【レビュー】Amazon Echo Showはどこでどう使うべきか?他デバイスとの比較とAlexaの操作感

Amazon Echo Showを利用して3週間程度経ちましたので、レビューします。

Echo Showは9月に発表・予約開始となってから、Amazon Echoシリーズの中では全部入りとも言える非常に期待の持てるデバイスでした。

そして実際に家で使ってみてどうだったのかというところを正直にレビューしていきたいと思います。

レビューポイント

Echo Show
3
  • 音楽メインほどむしろEcho Showを選ぶべきスペック・機能性の高さ
  • 「少し遠め」からでも操作できる視認性の良さ
  • Alexaの認識精度・機能性・スキルが全般的に発展途上
  • 他のデバイスのことを考えると、利用シーンが限定的
“7/5追記”
音質を最重要視しないのであれば、新発売となった「Echo Show 5」が現在ではかなりオススメです。
echo show 5【レビュー】Echo Show 5、扱いやすい上に万能。あらゆるシーンで活用できるスマートディスプレイの大本命
MEMO
かなり長いため、目次をご活用頂き気になる部分からご確認いただければ幸いです。スマートフォンの場合は右下の「もくじ」ボタンをタップ、PCの場合は右サイドに表示されている見出しをクリックすると該当箇所に飛べます。

Echo Showとは何か

Echo Showは、一言で言うと大画面ディスプレイ付きのスマートスピーカーです。ディスプレイがついてることによって、大画面表示によりプライムビデオを満足に見ることができたり、様々なスキルを利用することができます。

Echo Showでできることの詳細は、こちらの記事をご確認ください。

Amazon Echo Showでできること・使い方|大画面でAlexaをもっと楽しく!

これまでAmazon Echoと言えば、音声のみ、またはEcho Spotのような小型ディスプレイを搭載したモデルであればあったのですが、Echo Showはタブレットに匹敵するような16対10のHDディスプレイを持っており、それを生かしより情報量多く見ることができるのが大きな特徴です。

初期設定

初期設定は非常に簡単です。商品が到着した時点ですでにAmazonのアカウント情報がそのデバイスに登録されているため、ログインをする必要すらありません。

加えて、もし2台目以降のAmazon Echoシリーズを所持していて、それと同一のWi-Fiを設定する場合、Wi-FiのパスワードをAmazonアカウント側に保存できる(任意選択可能)ため、Wi-Fi設定なしで簡単にセットアップを完了することができます。

ちょっとAmazonに情報を握られすぎて怖い部分もありますが、このへんの手軽さ、設定のシームレスさは通販サイトAmazon純正品のメリットですね。

以下に設定の雰囲気を画像付きでご紹介します。

▲電源に接続すると、まず準備中となります。
▲すでに端末とアカウント情報が紐づいており、ログインの手間はありません。
▲本体の名前を指定するとアップデートの案内が走ります。私はEchoシリーズを複数台もっているので、Wi-Fiの設定は上記の通りなくそのまま次に行けました。初めてEchoシリーズを購入する場合、ここで自宅のWi-Fi設定をする必要があります。
▲本体の名前を指定したら、初期アップデートが走り出します。これは、数回繰り返されると思いますので20分前後放置です。
▲アップデートが終わると最後にチュートリアル動画が流れます。
▲チュートリアルを見終わったら、使える状態になります!

以上の通り、初期設定はアップデートによって少し時間がかかるものの、すらすらセットアップができます。

筐体の特徴

まずは本体についてみていきたいと思います。

本体サイズについて

これまでスマートスピーカーで、ディスプレイ表示が可能なのはEcho Spotしかありませんでした。

Echo Spotは小型かつ円形で置き時計的に使えるのがメリットだったのですが、その形状から情報量に物足りない部分があります。

以下では、Echo ShowとEcho Spotを比較し、それぞれの違いについて見ていきましょう。

画面表示について

▲まずは音楽の歌詞表示機能。Echo Showは大画面で文字もかなり見やすい。一方Echo Showは文字は若干小さいものの、歌詞の文脈はわかる。遠目からみるならEcho Showがダントツで優れている。
▲リマインダー機能の比較。これはEcho Showの方がかなり閲覧性が高く、文字も大きくで確認しやすい。
▲天気もかなり見やすくなっているが、情報量という点ではEcho Spotとそこまで変わらない。
▲Prime Videoの比較。これはEcho Showの圧勝。Echo Spotでは見る気になれない。特に映画とかを見るなら確実にEcho Showの方が良い。

本体のサイズ比較

本体は比較的大型で奥行きが結構あります。これも同ディスプレイ搭載モデルのEcho Spotと比較してみました。

▲Echo Spotとの大きさ比較。まずは正面から見た大きさです。
▲奥行きはかなりの違いがあります。

参考までに機器諸元は以下の通りです。

 Echo ShowEcho Spot
画面2.5インチ タッチスクリーン:480×48010.1インチタッチスクリーン:1280×800 HD
カメラVGA5MP
スピーカー2.0インチ×2パッシブラジエーター、Dolbyデュアルスピーカー1.4インチウーファー、0.8インチツイーター
外部出力BluetoothBluetooth+AUX
スマートホームハブ×
サイズと重量246 x 174 x 107 mm、1,755g104 x 97 x 91 mm、419g

筐体について

▲上部にはボリュームボタンとミュートボタンがあり、声でなくてもこの物理ボタンを使って操作することができます。
▲外部出力はBluetoothのみ。30WのAC電源で給電。

アクションボタンがありませんが、基本的にはEcho Showのディスプレイ上部からのプルダウンメニューで、詳細設定などを行います。この点はタブレットとあまり変わりはありません。

▲視野角も良好。歌詞再生は遠め、横からでもはっきり見える。
▲ちなみにEcho Showのディスプレイは映り込みがかなり激しいです。
▲できればセットで買える専用の反射防止フィルムは買っておいた方が良いでしょう。
▲スタンドは角度調節ができます。これは設置場所次第でお好みで。あとから必要であれば買い足すでよいかと思います。

Echo Showの筐体特徴についてはこんな感じです。続いて、Echo Showを導入して良かった点を述べていきます。

スピーカー・音質について

見た目がタブレットのような感じだったので、正直言うと同等モデルのFire HDシリーズやEcho Spotのイメージを引きずっており、Echo Showの音質にはあまり期待していませんでした。

しかし、使ってみて思ったのは、Echo Showの音質は相当に良かったということです。

▲全パターン実際に家の中で聞いてみました。(今度動画にします。)

単体の中では最もよく、迫力のある音質で楽しむことができます。それは、やはり単体で唯一のステレオ再生が可能であることが大きいです。

特に低音域がウーファーが搭載されていないことで、これが軽めなんじゃないかと不安だったのですが、代わりにパッシブラジエーターが2基搭載されていることで、かなり迫力のある音楽再生や動画再生などが可能です。

Echo Plus×2・エコーサブの2.1chステレオ再生と比較すると、サラウンド感などさすがに負ける部分がありましたが、それに次いで良いと感じました。

この音質の良さは、後述するプライムビデオの再生やゲームスキルでも役立ちます。映画の視聴なんかはこれでみると結構迫力ありますよ!とてもこのサイズ感のデバイスとは思えません。

ただ、デフォルトだとちょっと低音が効きすぎな印象であり、やや機械的に作られたような低音でもあったため、もしこれが気になる方は、イコライザーで調整しましょう。

▲このような簡易的なイコライザーがあり、ある程度調節できます。Echo Showは初期状態だと低音が強めなので、これで抑えるのがよいかもしれません。本体を上からスワイプ>設定>サウンドでイコライザーへいけます。

ということで、大画面ディスプレイが目立ちがちなEcho Showでありますが、実は音質面でもかなり優れたデバイスであることをまず掲載しておきます。

Alexaの機能性について

続いて、機能性についてみていきます。ここで示す機能性とはAlexaでできることに対するレビューです。

ちなみにこの記事では、特筆すべき点のみ掲載しています。機能詳細を知りたい方は以下の記事をご参考ください。

Amazon Echo Showでできること・使い方|大画面でAlexaをもっと楽しく!

プライムビデオ

この製品の最大の特徴は、多くで謳われているように、プライムビデオが見られる点です。

これによっていちいちリモコンやスマホで操作しなくとも、見たい動画をEcho Showに話しかけるだけで簡単即座に見ることができるようになります。

プライムビデオへのアクセスがややしずらい

「アレクサ、プライムビデオを見せて」といえば、プライムビデオのメニューが開く。ただしこれは「プライムビデオを再生して」や「プライムビデオを開いて」といったセリフにはほぼ応答せずAlexaの認識精度があまり高くない。

タイトル検索も可能だが精度はそこまで高くない

映画やテレビ番組のタイトルでそのまま再生できます。これは、タイトルの一部を言えばヒットしてくれたりしなかったりといった感じで、精度はそこまでよくありません。

ウォッチリストの番号指定が便利

「アレクサ、ウォッチリストを見せて」でウォッチリストを指定することができます。リスト上の番号を指定することで再生できるため、私としてはここから再生するのが最も使い勝手が良いです。Alexaの精度があまり良くないので、スマホやFireタブレットで見たいのをあらかじめ登録しておき、Echo Showではここから選択するのが一番簡単に操作できました。

ちなみにEcho Show側からウォッチリストに登録できないのがネックです。これができると使い勝手が上がるので、対応してほしいところ。

直前に見ていた番組をそのままEcho Show上で再生できる

この再生は各デバイス間で同期を取ることができます。例えばリビングのテレビでFire TVを見て寝室のEcho Showでそのまま続きを再生なんてことが可能です。

特定のシリーズを指定することができる

例えば、「アレクサ、24-TWNETY FOUR(TV番組・ドラマのシリーズ)のシーズン6を見せて」といえば、任意のシーズンを見ることができます。これは海外ドラマで特に重宝します。映画の場合、特定のチャプターへ飛んだりすることも可能です。

コントロール関連機能は「巻き戻し」が特に便利

AudibleやKindle読み上げでも利用できていた本機能は、プライムビデオの再生でも可能です。

特にちょっと見逃したときや少し部屋を離れて戻ってきた際に、Echo Showに話しかけて即座に巻き戻しができるというのは、大きなメリットです。

ブラウザ周りの機能

Echo ShowではWebブラウザにも対応しています。これにより、タブレットさながらに調べ物をタッチパネル上で実施できるようになります。

搭載ブラウザは、Fireタブレットでも使えるAmazon謹製の「Silk(シルク)」とおなじみ「Firefox」です。

ブラウザは、「Googleを開いて」または「FireFoxを開いて」といったワードで開くことができます。何故か「Silkを開いて」では起動できず、競合他社の商標のみヒットするのが面白い点。

ちなみに、ハンズフリーならではとして、音声によるダイレクト検索やブラウザに表示されている情報の音声読み上げ、自動スクロール、音声での戻る/進むといったおよそ想定できうるコントロール系機能にはほとんど対応しておらず操作の柔軟性は低いです。このへんはタップ操作が必要になってきます。

また、同一アカウントに設定したFireタブレットのSilkとブックマーク同期させることなどといったこともできないようです。

今後こういった音声のみでハンズフリーに様々なことができると、このEcho Show上でのブラウザの利用頻度は上がってくるんじゃないかなと思いますが、現状は最低限の調べ物ができるくらいの使い勝手です。

YouTubeの操作は頑張っていると思うが微妙

ちなみにEcho Showでは、スマートスピーカーの競合でもあるGoogleのYouTubeも再生可能です。

ただし、競合ということもあってかYouTubeの専用スキルといったようなものはなく、後述するWebブラウザから利用可能です。

Webブラウザ経由といっても、「YouTubeを開いて」と言えば、ダイレクトにYouTubeのトップ画面が表示されるといった仕様になっています。いちいちYouTubeサイトを開くためのキーワード検索やURL指定をしなくても大丈夫です。

また、先述のプライムビデオでできたような「ボリューム上げ下げ」も本体の機能として一応利用することができます。

ただし、ChromeCastでできたような、「YouTubeで”ヒカキン”の動画を再生して」といったように、ある特定のチャンネルを音声検索して再生といったことまではできません。同様に、巻き戻しや早送り、動画の再開といった細かいコントロールはできません。

このように、ブラウザ周りの機能は最低限といったところで、スマートフォンやタブレットに手を伸ばした方がストレスがないかと思います。

その他サービスの動画再生は実質非対応

プライムビデオやYouTube以外では、一部Web検索の動画(Daily Motionなど)が見れたりするくらいです。特にFire TVシリーズですでに対応しているHuluやNetFlixあたりは再生できるようにしてもらいたいところですね。

海外版ではHuluがすでに見られるようで、これは日本にも来ることを期待しましょう。

フラッシュニュース

プライムビデオでもそうでしたが、これもEcho Spotよりも、テレビと同じ形である長方形(アスペクト16:10)のディスプレイであるEcho Showのほうが見やすい事は言うまでもないでしょう。

プライムビデオのことを含めると、ミニマムなテレビという感じに利用できるのも非常に嬉しい点です。

ただ、やはりもうちょっとスキルの種類が増えてくれると嬉しいですね。

ショッピング関連機能

Amazon EchoシリーズはAmazonがメーカーであることから、Alexa上で買い物ができることが大きな特徴の一つです。

さらにEcho Showであれば、その大画面を生かし、色々な操作・情報表示ができます。以下そのレビューです。

Amazonショッピング

Amazonでのショッピングは、Echo Showの方が一覧性に優れています。大画面であるがゆえにタッチパネルで商品選択もしやすいです。

▲商品画像もはっきりと、価格や評価数もしっかり確認できる。
▲こんな感じで一覧性が高いのがメリット。注文はタッチパネルで行える。

なお、商品は詳細情報を見ることは可能ですが、Echo Show上でレビュー詳細を読むことはできません。これを読み上げたりしてくれると、購入判断の良い指標になるのでいいんですけどね。

ということで現状私としては、直接購入するよりも、「カートに追加」をメインにしています。定期的に買うものや急ぎで買うものでなければ、じっくり選んでから購入したいためです。

カートに入れておけば買い物自体を忘れたりすることもありません。とりあえず買いたいものがあったらEcho Showに話しかけてポイっとカートに入れておく、関連製品はあとでじっくり比較する、このくらいの気軽な使い方が音声ショッピングにはいいんじゃないかなと思います。

出前館は素晴らしい。もっとAmazon Pay対応が増えてほしい

ショッピング関連で特に驚いたのがこの「出前館」というスキルです。

created by Rinker
夢の街創造委員会株式会社

これはAmazon Payにも対応しており、商品の選択から注文までAlexa上で音声で全て実施できるというのが驚くべき点。

以下簡単な流れです。

▲まずは住所を選択。左に出ている番号を言うと、正しいものを指定することができます。
▲続いて出前したいものを選択。タッチパネルでも選択できますが、「番号」を伝えることで、話しかけて指定することができます。出前の到着時間を一覧できるのが便利ですね。中々しっかり作り込まれたUIです。
▲ここでも表示されている番号を話しかけてメニューを選択します。右下には最低注文金額が表示されており、これを満たす必要があります。
▲最後に「注文しますか?」と言われるので、はいといえば注文されます。別の料理を選びたければ、一旦カートを削除して選びなおす必要があります。
▲注文履歴が見つからなかったのですが、このような形でメールが届いてました。”(氏名)アレクサ様”となっているのが面白いw

正直半信半疑でしたが、到着時間より15分程度遅れたものの、本当に出前が届きました!

このようなAmazon Payを使ってAlexaで注文できるものというのは今後増えていくと思います。企業側も容易にマネタイズできますしね。これによって、Echo Showで様々な買い物ができるようになることに期待ですね。

この「話しかけて出前を注文する」という体験は中々画期的でした。何も音声だけですべて完結させるのではなく、Echo Showの大画面タッチパネルを併用すればよいと思いますが、スマートフォンやタブレットのように、ロック画面を解除して、目的のショップのアプリを開いて探してなんてことをせずに、Alexaに思うがままに話しかければリコメンドしてくれるので楽だからです。

しかも操作もAlexaと対話しながらで気がついたら注文できています。この手軽さはすごい。ながら作業しながらでも買えちゃうわけです。

Amazonフォト連携

これは現時点でも、スライドショーの再生も話しかけて利用できるのが嬉しいですね。待機状態では、これを垂れ流ししたりもして、ちょっと部屋を彩ることもできたりします。

このAmazonフォト連携は音楽をバックグラウンドで再生しながら利用できたりするのが嬉しい点。写真を見ながら、お好みの音楽をかけてちょっと思いにふけったりなんてことも。

ちなみに内蔵カメラで写真を撮ることができるのですが、家の中で写真を撮ることはほぼないため、私としてはいまいち使いところがありませんでした。

今後、海外のEcho Lookのように自分用のファッションスナップ・ファッションチェック的な要素が出てくると面白くなるのかもしれません。

スマートホーム機能

スマートホーム関連で現状ディスプレイ対応しているものは、私の知っている限りスマート家電コントローラ(RS-WFIREX3)の室内の温度/湿度/明るさ表示と、ネットワークカメラ:Arloくらいです。

これをスマートホームスキル対応のものであれば、Echo Showのタッチパネルから家電(定型アクション含む)の操作できるのも地味に嬉しい点。声出す方がめんどくさい時はここからポチッとできます。

▲このようにオンオフ操作に対応。

ちなみにEcho Showはスマートホームハブも内蔵しています。これにより、Philips HueのようなZigbee規格で通信されるデバイスであれば、セットアップやネットワークハブ不要で接続することが可能です。

現状はやはりできることがちょっと少ないかなと思います。スマートホームのコントロールセンターのような位置付けでEcho Showを据えるには、スマートホームデバイス側が追いついていないというのもありますが、AlexaのスマートホームスキルAPIがもう少し色々な操作に対応できるようにすることが重要なのではないかなと思います。

これは、随時日本対応してきており、さらに機能追加も発表されているため、期待しましょう。

音楽関連

Echo Showにおける歌詞のディスプレイ表示は最高に良いです。現状でもかなり満足しています。

Music Unlimitedであればかなり見やすく、しかも自動スクロールして再生してくれます。これによって、前後の文脈をしっかり追えるところにとても気に入っています。

ちなみに音楽関連では、これ以外にもカラオケが可能なスキルが存在します。

▲カラオケJOYSOUNDのスキル。本物のカラオケのように楽しめる。

「音楽メインなのでディスプレイは必要ない!」という方もいるかもしれませんが、個人的には、音楽利用メインだからこそむしろEcho Showをオススメします。

単体では最も高音質で再生できますし、楽曲を楽しむことから、歌詞を覚えたり、カラオケにも利用できたりとより多くのことを楽しめますよ!

この音楽再生関連は、今までスピーカーモデルのEchoで培ってきたからか、かなり完成度が高いです。ぜひお試しあれ!

ビデオ通話

Echo Showではその大画面ディスプレイを生かしビデオ通話も可能です。

私は今のところあまり試せていないのですが、Echoデバイスを設置していれば、遠隔地でもビデオ通話することが可能です。

また、それ以外にもメッセージ送受信もできますし、呼びかけ機能を用いて家庭内での内線的に利用するのも良さそうですね。

海外ではSkypeにも対応しているようですが、これができるとEcho端末を持っていない相手でも、Alexaから通話できるので相当便利になりそうなので、今後に大期待です。

これがどんどん進化すれば、Echo Showはもはや固定電話を代替するくらいの存在になりそうですね。今後実家とかに設置して、積極的に利用していきたい機能です。

カレンダー

カレンダーもディスプレイ表示させることが可能です。視認性が良く、カレンダーへのメモまで表示してくれるのが嬉しい点。

しかし、Echo Showでは、ディスプレイの一覧表示が可能なのですが、現状その大画面を生かしきれているとは言えません。

カレンダーは予定の登録はできるのですが、今のところ編集ができないのが残念なところ。

▲また、月表示にも対応していないようで、このような形で列表示のみ見ることができます。

これはもうちょっと色々できるとありがたい部分。現状、痒いところに手が届かないかなと感じています。

どこに置くのが適切か

さて、ここまでEcho Showの筐体特性やAlexaの機能性を見てきましたが、Alexaが利用できる製品でEcho Showと同じような性質を持つデバイスとして、「Echo Spot」だけでなく、「Fire HDタブレット」や「Fire TV Stick(テレビ)」がすでに存在しています。

特にFire HDシリーズは10がShowモードに対応したことにより、より可搬性に優れるAlexa端末も出てきています。

Echo Showはこれらと異なり、ハンズフリーで音声操作できるのがメリットですが、ここまで指摘した通り、Alexaの認識精度がまだそこまでよくないため、今はまだタップ操作とかも必要になってくると思います。

とすると、現状のEcho Showは果たしてかゆいところに手が届くデバイスなのか、使いどころが分からないデバイスなのかが評価できず、どこで利用するのが良いか、その個人的な検討過程を勝手ながら掲載したいと思います。

リビング

個人的にはここに設置することを目的として購入していません。ここはテレビがあるので、+Fire TV StickでEcho Showのできることの大半が事足りてしまうためです。

Echo Show最大の売りであるプライムビデオも、テレビ+Fire TV Stick(音声+リモコン)で見た方が大画面だし、操作性もいいしでこちらで見てしまいます。別に無理に音声だけで全て操作する必要もありませんしね。

実際にリビングに置いて利用してみましたが、やはり映画とかを見るには、いちいちEcho Showのような小さいディスプレイで見る必要性を感じず、普通にテレビにFire TV Stickを挿して見れば良いからです。

かといって動画閲覧用でなく、ちょっとした情報表示用のディスプレイであればEcho Spotで大半事足ります。

唯一使い所があるシーンとしては、食卓とかタンスの上の棚とかにスポット的に置くといった感じかなといったところでした。

テレビのある家庭では、Fire TV Stickを買った方が安上がりでプライムビデオが見れたりしますし、こちらの方がNetFlixとかにも対応しているので、良いです。テレビがない家庭でも、Echo Showとほぼ同等の価格でコンパクトな22インチくらいのテレビが買えたりもするので、Echo Showよりもこちらの方が利便性が高いです。

リビングで使うには、広い家にスポット的に一台導入(音楽再生専用機やデジタルフォトフレーム、ちょっとした動画再生用に)するといったところが、主だった使い方かなと思います。

寝室

当初の想定では、寝室に置くことも考えていました。ミニテレビ的にナイトテーブルにおけるちょうどいいサイズ感だったので。実際に利用もしてみました。

それで思ったのが、確かにミニテレビ的に利用できるのですが、寝返り打ったりとかも考えると、Fire HDのようなモビリティなデバイスの方が良いかなと思いました。

かといって目覚まし時計やちょっとした天気やニュースを見るだけのデバイスとしての利用であれば、Echo Spotのようなコンパクトなデバイスで十分。

寝室でも映画とかみたいであれば、テレビ+Fire TVを買えばおっけー。

これらの用途を一台で包括できるかというと、そうでもないのがEcho Show。

加えて、Echo Showのスピーカーは寝室に置くデバイスとしてはちょっとオーバースペックであるとも思いました。先に紹介したようにEcho Showは音質面で非常に優れる点があるのですが、寝室では逆に騒がしいですし、イージーリスニング的に利用できるEcho DotやEcho Spotの方が返って良かったりもします。

あくまで個人的な意見で部屋の環境次第ということもあるのですが、当初想定していた寝室利用もあまり合いませんでした。

書斎(デスク)

これも当初想定していた場所です。サブモニター的な位置付けでエンタメ専用機として作業時に映像垂れ流しで見るデバイスとして利用しようとしていました。

ただ実際に使ってみて予想外だったのが、Echo Showのサイズ感は想像以上に大きかったことです。

上記の画像では伝わらないかもしれませんが、私のデスクの横幅は140cmで、27インチiMacを置いていることもあり、かなり窮屈になります。また以外にも奥行きがあってそこも気を使わないといけません。

ディスプレイが大きく、奥行きもあることから比較的手前に配置することになります。そうすると、単なるながら作業目的として配置するにしてはこのディスプレイは大きく存在感がありすぎて、メインディスプレイであるiMacにあまり集中できませんでした。

加えてスピーカーもリッチすぎるので、作業時には少し騒がしいかなと思いました。音量調節やイコライザーで調節できるものの、寝室と同じような理由でイージーリスニング的に利用できるEcho DotとEcho Spotの方が使い勝手がよかったです。

▲ここではEcho Spotの方がしっくりきました。情報表示がほどほどで煩くなく配置に小回りが効くのも良い。置き時計的な見た目もいいですね。

もちろん環境によって異なりますが、Echo Showはディスプレイ的にもスピーカー的にも想像以上に存在感があることが、返ってその部屋で行うべきことを妨げる可能性があることには購入前によく検討いただいた方がよいかなと思いました。

Alexa搭載かつAmazonのサービスに接続できるデバイスがこれだけだったらEcho Show一択なのですが、AmazonデバイスにはFireタブレットやFire TV、Echoシリーズなど色々選択肢がありますからね。

全部入りだからといって必ずしもこれが最適解とはいえないシーンが思った以上に多かったといった感想です。

キッチン

私が購入前にEcho Showを最も利用してみたかったのは、キッチンです。

Echo Showは手で操作できない状況下で、かつ調理動画やレシピ情報を閲覧性高く見ることができるデバイスとして、絶妙だなと思って購入しました。

Echo Spotは見えないし、料理情報を一覧するにはスクロールが必要になるシーンが多かったので。

実際に利用してみて、DELISH KITCHENのような料理動画を見ながら料理するというのは思ったより再生停止の手間があり、料理をする前にざっと動画を流し見る、くらいのことしかやらなかったのですが、クックパッドのレシピ検索は中々使い勝手が良いです。

▲材料が一覧できたり・・・
▲手順読み上げもしてくれる。このへんはディスプレイに情報が残ってくれる文字情報の方が合う。料理映像のように一々再生停止・巻き戻しをしなくてよいのが気に入っている点。

他にも以下のような用途で重宝しました。

  • プライムビデオのテレビ番組系の垂れ流し(皿洗いとかのめんどい作業の時に気が紛れる。スピーカースペックが高いので、水音に紛れず比較的よく聞こえる。)
  • タイマー・アラーム(湯せん系で重宝)
  • 音楽(歌いながら料理は気が紛れて楽しいw歌詞も見やすくカラオケ感覚として)
  • フラッシュニュースを再生(ながら作業として)
  • リマインダー・買い物リスト(買い忘れ・買っておきたいの簡易メモ)
  • 音声ショッピング(後述)

という風にやはり中々使い勝手が良かったです。私は一人暮らしなのでやってないですが、各部屋に設置してコミュニケーション機能の「呼びかけ」とかに使うのも便利だと思います。(ごはんできたよ〜みたいな感じで)

このように、(音声操作前提のため)少し遠めからでも、視認性よく満足に操作できるのがEcho Showの大きなメリットですね。

ただ注意点としては、防水対応していないので水はね油はねにはかなり注意が必要なのと、やはりそのサイズ感から、そこそこの設置スペースが必要なことです。

▲Echo Showはキッチンではこのように置いています。

「ニトリの調味料スタンド」の形状が絶妙にフィット感があり、気に入っています笑 サランラップで雑に水はね油はねを保護!視点からちょうどいい高さで上下に色々置けるのでいい感じです。

あと料理中にアレが足りないな〜と思った時に音声ショッピングができるのが中々便利です。私の場合、その場で決済しなくても買い物かごに入れておいてあとでゆっくりスマホで見定めてから注文という使い方が多いです。

ただ、できればAmazon Fresh(生鮮食品系)にも対応してもらいたいかな〜と思います。たいてい買い忘れたとか買っておきたいと思う時はちょっとした食材ばかりなのですが、これが出てこなくてイライラするので。

通路

実はキッチンで利用していて気づいたこととして、Echo Showは通路に置くには中々良いデバイスだと思いました。

私の家は廊下にキッチンがあるタイプなので、実質通路にEcho Showが置かれていることになります。

これがちょっとしたトイレへの移動の際の途中に置いておくと、デジタルフォトフレームのように写真をスライド再生させておいて、その場を少し明るくさせたり、出かける前に天気予報を聞いたりすることもできます。Alexaが自動再生するニュース表示とかも中々さりげなくて良い感じです。

▲こういうサジェスチョンとかのこと。時刻も天気もニュースもサッと一覧できるので良い。もちろん気になる情報があればその場でAlexaに話しかけることができる。

私はキッチン(=廊下)にこれが設置されていますが、玄関の下駄箱の棚があるお宅にEcho Showを置いておくと、帰宅時や来客時にちょっと気が利いたデバイスとして使えそうな感じでした。ビデオ通話と組み合わせてインターホンのように使うことや、スマートホームと連携させてもよさそうですね。

Echo Showは大画面ディスプレイでかつ音声操作前提なので、このようなちょっとした移動時にサッと情報表示をするにはベストなデバイスだなと思いました。スマホやタブレットは持ち歩いてタップ操作(歩きスマホのようなことを)せねばなりませんし、Echo Spotを置くには小さすぎて、覗かないと見えにくいためです。

うまい表現ができませんが、このようにパーソナルなデジタルサイネージ的に利用するのはEcho Showにしかできない使い方かなと思いました。

Echo Showの発展性について

正直いってしまうと、今のところ素直に完成度が高いとは言えない現状です。

また、Amazonが多くの類似デバイスをすでに市場へ投入していることで、相対的にEcho Showの価値を感じることがイマイチできていません。

私はたまたまキッチンという場所がハマったので良いのですが、多くの人にとっては、FireタブレットとFire Stick、Echo Spotあたりを組み合わせて使った方が利便性も良く安上がりなのではと使ってみて思いました。

ただ、このEcho Showはその製品自体が失敗だったかというと、そうは思っていないです。あくまで「スマートディスプレイ」としてみると、これまで述べてきたように音声操作を主軸に据え、画像・音楽・映像系などのマルチメディアコンテンツにフルコミットした、初のデバイスなのではないかなと思っています。

よって、Echo Showは、Echoシリーズの最上位モデルというよりかは、「スマートディスプレイの処女作の一つ」として見るべきです。未だアーリーアダプター向けの製品であり、これ1台で完成品として全てを手に入れようとするよりは、他のEchoやFireデバイスなども含めて総合的に購入検討した方が良いかなと思います。

そのEcho Showが一旦の段階で化けるには、結論としては極めてシンプルで、もっとAlexaさんが成長する必要があるかなと使ってみて思いました。

今回記事の随所に述べた改善点や不満点、期待したい点を以下にざっとまとめました。

  • 全般的な認識精度の強化(例えば「プライムビデオを再生して」や「プライムビデオを開いて」では反応しにくく、「アレクサ、プライムビデオを見せて」には反応するとか諸々)
  • ウォッチリストへの登録
  • ブラウザ「Silkを開いて」への対応
  • ブラウザのコントロール関連機能の追加
  • HuluやNetflixや他動画サービスへの対応
  • Amazon Pay対応のスキルの増加
  • スマートホームスキルAPIのさらなる機能追加とディスプレイ上でできる操作の柔軟性(スマートホームデバイスに依存しないAlexaの体系の中での操作強化)
  • Skype通話
  • カレンダーの編集・月表示
  • Amazonフレッシュへの対応

あくまで今回の記事で述べた限りの内容ですが、ここらへんを今後経過観察をして改善が見られれば、再評価していきたいと思います。

おわりに

Echo Showは、全部入りだからと言って飛びつくのではなく、その設置場所と現状できることを踏まえた上での利用用途を完璧にイメージできたら購入すべきかなと思います。

なんせ他に似たような用途での選択肢が多くある以上、それらも含め総合的に判断すれば、Echo Showを絶対的にオススメできるポイントがかなり限られます。

なんというかEchoシリーズの到達点であり、スマートディスプレイの出発点みたいなこの雰囲気、とても面白いガジェットですね。

Amazon Echo(Alexa)を利用する上で欠かせない「Amazonプライム」のサービス
“7/5追記”
冒頭に述べた通り、新発売の「Echo Show 5」は使い勝手・コスパがかなりよく、現在ではこちらをオススメします。
echo show 5【レビュー】Echo Show 5、扱いやすい上に万能。あらゆるシーンで活用できるスマートディスプレイの大本命

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