオ通話機能は、同Echo端末を設置していれば、Echo Showを固定電話のように利用できます。
私は実家にもEcho Showを置いているので、遠方にいる両親と瞬時に会話できるのが良いです。
スマホのLINEなどと違って、アレクサに話しかけるだけですぐつながるので、操作が楽ですし、高齢者でも簡単に利用できるのが良いです。
このコミュニケーション関連機能は以下のようなものがあります。
- 呼びかけ
- アナウンス
- メッセージ送受信
- 音声通話・ビデオ通話
家庭内の内線として利用できるのがメリット。もちろんスマホのアレクサアプリとの間で通話することもできますよ。
冒頭の通り、Echo Show 8は、第2世代でビデオ通話機能周りが大幅に進化したので、この用途をメインで利用するなら第2世代を購入しましょう。
ところで、海外のAlexaはSkypeやZOOMにも対応しています。
テレワーク全盛のこのご時世、これらが日本でも使えるようになると、自宅勤務が一層捗りそうな気もするので今後に期待ですね。
スマートホームで作業環境を整える
Echo Show 8はAlexa内蔵のため、その仕組みを借りて、スマートホームが実現できます。
アレクサに話しかけて、色々な家電を実行できるのが良いですね。
私のおすすめとしては、とりあえず「スマートリモコン」を個別に購入し、赤外線リモコンを利用する家電が一括操作できることです。
私はAmazon Alexaを中心にスマートホームを実現しており、デスク置きのEcho Show 8にもそのコントロールを担わせることにしました。

Kou
我が家は以下のような感じでゴリゴリにスマートホーム化しています(笑)
デジタルフォトフレームとして利用する
Echo Show 8はAmazonフォトとも連携します。
これにより、搭載ディスプレイでアップロードした写真を表示するといった活用法もあります。
デスク置きでは、作業している時に写真を見ながらちょっと思いにふけったり…といったことができて良いですよ!
スライドショーのようになるので、見栄えが良いのが良いですね。

第2世代では、Echo Show 10と同じく「自動色彩機能」が搭載されているため、より鮮やかに写真を見ることができます。
おわりに
Echo Show 8は大きすぎず、小さすぎずで性能も最上位のEcho Show(無印)に劣らずでコスパが良いデバイスと感じました。
タブレットと違い、スマートディスプレイは、「いつもそこに設置されてある」という安心感が良いですね。
でも決して生活の邪魔にならない程度の大きさ、この絶妙感がとても使い勝手の良いデバイスだと思いました。